厚着&半身浴も要注意!?間違いだらけの冷え症対策

2020年1月26日(日)放送 【第390回】
厚着&半身浴も要注意!?間違いだらけの冷え症対策

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:高田秋
ゲンキリサーチャー:くわばたりえ
ドクター:伊藤剛
ゲスト:西村知美
寒いこの時期のお悩みと言えば「冷え症」。色々と対策をしていても、方法が間違っていると逆効果になる事もあります。そこで今回は、冷え症を根本的に改善するための正しい対策法をご紹介します。

正しい冷え症対策

・厚着は要注意
防寒対策は必要ですが、汗をかくほど厚着をするのは逆効果。汗をかくと体温が下がるため、身体を冷やしてしまいます。冬場に厚着をした時は、こまめに上着を脱ぐなどして汗をかかないように調節しましょう。

・就寝時は温かくし過ぎない
電気毛布や厚着で汗をかくほど温度を上げる癖をつけていると、熱を放散しやすい身体になってしまいます。寒くて寝付けない場合は、電気毛布などで事前に布団を温めておくのにとどめて、就寝時の使用は控えるようにしましょう。湯たんぽは、徐々に温度が下がっていくのでOK。靴下を履く場合は、足首をしめつけないよう緩めのもの履いてください。ただし、2枚重ねて履くのはやめましょう。

・血流を良くする!カイロを貼る場所
冷え症を改善するには、血流を良くする場所にカイロを貼るのがポイントです。血液は身体の隅々にまで熱を運んでいますが、肩や腰などの筋肉にこりが生じると血行不良になり、末端まで十分な熱が届けられなくなってしまいます。そのため、手・足・首回りの冷えが気になる人は、背中や腰の下に。お腹周りの冷えが気になる人は、おへその下を目安に貼ると、血流を改善できます。

・入浴温度と方法
身体の芯を温めるには、42℃のお湯で5〜10分程度の全身浴をするのが効果的です。ただし、高齢者や心臓・血圧に問題がある場合は、半身浴が必要な場合もあります。

・ショウガは根本的改善にならない!?
ショウガは、辛味成分により一時的に温かさを感じますが、冷え症の根本的改善にはなりません。また、唐辛子のカプサイシンも一時的に体温を上げますが、たくさん食べると汗をかき過ぎ身体を冷やしてしまいます。

冷え症のタイプ

・下半身型   腰から足にかけて冷える
・四肢末端型  手足が氷のように冷たい
・内蔵型    身体の表面は温かいがお腹が冷える
・全身型    身体の全体が冷える
他に、これらが組み合わさる混合型や、部分的な冷えが生じる局所型もあります。

冷え症改善!タイプ別のセルフケア

<下半身型に効くセルフケア>
「ふくらはぎ指圧」
▼体育座りをした状態で、ふくらはぎの筋肉を手で強めにつまむ
▼方向は下から上に、1か所5秒程度つまんでいく

「ソフトボール指圧」
▼仰向けになり、ボールに体重をかけて「臀中」を刺激
▼左右それぞれ30秒程度行う
腰まわりのこりにオススメ。就寝前などに行いましょう。

<四肢末端型に効くセルフケア>
「足指ストレッチ」
▼手で足の指先を強めに曲げて、手の甲の筋を伸ばす
▼5秒5回を目安に行う

内蔵型や全身型など、上記以外のタイプの場合は生活習慣全般を見直す事が大切です。治療が必要な場合もあるので、気になる方は冷え性外来などを受診しましょう。

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