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赤星氏による竜の仮想ドラフト!1位指名はアマチュア左腕最速158キロの投手!

赤星氏による竜の仮想ドラフト!1位指名はアマチュア左腕最速158キロの投手!
「サンデードラゴンズ」より赤星憲広氏(C)CBCテレビ

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

音重鎮チーフスカウトのドラフト戦略に迫る!

「サンデードラゴンズ」より音重鎮氏(C)CBCテレビ

音重鎮チーフスカウトは今年のドラフト1位はクジで競合すると公言し、今年豊作である大学生のピッチャーについて高評価しており、中でも東都大学リーグの選手が多いと話す。ただ1位が東都に限っているわけではないと話す。

その中から話題に上がった選手たちを紹介する。青山学院大学の常廣羽也斗(つねひろはやと)投手は最速155キロの直球とフォークが武器の投手。

音チーフ「変化球もキレのある球を投げている、投げっぷりのいい投手なので後ろ(リリーフ)を任せても面白い」

おなじく青山学院大学の下村海翔(しもむらかいと)投手は、最速155キロ、完成度の高い先発完投型の投手。

音チーフ「彼は先発タイプ、長いイニングを投げられる。キレのあるボールでコーナーにしっかり投げ切れるというところ」

中央大学の西館勇陽(にしだてゆうひ)投手は、常時クイックで最速155キロの直球とキレのある変化球が魅力の投手。

音チーフ「ベース板で強い球、キレがある、長いイニングを投げられる。上位候補に間違いない。コントロールもいい」

東洋大学の細野晴希(ほそのはるき)投手はアマチュア左腕最速158キロ、スタミナも十分な投手。

音チーフ「彼が一番ボールに力がある。若干ボールが高い傾向にあるけどポテンシャルはドラフト1位クラス」

国学院大学の武内夏暉(たけうちなつき)投手は制球力抜群の長身左腕で、最速は153キロ。

音チーフ「いい意味でまとまった投手、ゲームを作れる。安定しているにもかかわらず150キロ台のボールも投げられる。(課題はありますか?)ないですね」

「サンデードラゴンズ」より(C)CBCテレビ

ドラフト戦略のもう1つポイントは内野手(二遊間)の候補だ。

上田西高校のショート横山聖哉(よこやませいや)選手はスケールの大きい高校No.1ショート。高校通算30HRの実績をもつ。

音チーフ「フルスイングしなくても打球が飛ぶ。しっかり間が取れる打撃で能力が高く、身体も強い。肩も飛ばす能力もある」

社会人では、エネオスの度会隆輝(わたらいりゅうき)選手は「社会人なら度会君」というレベルの走攻守揃ったNo. 1野手。

音チーフ:「飛ばす能力あるし、守備でもスピードがある。3番打者で使ったら面白い。獲るなら(1位で)行くしかない」

今年の1位は誰かという質問に、音チーフは「そこは、監督がドラフト前日に持ってきてくれると思います」と答える。ドラフト戦略をまとめると、1位は大学生投手が軸で先発候補になりうる投手で競合覚悟。そして内野手(二遊間)の補充が予想される。

赤星憲広の仮想ドラフト!1位に指名したのは!?

全貌が見えてきたドラフト戦略に対して、若手選手を大きな愛で見守る赤星氏に仮想ドラフトで指名したい選手を挙げてもらった。

1位:細野晴希投手(東洋大)
2位:岩井俊介投手(名城大)
3位:森田大翔内野手(履正社高)
4位:鈴木叶捕手(筑波大前川高)
5位:松本健吾投手(トヨタ自動車)
6位:津田啓史内野手(三菱重工East)

赤星氏「国学院大学の武内投手と悩んだんですけど、まず大野雄大投手の年齢を考えて、あと左が小笠原投手しか先発ローテいないので。それを考えると力のある細野投手。非常にまとまったタイプなので小笠原投手に近いかなと。左でこれだけの球を投げられる投手はなかなかいないので」

野手では、長打力のある大型サードの森田選手や、身体が大きい右の大砲候補の津田選手など特徴ある選手を推薦した。

享栄高の剛腕ドラフト候補・東松快征投手に赤星氏が迫る!

「サンデードラゴンズ」より東松快征投手(C)CBCテレビ

超高校級の地元左腕である東松投手は、最速152キロの直球に、切れ味抜群の変化球が武器で、高校2年生の夏からエースナンバーを奪う逸材。赤星氏の仮想ドラフトではリストアップされなかったが、ポテンシャルの高い逸材だ。

その東松投手に赤星氏がインタビューをしながら、『大好き』『好き』『気になる』の3段階で採点し、その全貌に迫る。まずは練習風景を見た段階での印象は、3段階で真ん中の『好き』判定を出す。

Q.東松投手のセールスポイントは?

東松投手「やっぱりストレートはすごく自信を持っている。ストレートの中でも強いストレートを投げられる。そこが自分の1番の持ち味」

Q.大切にしている言葉は?

東松投手「真っ向勝負という言葉です」

そして、東松投手のブルペンでのストレートの投球を見た赤星氏の評価は3段階の1番上『大好き』と評価しこう分析する。

赤星氏「東松投手の腕の出所がギリギリまで見えない。そこはプロになる上での一つ大きなプラス要素。ストレートも初めて見たとき、おっ!てなる球。プロのバッターでも最初いきなり打てるかと言ったら、何球か対戦すれば対応できるかもしれないですけど難しいストレートです」

一方スライダーについては『好き』と評価。その理由は。

赤星氏「スライダーを見たんですけど、ほぼストレートと同じ腕の振りでしっかり腕を振ってスライダーを投げられるので」

魅力的なそれぞれの球種について質問で迫る。

Q.ストレートは高校に入学した時から自信があった?

東松投手「中学生まではとにかく速いストレートを投げたいという思いだけでやっていた。高校に入ってからは、ストレートの質や回転軸とかにこだわり始めてからすごく質の良いストレートに少しずつなってきた」

「サンデードラゴンズ」より東松快征投手(C)CBCテレビ

Q.パワーリフティング元日本チャンピオンの父親からのトレーニングについて

東松投手「お父さんに教えてもらうトレーニングは全然違うトレーニングじゃないかって思うくらいすごく繊細で、そこまで意識してやるのかってくらい細かく教えてもらっているので、すごく参考になってここまで来られた」

高校3年の最後の大会予選、愛工大名電との試合で先発するも1回2/3を7失点と甲子園行きを逃したことについて。

Q.あの名電戦を振り返ってみてどうでしたか?

東松投手「1番は自分の長所であるストレートで押せなくて変化球に逃げてしまってそれを打たれたので悔いは残りました。毎日名電戦の悔しさを思い出しますし、その悔しい思いを練習に生かしてもう2度とそんな思いをしないように頑張るんだと思ってやっています。小学1年生からプロ野球選手になりたいと思いながらずっと野球をやってきたんで、気づいたらドラフト指名してもらえるかもしれない立場になってきたので、すごく楽しみです」

Q.将来どんなピッチャーになりたい?

東松投手「日本で球界を代表するようなピッチャーになって、ダルビッシュ有投手が仰っていた『日本にはもう敵がいないからメジャーに行く』と言えるようなピッチャーになって日本人初のサイ・ヤング賞を獲りたい」

東松投手が将来を熱く語る姿に、赤星氏は『大好き』を上げて賞賛した。高校生ながら落ち着いた受け答えと、トレーニングや理想のストレートを緻密に組み立てていく様子が印象的だった。それとは打って変わって、大きな野望を持ちながら目を輝かせる表情は、ファンの目線からも魅力的に見える。

澤村桃

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