過酷な環境を和らげる効果が?ライフセーバー仕様の帽子

プールや海水浴などで来場者を見守っているライフセーバー。炎天下の過酷な環境で働く彼らの熱中症対策はどうなっているのでしょうか?8月6日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、ライフガードの帽子について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが取り上げます。
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気温の40度超えが連日報じられており、暑さ対策は必須。
そんな中、一般社団法人ウォーターセーフティプロモーションでは、暑さに対処するための帽子を作ったとのこと。
小高「この団体は、ライフセーバーの育成や水辺の安全管理活動をされているんです」
つボイ「ライフセーバーと言えば、特に夏が忙しそうですよね。プールや海で活動されていて大変ですよ」
毎年ライフセーバーには監視業務中に体調不良を起こす人がいます。
そこで仲間を守るために開発されたのが、特殊構造の帽子だそうです。
愛知県の企業と共同開発
開発されたのは「ライフガードハット」という、熱中症対策に特化した帽子です。愛知県西尾市のメーカー、株式会社丸福繊維と共同開発したとのこと。
丸福繊維には「暑さ対策帽子ShaBo」という製品があり、これをベースにライフセーバーの経験を活かしてさらに改造して作ったそうです。
つボイ「なるほど、地元企業との共同開発ということですね」
小高「子の帽子、頭の部分に使われているのが丸福繊維の独自技術『ShaBoアルミクールテック』って言うんですが、銀色の布で高い遮熱・遮光効果が特徴の素材なんですって」
太陽光を約80%、紫外線を約95%カットできるとのこと。
つボイも写真を見て「風通しがよさそうな生地」とコメント。風も通しやすく、一般的な帽子と比べても10℃以上涼しく感じられるそうです。
ライフセーバー以外も使用可能
帽子の色は赤で、遠くからでも目立つような仕様になっており、助けを求める際にも役立ちそうです。
その他の工夫としては、仕事の際に視界を確保できるよう帽子のつばを丸めて固定できるボタン、ビニール手袋などを入れられる小さなポケットもついており、ライフセーバーとして便利な設計です。
また、暗い場所でも目立つよう再帰反射素材も使われており、被る人の安全にも配慮されていると言います。
つボイ「今の話を聞いていると、ライフセーバーの方以外でも、熱い屋外で仕事をする方にとってもいいグッズじゃないかなと思いますね」
小高「そうですね。別にライフセーバー以外は使っちゃいけないというルールはないので、建設現場、配送業、イベント設営など屋外で活動せざるを得ない多くの労働者の方々にとってもお役に立てるんじゃないですかね」
この6月から企業に対して熱中症対策が義務づけられており、その対策にも貢献できる商品とのこと。
どなたでも購入可能ですので、興味がある方は一度ホームページを見てください。
(葉月智世)
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