グルメに続け!北海道ニセコでインバウンド客に人気のお土産とは
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今や日本全国で多くのインバウンド客が訪れていますが、北海道で人気の観光地となっているのがニセコ。スキーリゾート地として知られていたニセコは、外国人からパウダースノーの人気が高いそう。そのニセコで、新しいお土産が人気を集めているそうです。2月14日放送『CBCラジオ #プラス!』では、天野なな実が気になるニュースとして、10日に掲載された日本経済新聞の記事を紹介しました。聞き手は竹地祐治アナウンサーです。
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最近ニセコで新たに注目されているのは、自然を生かしたスキンケア商品だそうです。
「自然を生かした」とあるように原料が特徴的で、例えば北海道の近海で獲れたサケの皮や骨などから取れるコラーゲンを使った保湿ミスト。
竹地も意外な原料に「財布とかまでは想像できますけど、化粧品ですか?」とビックリ。
他にも地元の酒蔵で廃棄される予定だった酒粕を使ったクリームや、富良野のメロンの種から採れる油を使ったもの、北海道産の白樺樹液を配合したハンドクリームなど、名産・特産が原料に使用されているものが増えているとか。
これまで廃棄されていたものを活用しているのも特徴です。
アップサイクルに適った商品
竹地は「最近流行りのSDGs、サステナブルですね」とコメントしましたが、まさにそのとおりで、最近は「アップサイクル」とも言われています。
アップサイクルとは日本語で「想像的再利用」とも呼ばれるもので、今までなら捨てられていたような廃棄物や副産物などに対し、新たなアイデアを加えてより良い品質の商品や新しい価値を持つ商品を生み出すことです。
そのような商品がなぜニセコのお土産として注目を集めているのでしょうか。
天野がいろいろと調べてみたところ、ニセコに来る観光客のカラーによるところがあるようです。
経済的な余裕があって、いろいろ興味を持ったり目の肥えた海外の観光客にとって、ローカルで環境にも配慮し、さらにアップサイクルであることに魅力を感じる人が増えている、と見る天野。
今後もこの動きは高まりそう
これらの商品はニセコのホテルにアメニティとして置かれているものもあり、宿泊客が実際に使ってみて、他の人にも勧めようとまとめ買いするケースもあるそうです。
天野「ニセコがひとつのモデルとなって、他の日本中の地域でもこういった動きが増えていくといいなと思ったんですよ」
竹地「うまくその地域の特性を活かして、活用ができれば良いですよね。
何も日本のニセコだけではなくて、エストニア辺りでもサケの廃棄するような部分を利用して化粧品に使ったりというのがあるので、世界的な動き。
ただ、そんなに一般的じゃないものを地域特性でうまく活かしてというのが、ニセコだからできたということですよね」
SDGsの浸透が進む中、この動きは今後も広がっていきそうです。
(岡本)
番組紹介
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