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いつ誰ががんになってもおかしくない時代…外見が変わったらどうする?

いつ誰ががんになってもおかしくない時代…外見が変わったらどうする?

一生のうち2人に1人ががんと診断される時代と言われるようになりました。近年は通院で治療と仕事などを続けながら今までと変わりない生活を送る人も増えているそうです。6月18日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、6月21日の「がん支えあいの日」について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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がん患者と家族を支援する日

現在、この番組のパーソナリティーであるつボイも前立腺がんの治療中で、まさにがんと向き合っています。

小高「がん支え合いの日は、社会全体でがんについて考えて、お互いに支え合おう、患者が自分らしい生活を送るための支援を始める日という考えから、がん患者その家族を支援するNPO法人キャンサーリボンズが制定したそうです」

つボイ「がんは種類やステージにもよりますけど入院ってイメージありますけど、ご覧の通り私も仕事しながら通院治療しているってのは、まさに今の説明と同じですよ」

実際に、治療と仕事を両立させている本人が言うと説得力があります。

眉メイクのワークショップをする理由

がん支え合いの日を前に、名古屋市内の「Amber Res Aoi」が眉メイクのワークショップを開催したそう。

つボイ「がん支援で?眉メイクのワークショップ?ちょっとよくわからないんですけど」

小高「つながりが見えにくいですか?この番組では、がん治療で髪が抜けてしまった人にウイッグをプレゼントするヘアドネーションが話題になりますよね?リスナーからも時々、ヘアドネーションをしたというお便りをいただきますが、がん治療では眉毛も抜けてしまうことが多いんです」

抗がん剤などの治療内容にもよりますが、髪や眉毛だけではなく、身体に生えているあらゆる毛が抜けます。
眉毛が抜けると、外見的な印象も大きく変わり気持ちが落ち込むこともあり、鏡を見る度に変化した外見にショックを受ける人もおり、いかに見た目を維持できるかは切実な問題です。

外見の変化は社会生活に直結

イベントでは、治療で気持ちが沈みがちな方にそれぞれに似合う眉毛の形を提案し、自分で描けるようにするそう。患者本人だけでなく家族なども参加できます。

つボイ「何度も言いますけど、見た目って本当に大事です。明るい気持ちになれると、本当に色んな事にいい影響がありますよ」

医療現場では、治療と並行して患者が外見変化による心理的ショックを和らげたり、うまくケアできるように支援する「アピアランスケア」も進んでいます。
髪や眉以外にも、まつげが抜けたり、肌の色素沈着やかゆみ、爪の変色が出たり、本当に多様な症状が出るため、眉メイクだけでなく化粧の方法などを指導するケースもあるそうです。

気持ちが沈んだ患者は、外出などが億劫になったり、人付き合いがしづらいなど、ネガティブな影響があると言われています。

明るく前向きになれば、社会生活にも影響が少なく済み、何よりがん治療に対しても積極的に取り組めるということもあって、ヘアドネーションやウイッグ購入以外にも支援は高まっている昨今。
いつ自分ががんになるか分からないからこそ、興味を持ってみることも大切ではないかと締めくくりました。
(葉月智世)
 

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