ここでしか手に入らない!?“ミニ味の素”がもらえる工場見学!東海3県の無料おでかけスポット2選
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は愛知岐阜三重の「無料おでかけスポット」に注目。プロが厳選した無料スポットを紹介します。
28種類160の動物を無料で見学!ふれあい体験も充実

東海地方には、無料で楽しめるおでかけスポットが200か所以上あります(番組調べ)。今回は、動物園、工場見学の2ジャンルを調査します。
まずは「動物園」。愛知・岡崎市にある「東公園」は、バンテリンドーム約5個分の広さを誇る公園で、週末は家族連れでにぎわう人気スポット。この公園には、市営の動物園「東公園動物園」が併設されています。
通常の動物園と違い、入場無料のためチケットを買う窓口はありません。中には、大型動物のラマ、フラミンゴ、カピバラ、ミーアキャット、プレーリードッグ、リスザルなど、28種類160の動物を見ることができます!
さらに、動物とのふれあい体験も充実(一部有料)。ふれあえる動物は、モルモット、ヒツジ、ケヅメリクガメ、世界最大級のウサギ「フレミッシュジャイアント」など。東公園動物園では、国内でもトップクラスの14匹のフレミッシュジャイアントが暮らしています。ニホンジカやニホンザルのエサやりは、100円(数量限定)で楽しめます。
スタッフの努力に涙!入場無料の裏側に迫る

市営とはいえ、これだけの動物が暮らしていくには膨大な費用がかかるはず。密着すると、無料を維持するためのスタッフの涙ぐましい努力があることが分かりました。
職員・杉本さんによると、28種類160もの動物を1日あたり6~7人で飼育しているとのこと。少数精鋭で人件費を抑えています。
獣舎の床に敷くおがくずは、市内の建築屋さんに無料で提供してもらっています。カピバラのお風呂の浴槽は、個人からの寄付。他にも、クジャクの説明看板や記念撮影用のサルの置物など、無料で運営していくために、さまざまな団体・個人からの寄贈品を積極的に受け入れています。
顔出し看板は、ふれあい広場の動物を担当する飼育員・田中さんの自作。お金をかけられないので、看板を使い回し、毎年一部だけ描き変えているのだとか。東公園動物園が販売しているタオルやマグネットなどのグッズのイラストは、全てイラストが得意な田中さんが飼育業務の合間をぬって描いています。グッズの売り上げも動物園の運営の費用に充てているそうです。
東公園動物園の始まりは、「岡崎城公園」の横にあった無料の小動物園。1958年に開園し、当時からシカやクジャクなどを無料で見られる人気の動物園でした。
1982年、広島・福山市と岡崎市が親善都市になった友好の証しとして、アジアゾウの「ふじ子」が岡崎にやって来ました。しかし、当時の小さな動物園ではゾウが暮らせるようなスペースはなかったため、翌年、入場無料の動物園を丸ごと東公園に移設。東公園動物園が開園しました。
ふじ子は2025年7月に57歳でこの世を去るまで、この動物園の人気者でした。元々、無料で始まった動物園だからこそ、今もなお入場無料を貫いています。
お味噌汁の飲み比べにかつお節の香り体験!?

続いては「工場見学」。プロがおすすめするのは、三重・四日市市の「ほんだし」を製造する「味の素株式会社 東海工場」。無料なのに、充実したおみやげまでもらえてしまうのだとか。
実は、ほんだしを製造している工場は国内に2つだけ。神奈川・川崎市の工場と合わせ、味噌汁に換算して年間100億杯分を製造しています。
「ほんだし」工場見学は、所要時間90分で無料(予約制)。まず案内されたのは会議室。ここでは、味噌だけを溶いたものと、ほんだしを入れたものを飲み比べて、変化を味わうことができます。始まって早々、おいしい味噌汁が無料で楽しめます。ちなみに、使ったほんだしはお持ち帰りもOK。これもうれしい無料です。
続いて案内されたのは、ほんだしの材料、かつお節について学ぶコーナー。「浅燻(いぶ)し・深燻(いぶ)し・極深燻(いぶ)し」の3種類のかつお節を実際に嗅ぎ分ける香り体験を行います。
静岡の工場に集められたかつおから、脂の少ないものを厳選し、90℃の熱湯で煮込むこと約1時間。煮込んだ鰹を燻しながら乾燥させます。ほんだしには、燻し加減を細かく変えた3種類が使われているそうです。
リアルな製造ラインを見学!ここでしかもらえないおみやげとは

香り体験の後は、いよいよ、ほんだしの製造現場を見学。3種類のかつお節は細かく砕いて粉末にされます。かつおエキス・調味料を加え、ペースト状にして押し出します。その次は乾燥工程。ほんだしになっていく過程を、余すことなく見学できます。ぴあ中部支社・伊奈編集長によると、「見学用に作られた工場ではないので、本物のラインでリアルに作られていく様子が見える」とのこと。
ここまでで、約90分の工場見学が終了。そして、最後に渡されたのは「本日のおみやげ」。なんと、工場を見学しただけで、500円相当のおみやげが無料でもらえてしまいます!
伊奈編集長によると、「ほんだしだけじゃなく、昆布のだし、スリムアップシュガー、かわいい小さな味の素などがもらえる」とのこと。小さい味の素は、この工場見学でしか手に入らない非売品です。
東海地方No.1の工場見学は、子どもだけでなく、大人も楽しめて、さらに得までしてしまう場所でした!
CBCテレビ『デララバ』2025年10月22日放送より
番組紹介
東海地方の皆が知っているつもりである「ド定番」のスポット・話題・人などの知られざるポイントを太田光が独自の目線で徹底深掘り!深い情報を知り尽くしたマニアたちと共に知られざる魅力と驚きの事実を徹底取材で掘り起こしていく地元が大好きになる1時間!毎週水曜午後7:00~放送。




