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福山雅治の「不適切会合」シモネタ発言から考える。今の時代に求められる面白さ

福山雅治の「不適切会合」シモネタ発言から考える。今の時代に求められる面白さ

フジテレビの一連の問題をめぐり、第三者委員会から「女性アナウンサーが出席する不適切な会合」と認定された懇親会に、歌手で俳優の福山雅治さんが出席していたと、所属事務所が明らかにしました。8月19日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、このニュースを基に小高直子アナウンサーが、今の時代に求められる「面白さ」について考えます。

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性的な発言

そもそも福山氏が参加した会合とは、どのようなものだったのでしょうか。

小高「以前問題になっていた、中居氏が開催したパーティーとは別の会合ですね。ただ事件以降、似たような案件があったんじゃないかっていうとことまで調べているので、そんな中で不適切だと認定された会だということですね」

福山氏は週刊誌『女性セブン』の記事で、懇親会で性的な内容を伴う発言をしたことを認め、「深く反省しております」とコメントしました。

第三者委員会の報告書によると、会合はフジテレビ元専務の大多亮氏が開催したもので、フジテレビの女性アナウンサーが少なくとも19人参加し、性的な内容を含む会話が不快だったと感じた出席者がいたとのこと。

福山氏の所属事務所は「あくまで仕事先の食事会にお招きいただいたという認識のもと出席した」と説明しているようです。
また、福山氏は自身のXにて「関係者に対しての詮索、特定、誹謗中傷が発生する可能性を鑑み、こちらからの発信は控えておりました」とコメントしています。

世間の反応

この話題を受けて、リスナーからはこんな投稿が届きました。

「福山雅治って当たり前のようにシモネタを連発するのが当然だと思っていましたが、それを不快だというのはなんだかなという感じです。それがアイデンティティみたいな人なのに、何をいまさらシモネタに文句付けているんでしょうか」(Aさん)

「そもそも福山さんは昔からシモネタ全開の話をする人です。問題となっている会合で福山さんが不適切な発言をしたとして、それはアナウンサーに嫌がらせをしたり、性接待を強要したりする内容だったのでしょうか?
無論、本人にそのつもりがなくとも、周囲が不快に思えばセクシャルハラスメントとなってはしまうのですが」(Bさん)

福山氏のキャラクターもあり、「性的な発言をするなんて」といった批判が大々的に噴出しているわけではないようです。

シモネタキャラならOK?

ただこれに対して、小高は違和感を唱えます。

小高「シモネタで押しているキャラクターだから、そういった発言が不快だと抗議するのはどうなの?という主張は、またちょっと違うかなと私は思います」

俳優、歌手、お笑い芸人、声優などメディアに露出のある芸能人の中でも、いわゆる「シモネタ」を持ちネタとしていたり、そういった話題を好む人であるとキャラクター付けされ、それが多くの人に認知されている人もいます。

小高「でもあくまでプライベートな状態での会合の中で、少なくとも不快だと感じた人が複数人いるという事実は、やっぱり福山さんがしてはいけない発言をしたということなんだと思います」

性的な発言を「不快だ」と感じたという事実に、発言者のキャラクター性は関係ないと考える小高。

求められるのは「誰も傷つかない笑い」

そして自身もシモネタが好きだというリスナーからは、こんな意見が寄せられました。​​​​​​

「シモネタを言う時は、場所やメンバーを間違えてはいけないと思っています。認識をアップデートしなくてはいけません。
シモネタを笑いにするためにはコントロールが必要だということです。しかし昨今はだんだん使用範囲が狭まってきているのがつらいところです」(Cさん)

小高「以前はカテゴライズされた一部の人達が面白ければOK、みたいな話になっていましたけど、最近は傷つく人が一部にはいる、という部分がちゃんと言われるようになってきていますね」

仮に10人中9人が面白くても、1人にとっては不快となりうる内容であれば適切ではないともされる傾向にあります。いわゆる「イジリ」で笑いを取るのも一昔前は定番でしたが、近年は少なくなったように思います。

小高「笑わせるためのツールであるなら、笑えない人がいてはいけないよね、ということでしょう」

今回問題となったシモネタだけにとどまらず、あらゆる内容に関して配慮を求められる時代となっているようです。
(吉村)
 

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