フレンチ×中華料理×居酒屋が1月にオープン!中華酒場「ジャッキー飯店」
熟練料理人がさまざまなジャンルの料理を取り入れたら一体どうなるのだろう?と考えたことがある人も少なくないはず。今回は有名ホテルのフレンチシェフだったオーナーシェフと、名古屋の有名中華料理店で腕をふるった料理人がタッグを組んだ、創作中華を気軽に味わえる中華居酒屋をご紹介します。
名古屋・伏見にニューオープン!カジュアルなのに本格的な中華が楽しめる食堂
今回ご紹介するのは、地下鉄東山線と鶴舞線が通る伏見駅・4番出口から徒歩3分の「ジャッキー飯店」。
ミッドランドスクエアにあるビストロ「イナシュヴェ」や複数の飲食業態を運営する株式会社さかいやの系列店として、カジュアルに創作中華を楽しめる「ジャッキー飯店」が2024年1月9日にオープンしました。
さかいやといえば有名なのが酒井淳オーナーシェフ(以下酒井さん)。ホテルニューオータニ大阪でフレンチの修業後、複数のホテルで腕をふるい、様々なジャンルの有名料理人とコラボレーションディナーを手掛けてきた酒井さん。その酒井さんがプロデュースする「フレンチ×中華×居酒屋」の創作料理が楽しめると注目が集まっています。しかもシェフは、銀座アスター名古屋迎賓館や中華割烹わらじんなどの名だたる中華の有名店で経験を積んだ一流の料理人。期待が高まります。
エスニックな風味がたまらない一品料理の数々
店内はカウンターと2〜4人用のテーブル席が数席とコンパクト。内装もシンプルで気軽にくつろげる雰囲気です。今回はディナーでの訪問。メニューはお酒に合うおつまみ系から麺・ご飯ものまで揃っています。
数々の有名フレンチと有名中華を経験してきたシェフたちの料理やいかに。
「毛沢東の手羽先 180円/本(税込)」。
辛そうな見た目ですが意外にも辛さは控えめ。カリカリに揚げられた手羽先のジューシーさとエキゾチックな味わいが楽しめます。赤いフレークはラー油や数種類の香辛料で味付けされ、ザクザクとした食感でお酒が進みます。
「鬼挽きジャンボ焼売 420円(税込)」。
湯気を立ち上らせながらせいろで提供されたのは、直径約10センチのボリューム満点の焼売。
箸で切るのも一苦労するほど大きくて弾力のある焼売の断面は粗挽き肉がぎっしり。肉肉しい食感の粗挽き肉は噛むほどに肉の旨みがじんわりとしみ出てくるだけではなく、タレも必要ないほどしっかりと味付けされています。
「黒酢豚ジャッキースタイル 880円(税込)」。
豚肉の塊がどんとお皿の真ん中に1つ。肉の塊にのっているのはクコの実と刻まれたパイナップルという斬新な見た目。
こちらも肉肉しい断面。外側はサクッとしていて弾力のある歯応えが楽しめます。黒酢の甘酸っぱいコクのある味だけではなく、刻まれたパイナップルがソースの役割を果たし、よりジューシーでフルーティーな味わいが楽しめます。
濃厚さと繊細さを兼ね備えたオリジナル担々麺
しめは「名物クリーミー担々麺 880円(税込)」。
見た目からも伝わるクリーミーさ。丼に顔を近づけるとゴマとさまざまな素材が溶け込んだ複雑な香りが鼻を抜けていき、食欲をかき立てます。
麺は中細ストレート麺。ハリがあり、噛むとプツンっと弾けるような食感とスルッとした喉越しが心地いい。
スープは数種類のゴマと芝麻醬(チーマージャン)、調味料をブレンド。クリーミーな舌触りとゴマの濃厚な旨み、そして自家製ラー油のじんわりとした辛さが感じられる繊細な味わいです。さらに肉と高菜、タケノコを混ぜ合わせた自家製ミンチがスープの中でじんわりと溶け出し、さらにコク深い味わいが口の中に広がります。「フレンチと中華が合わさると、こんなにも繊細な味わいが楽しめるのか」となんとも不思議で美味しい担々麺がいただけます。
ランチにも仕事終わりにも気軽に楽しめる本格的な創作中華
ランチは今回ご紹介したクリーミー担々麺の定食や鬼引きジャンボ焼売と水餃子定食、そして四川麻婆豆腐定食と、すべてご飯と自家製ザーサイ、スープ、一品メニューがセットとなった興味がそそられる定食メニューが楽しめます。伏見という場所柄、ランチにも仕事終わりの一杯にもぴったりな、気軽に楽しめる創作中華居酒屋でした。
店舗名
中華酒場 ジャッキー飯店
住所
愛知県名古屋市中区栄2-2-6 FUNFUN TOWER 1F
営業時間
[火~金] 11:30~14:00 17:00〜23:00(L.O22:30)
[土] 16:00~23:00(L.O22:30)
定休日
日曜日•月曜日
電話番号
052-990-4940
ライター名
南野武
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