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一度に3世代の橋が見られる道「震災の遺構として残された」崩壊した2代目の橋も

一度に3世代の橋が見られる道「震災の遺構として残された」崩壊した2代目の橋も

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、岩手県にある“世代交代の道”を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

完成から4年で撤去!?錦秋湖に架かる「仮橋」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

西和賀町にある「錦秋湖(きんしゅうこ)」には、2022年11月に完成したばかりの「仮橋」が架かっています。橋脚や鉄骨がむき出し状態のままですが、仮とは思えないほどしっかりした造りです。

2021年5月に発生した宮城県沖地震で地滑りが起き、この近くにある国道107号が通行止に。そのため、1年半かけて迂回するための仮橋が造られました。現在は新たな国道107号として山の中にトンネルを建設中。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

2026年にトンネルが完成し開通すると、仮橋の役割が終わり、撤去されるとのこと。仮橋は今しか走ることができない、期間限定の道です。

一度に3世代の橋が見られる!「祭畤大橋」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

岩手県南部の一関市を流れる磐井川の支流には、国道342号が走る大きな「祭畤(まつるべ)大橋」が架かっています。

その近くには崩れた状態の2代目「祭畤大橋」と、小さな初代「祭畤橋」が見られ、現役で使われている「祭畤大橋」は3代目。初代「祭畤橋」は人が通るのに十分な大きさのため、3代目の「祭畤大橋」と比べるとかなり小さいことが分かります。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

車の往来や大型化により、大きな2代目「祭畤大橋」が造られましたが、2008年に発生した岩手・宮城内陸地震により橋と国道342号は崩壊。震災の遺構として崩れた状態のまま残され、今は通行止めになっています。

「人類と自然との闘い。それの繰り返しで道がどんどん良くなっている」と道マニアは言います。

みなさんも、いつもと違う視点で世代交代の道を楽しんでみてはいかがでしょうか。

5月23日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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