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「脂肪肝」改善できる!?…注目の“改善入院”で学ぶ!脂肪肝の原因や改善法

「脂肪肝」改善できる!?…注目の“改善入院”で学ぶ!脂肪肝の原因や改善法
CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、JCHO大阪病院 消化器内科医長 医学博士 西尾啓先生です。

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今回のテーマは『〜その習慣が脂肪肝を招く!?〜今こそ!肝臓リセット大作戦』

日本の成人の約4人に1人が「脂肪肝」と言われており、近年増加傾向にあるそうです。放置すると肝臓だけでなく、心筋梗塞や脳卒中などさまざまな病気のリスクも高まるのだとか。さらに、肝臓は“沈黙の臓器”と言われ、なかなか症状が出にくいことが多く、症状が出た時には進行していることも。そんな中、注目を浴びているのが脂肪肝の改善入院。脂肪肝の原因を徹底的に探りながら、症状が進行する前に生活習慣の改善を目指すプログラムで、個人差はありますが入院した人の約8割に肝機能の正常化や体重減少といった効果がみられているのだとか。そこで今回は、脂肪肝の原因や改善法などを専門医に教えてもらいました。

肝臓の基礎知識

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<肝臓の働きについて>
肝臓には、糖質・脂質・たんぱく質などの栄養素を分解し、吸収しやすいものに変化させる働きがあります。さらに、アルコールなど有害物質の解毒・除去、ホルモンの調節、ビタミンの貯蔵など、生命維持に必要不可欠な働きをしていることから、「人体の化学工場」とも呼ばれているそうです。

<“沈黙の臓器”肝臓>
先生によると、肝臓は比較的再生能力や予備能力(ダメージに対する余力や回復力)に優れており、その分頑張ってしまうので症状が出にくいという特徴があるとのこと。そのため、肝臓は知らず知らずのうちに悪化する“沈黙の臓器”とも呼ばれています。脂肪肝に気づかず放置して悪化すると、脂肪肝炎を経て肝硬変や肝臓がんのリスクを高めることにもつながるそうです。

<肝臓の主な数値「AST」「ALT」「γ-GTP」>
血液検査における肝臓の主な数値は、「AST」「ALT」「γ-GTP」の3つ。「AST」「ALT」は、食べ過ぎ・飲み過ぎなど肝臓がダメージを受けると血液中に溢れ出る酵素の数値。「γ-GTP」も肝臓の異常で上昇しますが、特にアルコールの影響を受けやすく飲酒量が多いと上昇する傾向にあるそうです。

<「AST」「ALT」「γ-GTP」の基準値>
・AST上限(U/L):30以下
・ALT上限(U/L):30以下
・γ-GTP上限(U/L):男性64以下、女性32以下
※検査前の食事内容により、検査値が変動する場合があります。

<脂肪肝は改善できる!?>
肝臓は、身体の中でも特に脂肪の代謝が活発な臓器。そのため、生活習慣を見直せば改善しやすいのが特徴なのだとか。重要なのは「食事」と「運動」だそうです。

改善入院で学ぶ!脂肪肝対策「食事」

脂肪肝改善入院では、週に2日管理栄養士による食事の指導が行われるそうです。

<脂肪肝の大敵は脂質だけでなく糖質も!>
脂肪肝の大敵は、脂質だけではありません。甘いものなど糖質の摂り過ぎも脂肪肝につながります。糖質は、身体を動かすためのエネルギーとして消費されますが、消費しきれなかった糖分は肝臓で中性脂肪となり脂肪肝の原因になるそうです。

<簡単!脂肪肝対策(1)間食をしたい時は「低糖質おやつ」>
どうしても間食をしたい場合、1週間の半分は低糖質のおやつに変えましょう。オススメは、「ナッツ」「ハイカカオチョコレート」「オーツ麦クッキー」だそうです。

<簡単!脂肪肝対策(2)低GI食品>
低GI食品とは、野菜・きのこ・玄米・大豆などの糖の吸収がおだやかな食品のこと。血糖値の急上昇を抑え、脂肪をつくるホルモンが大量に出るのを防ぐそうです。

<簡単!脂肪肝対策(3)食事は野菜から食べ始める>
野菜から食べると血糖値の急上昇を抑え、低GIと同じ効果が得られるそうです。野菜料理でなくても、例えば焼きそばの場合ならキャベツを大きく切って、キャベツから食べると良いのだとか。他にカレーや煮物なども具材を大きく切り、野菜から食べるのがおすすめだそうです。

<脂肪肝の大敵「甘い飲み物」>
清涼飲料水やジュースなどに含まれている糖分は、肝臓での脂肪の合成を促進してしまうそうです。例えば、この時期飲んでしまうスポーツドリンクにもエネルギーを補うため500mLあたりスティックシュガー10本分もの糖分が含まれているのだとか(※商品によって異なります)。運動時や発汗時以外での常飲は避け、普段はお茶や水などを飲みましょう。また、甘いジュースにはより多くの糖分が入っている場合があるそうです。

<お酒は適度な量で楽しみましょう>
肝臓への影響は、お酒の種類よりもアルコール量が大きく関わるそうです。そのため、トータルの総アルコール量を意識しながら飲むことが大事。個人差はありますが、1日の適量上限は男性40g以下、女性20g以下だそうです。

<純アルコール20gに対するそれぞれのお酒の目安>
・ビール(5%):ロング缶1本(500mL)
・日本酒(15%):1合(180mL)
・ウイスキー(43%):ダブル1杯(60mL)
・焼酎(25%):グラス1/2杯(約110mL)
・ワイン(14%):グラス約2杯(180mL)
・チューハイ(7%):缶1本(350mL)
※アルコール度数は一般的な目安です。商品によって異なる場合があります。

改善入院で学ぶ!脂肪肝対策「運動」

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

脂肪肝改善入院では、毎朝1時間、それぞれの入院患者にあわせたメニューを運動指導士が直接指導しているそうです。

<運動と脂肪肝の関係>
身体を動かす量が少ないと、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。特に日頃歩いている量が1日8000歩に満たないと、脂肪肝である割合が高いことがわかっているのだとか。代謝が活発な肝臓にとって、定期的な運動は脂肪肝の予防につながるそうです。

<自宅で簡単!脂肪肝対策「椅子スクワット」>
スクワットは、身体の中で最も大きな太ももとお尻の筋肉を使います。そのため、効率よく筋肉量が増え、基礎代謝が上がることで肝臓の脂肪燃焼効果が期待できるそうです。
≪椅子スクワットのやり方≫
▼ひざの間を肩幅くらいに開く
▼両手を腰に当て お辞儀をするように息を吐きながら立つ
▼お尻を後ろに出しながら 前かがみでゆっくり座る
※無理のない範囲で行いましょう
≪ポイント≫
スクワットは正しい姿勢で行うことで脂肪肝対策に役立ちますが、しゃがむ際にひざがつま先より前に出てしまうと、効果が半減したりひざを痛めたりする危険性があるのだとか。しかし、椅子に座る感覚でしゃがめば自然とひざが前に出なくなるそうです。さらに重要なのが継続すること。無理のない範囲で続けていきましょう。

肝臓の時間を巻き戻す!最新治療法

<肝硬変が治る時代に!?>
これまで移植手術でしか治す道がなかった肝硬変ですが、長崎大学病院は今年4月に肝臓の機能を回復させる世界初の臨床研究を始めると発表しました。

<肝硬変を治療する最新医療>
研究統括を務める長崎大学病院の江口先生によると、その治療は「リワインド治療」と名付けられた、肝臓の時間を巻き戻す治療法。それを可能にするのが「CLiP細胞」だそうです。CLiP細胞とは、患者自身の肝細胞を培養し、肝臓の元となる細胞に近い状態まで若返らせた細胞のこと。この細胞が、肝臓の時間を巻き戻すいわば修復部隊となって働いてくれるそうです。

<CLiP細胞の生成法>
まずは肝硬変になった患者の肝臓の一部を摘出します。そこに特殊な薬剤を入れ約90日間培養すると、傷ついた細胞を修復してくれるCLiP細胞に変化。次にCLiP細胞を肝臓に近い静脈に注射し、肝硬変患者の肝臓に行きわたらせます。すると、硬くなった肝臓が若返り機能が回復するそうです。江口先生によると、CLiP細胞による治療は自分の細胞を使うので拒否反応がないというメリットがあるとのこと。今年から臨床研究を始め3人に治療をする予定だそうで、その結果をみて5年後には実用化を目指しているそうです。

(2026年8月16日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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