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引っ越し業界、環境負荷に配慮

引っ越し業界、環境負荷に配慮

進学や入社・転勤などで引っ越しを予定している、または引っ越しが見込まれる人も増える時期。街中で引っ越し作業やトラックを見かける機会も増えてきます。2月19日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の『SDGsのつボ』コーナーは、最近の引っ越し業界が取り組む環境負荷問題について、つボイノリオと南部志穂アナウンサーが紹介します。

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トラックも環境にやさしく

最近、引っ越し業界でも環境問題への意識が高まっているそうです。

つボイ「荷造りとか、トラックの運送とか気を付けられそうなことがいろいろあるんじゃないですか?」

南部「そうなんです。まずは環境負荷の少ないトラック、燃費のいい車両を使う業者が増えてきています。
また、常に大きなトラックで引っ越し運送をするのではなく、運送する荷物の量に合わせたトラックを使って燃料消費の抑制や、CO2削減を意識している業者もいますよ」

トラックの燃料消費が削減できれば環境にもやさしく、同時に経費も削減できて一石二鳥となります。

段ボールだけでなく不用品選別も

引っ越しと言えば。これまで新品の段ボールを受け取って荷造りするケースが一般的でした。
今ではリユースの段ボールや、何度でも利用できる箱で荷造りする業者も出てきています。

つボイ「できるだけゴミを減らして資源を大切にすることは、環境に対してまずできることですよ」

ただでさえゴミや不用品が多く出る引っ越し。少しでもゴミを減らすことで「環境にもお財布にも優しい引っ越しができるのでは」と続けます。

引っ越しと言えば、プランも重要な選択ポイント。

荷物の量と作業量によって選択肢があるのは昔から変わりませんが、最近ではシニア向けプランとして引っ越し前に片付けの相談に乗り、処分するものを分別するアドバイスを含んだプランもあるそうです。
荷物が増えがちな人にとってはとてもありがたいプランです。

また業界大手のアート引越センターでは、女性作業員のみのチームで作業を行うプランもあるようで、ひとり暮らしの女性が不便な思いをしたりすることがないようにしており人気だとか。

業界の労働環境も改善へ

引っ越し業界では従業員の働きやすさ、健康への配慮もされるようになってきています。

南部「オンラインでの申し込みや、見積もりにタブレットを使用して手書きやコピーの煩雑な仕事を減らすなどの工夫は引っ越し業界に限りませんが、今次々と取り入れられているのは周知の事実ですね」

また定休日を設けて従業員をしっかりと休ませる会社も出てきており、働き方改革が進んでいる様子が伺えます。

つボイ「新生活への準備で慌ただしい時はどうしても環境への配慮や、他人への気遣いがおろそかになりがちですから。こんな時こそ、ちょっとした環境への配慮や気遣いを大切にしたいですね」

業者によっては、引き取った不用品から使える物をリサイクルするサービスもあるようなので、検討してみてもいいかもしれません。
(葉月智世)
 

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