総菜の数は「200種類」以上!?愛知県のローカルスーパー「生鮮館やまひこ」の魅力とは?新作弁当の開発にも密着
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』。今回は愛知発のローカルスーパー「生鮮館やまひこ」を260時間取材!連日大行列の愛され続けるお店の魅力に迫ります!
総菜は全200種類!?インパクト抜群のスムージーも
やまひこは、創業156年、愛知を中心に9店舗を展開するローカルスーパー。「ほぼ具おにぎり」などが全国で話題となり、愛知県の尾張旭店は総菜だけで、1日150万円を売り上げています。おにぎりのほか、豪華お弁当、具たっぷりお寿司、映えスイーツなど、総菜は全部で200種類以上!
総菜は各店で個性があり、三重県桑名市の赤尾店ではフルーツたっぷりのパフェが大人気。愛知県稲沢市の南大通店では中学生と考えたユニークなお弁当を販売しています。中でも、お総菜売り上げがダントツナンバーワンなのが尾張旭店。人気の理由は、総菜界で“神”と言われている凄腕の開発者・太田典子さんの存在です。
総菜チーフの太田さんは、入社15年で、今まで開発してきたお総菜は約500種類。尾張旭店に並ぶお総菜の約9割は、太田さんが開発しています。太田さんが作った総菜はここでしか買えないため、全国からお客さんが殺到するのだとか。
太田さんはスイーツも開発していて、一番人気はインパクト抜群のスムージー。大量の果肉とミルクをミキサーにかけ、上にもフルーツをのせています。5年前に始めたスムージーをきっかけに、全国からお客さんが集まるように。さらに、お弁当やお総菜にも行列ができるようになり、一躍大人気店になりました。
全45種類の「お総菜フェス」をランキング!第1位に選ばれたのは?
人気の総菜をジャンルごとに日替わりで販売する「お総菜フェス」は、毎日大行列ができるほど。ほぼ具おにぎりだけを販売する「ほぼ具おにぎりフェス」や「ほぼ具のり弁フェス」など、お総菜フェスは全45種類です。
番組は、約2か月260時間、尾張旭店に密着。お総菜フェスにできた行列を、人数が多い順にランキングにしました!
第5位は「ひたすら丼フェス」。ひたすら丼とは、海鮮などの具材をひたすらのせた派手な丼。明太子、ほたて、すじこ、あんきもを並べた「ひたすら痛風丼」、ネギトロ200gを激盛りした「ひたすらネギトロ丼」、甘えびを200g、約30匹分をのせた「ひたすら甘えび丼」、いくらとサーモンを敷き詰めた「生サーモンとイクラの親子丼」など全18種類。
この日、開店前に並んだお客さんは121人。中でも、開店5分ほどで完売した人気のメニューは「ひたすら本まぐろ&赤えび丼」。本まぐろ100g、赤えび120gに、すじこものった豪華な丼です。
第4位は「肉丼フェス」。クリームソースにカレーのスパイスが入った「スパイスクリームチキン丼」や「ビーフシチュー丼」など、全部で9種類。甘酢で和えたお肉がゴロゴロ入った「酢豚丼」は、冷めてもお肉が硬くならないように、豚バラ肉を巻いたものを使っているのだとか。
この日、オープンする10時頃にできた行列の数は130人でした。
第3位は「海鮮細巻きバイキング」。細巻きは、赤えび、カニ、すじこなど10種類。どれも具がはみ出しています!一番はみ出していたのはサーモンで、3センチも出ていました!値段も安く、細巻きなので、いろいろな味が楽しめると大好評。安いと言っても、食材にはこだわり、最高級品の本まぐろなどを使用しているのだとか。
この日並んだ人数は136人。
第2位は「ほぼ具のり弁フェス」。まるでおせち料理のような具がびっしりと入ったお弁当です。鮭、手作りキッシュ、ポテトサラダ、スイートポテト、唐揚げなど10種類のおかずが入っています。メインのおかずは、えび天、飛騨牛、牡蠣など、全部で6種類です。
取材した日はゴールデンウィークで、朝から162人の行列!定番の人気弁当は、開店から45分で75個全て完売です!
第1位は「ほぼ具おにぎりフェス」。具材がデカすぎるインパクト抜群のおにぎり。すじこ、えび、明太子、飛騨牛など全部で14種類。太田さんによると「どこから食べても具が口に入ってくる」とのこと。
開店前に、並んでいた人数は185人。一番人気のお総菜フェスとあって、店内はすぐに大混雑。この日は、一度にたくさん並ばないように、買える時間を4回に分けて行列を分散!合わせて240人が行列を作りました。500個用意したおにぎりは、開店わずか30分で完売!最初に売り切れた一番人気は飛騨牛でした!
「うなぎ1尾」をまるまる使用!?夏の新作弁当開発に密着
太田さんらの総菜作りは、午前5時半から開始。スーパーでは珍しい肉をミンチにするところから全て手作りです。オープンの10時までに作るお総菜は、約80種800個!総勢13人のスタッフで一気に仕上げていきます。
盛り付け作業では、食材をのせる順番にもこだわっています。番号と食材名が書かれたメモがあり、お肉の向きや野菜の角度が違うと、盛りつけた後でも全てやり直すとのこと。
番組は、太田さんの夏に向けての新作弁当づくりに密着しました。太田さんのアイデアノートには、斬新な総菜のアイデアがびっしり!睡眠以外は、常に総菜のことを考えているそうです。
太田さんの考える夏の目玉弁当は「うなぎ」を使った弁当。うなぎ1尾をまるまる使い、他の食材も合わせたかつてないインパクトの弁当を構想しているのだとか。うな丼だけでも通常3000円以上はしますが、値段は破格の1980円(税抜き)を目指します!
これまでも、見た目や味に納得がいかないと、数々の試作品を開発途中でも没にしてきた太田さん。休み返上で向かったのは、愛知の北部市場。業者の前で弁当の容器を取り出し、1尾まるごと入れても収まるうなぎを探します。さまざま試した結果、小ぶりな愛知県産のうなぎに決めました。
試作の様子を見せてもらうため、中古住宅を購入してフルリノベーションしたという太田さんの自宅へ。24時間、総菜のことを考えたくて、キッチンは業務用を購入。総菜開発に集中するため、部屋には何も置かないのがポリシーとのこと。
太田さんは、当初の丸形の容器より一回り大きいものを選択。まるまる1尾のせたうなぎの横に、どんなおかずを合わせるかが、腕の見せ所です。
「人を喜ばす」を形に 父のご飯がこだわりのルーツ
太田さんの「こだわり」のルーツは、父の五十雄(いそお)さんが作ってくれたご飯。「全部食べると、喜んで作ってくれた。嬉しそうに作ってくれたのが印象的」と振り返ります。太田さんが15年かけて生み出した500種類ものお総菜は、父が教えてくれた「人を喜ばす」ことを形にしたものです。
試作を始めて1か月。新作「国産うなぎのり弁(えび天)」が完成しました!ご飯は白米と鶏めしの2種類。一方にはタレをかけてうな丼に。もう一方には、磯辺揚げ、たまご焼き、えび天、やまひこ名物のスイートポテトがのっています。
夏の新作弁当は7月24日(水)から発売です。
CBCテレビ『デララバ』7月10日(水)放送