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「世界の山ちゃん」の店名に隠されたネーミング秘話とは? 名物「幻の手羽先」に秘められたヒストリーも深掘り

「世界の山ちゃん」の店名に隠されたネーミング秘話とは? 名物「幻の手羽先」に秘められたヒストリーも深掘り
CBCテレビ:画像「デララバ」

名古屋屈指の居酒屋チェーンである「世界の山ちゃん」。同店といえばビールや日本酒、焼酎などのお酒との相性抜群の「幻の手羽先」が有名ですよね。今回は世界の山ちゃんの店名に込められた意外な由来や手羽先のこだわりなど、知られざる魅力をご紹介。

知られざる驚きの情報①|アルバイト店員によって偶然に生まれた店名

今や全国に名を馳せる世界の山ちゃんは、名古屋名物・手羽先の代名詞と言うべき存在。1981年に1号店を開業した当初の店名は「串かつ・やきとり やまちゃん」でした。

CBCテレビ:画像「デララバ」

創業者である山本重雄氏がたった1人で夕方6時から朝5時まで切り盛りしていたそうです。4坪13席という小さな焼き鳥屋からスタートして、今では世界の山ちゃんとして国内68店舗、海外に11店舗を展開(2023年7月時点)させるなど、瞬く間に成長していきました。

オープンして2年ほどたつある日、本来なら「ハイ!やまちゃんです」と言うところを、アルバイト店員が「ハイ!世界のやまちゃんです」「ハイ!宇宙のやまちゃんです」と、軽いノリで電話を取っていたのを山本氏が耳にして、怒るどころか感激。ひょんなきっかけでなんと店名を変えることに。

ユーモアがあるのは店名だけではありません。看板に描かれた「鳥男」のイラストや目玉商品である「幻の手羽先」のネーミングに至るまで、山本氏の周囲の人々が何気なく言ったことや使ったものを山本氏自身が「おもしろい!」と思って採用してきました。偶然のような必然のような摩訶不思議なエピソードですね。 

知られざる驚きの情報②|手羽先のこだわり

創業当時、名古屋では甘辛い味付けの手羽先が大流行していたそうです。時流を読んだ山本氏は甘辛い味を出せず、研究する時間を作ることも難しかったという。しかし、山本氏は流行には乗らず別の味付けで挑戦。コショウを振りかけてピリ辛にしてみたところ人気に火がつきました。工程を省くためにコショウなどのスパイスは最初に全部ブレンドし、手羽先の先も他店のようにカットせずそのまま揚げる作り方は、今もなお個性として残っています。

CBCテレビ:画像「デララバ」

「幻の手羽先」というメニュー名は、ある客が「うまい!すぐに目の前から消えてしまう。まるで幻だ」と、ふと漏らした言葉をきっかけに、その客の許諾を得た上で「やみつきになる」という意味を込めて名づけたそうです。激辛ブームの後押しもあり、単なる手羽先からメイン商品へと羽ばたいていきます。基本は辛口での提供ですが、激辛・少なめ・なしで注文することも可能です。

40年間ずっと親しまれてきた看板メニューの手羽先は、開店前に1度揚げ、注文時にもう 1 度揚げるという「2 度揚げ」をしているのがポイント。美味しさの秘密は、このように手間暇かけて作っているから。伝統の味を守り続けるために、現社長である山本久美氏が各店舗を回って実際に食べて確認しています。

知られざる驚きの情報③|新ブランドにも目が離せない

2022年8月8日にオープンした姉妹店である居酒屋「山」をご存じでしょうか。「ワンランク上の世界の山ちゃん」と称する通り、看板メニューである幻の手羽先に加えて、名古屋コーチンや錦爽鶏(きんそうどり)などブランド鶏を使った料理が揃っているのが特徴。ランチタイム限定で楽しめる「究極の親子丼」も看板メニュー。席の間隔が広く個室席も用意されているので落ち着いて食事を楽しむことができますよ。


店舗名
世界の山ちゃん 本店
住所
名古屋市中区栄4丁目9−6
営業時間
月~金 16:00~23:15(ラストオーダー22:30)
土 15:00~0:15(ラストオーダー23:30)
日・祝 15:00~23:15(ラストオーダー22:30)
定休日
無し(年末年始は除く)
電話番号
052-242-1342

ライター名
NANA

※記事内容は配信時点の情報となります。

#名古屋めしデララバ

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