岐阜で続く鉄道廃止、バスの代替にも問題が
『CBCラジオ #プラス!』の1コーナー「新聞ピックアップ」では、1週間の新聞記事の中から竹地祐治アナウンサーが気になるものをピックアップし、どのようなことがわかるのかを解説しています。ここでは8月7日放送の中から、東海地方引いては全国でも今後の交通事情が変わるかもしれないと予感させるニュースについて取りあげます。聞き手はフリーアナウンサーの天野なな実です。
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中日新聞などが、三重県を中心に営業する三交バスが自動運転での営業をめざすと報じました。
伊勢神宮の式年遷宮が行われる2033年が目処になっていて、伊勢市内の路線バスで、運転手が乗務しないというレベル4の自動運転をめざしているとのこと。
また、先週には日本経済新聞が「岐阜に廃線『第3の波』 名鉄広見線一部、29年4月廃止」という見出しで、名古屋鉄道の広見線で一部区間を2029年4月に廃止する方針について報じました。
名鉄広見線は愛知県の犬山駅から岐阜県の御嵩駅までを走る路線ですが、そのうち、岐阜県内の新可児駅から御嵩駅の間を廃止する方針を示したとのことです。
見出しに「第3の波」とありますが、第1の波は1960年代から70年代にかけたモータリゼーション、つまり自動車の普及によって路線の廃止が増えたこと。
第2の波は2000年の鉄道事業法改正によって鉄道会社が路線を廃止しやすくなったことを指しています。
そして今、全国的な人口減少によって第3の波が訪れようとしています。
岐阜で減っていく鉄道
岐阜出身の竹地は、過去にも東濃鉄道の駄知線や笠原線が1970年代に廃止され、名鉄では明智駅から八百津駅まで走っていた八百津線が2001年に廃止されています。
そして今回、明智駅を含む広見線の一部区間が廃止される方針ということで、どんどん廃線の動きが広まっているように見えます。
さらに広見線の近くを走る長良川鉄道も一部が廃止されるのではないかという話も出ていて、地方では公共交通機関の曲がり角を迎えているようです。
自動運転の実証実験を進めるべき
鉄道が廃止されると、特に沿線の高校に通う学生などに影響を及ぼすため、たいていは路線バスの運行が代替手段として取られます。
ところが、単純にバスに替えれば良いというわけではありません。
竹地「鉄道はワンマンで運転できたりするじゃないですか。ところが、バスだと運転手さんがものすごくいる可能性が出てきますよね。
いま人件費の問題で運転手不足って言われてますよね。
これをどうするのか、三交バスがやろうとしてるのは、運転手をいらない形でレベル4で回せるような仕組みさえ作れれば(対応できる)ということがあるので、地域をあげての実験みたいなことが行われていく時代に入ったということですよね」
国の方針として戦略特区という形で実験的な取り組みを行う場所を作るケースが見られます。竹地は「当然、事故などには気をつけなければならないが、伊勢市だけではなく、今回鉄道が廃止されるかもしれない御嵩などでも行う方が良いのではないか」とまとめました。
(岡本)
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