名古屋に新オープン!名古屋めし”どて煮”がメインの昭和レトロ居酒屋「どて煮の今池」

名古屋に新オープン!名古屋めし”どて煮”がメインの昭和レトロ居酒屋「どて煮の今池」

名古屋のディープな飲み屋街として知られる今池。台湾ラーメンの元祖とされる味仙の本店や昔ながらの中華料理店や居酒屋が立ち並ぶこのエリアは食とお酒を楽しむのにうってつけの街。今回は今池に新しくオープンしたどて煮をメインとした名古屋らしいメニューがたくさん楽しめる居酒屋をご紹介します。

ありそうでなかった!今池にどて煮がメインの居酒屋がオープン!

今回訪れたのは、美味しいお酒と料理が楽しめる街、千種区今池。古くから営む居酒屋から真新しい飲食店まで多く立ち並ぶ今池は、お酒を愛する人たちにとって憩いの場所でもあります。

CBCテレビ:画像「デララバ」

その今池エリアで2023年9月15日にオープンしたばかりの「どて煮の今池」。同店は名古屋市内をメインに居酒屋を複数展開する飲食会社「やぶやグループ」の新業態。

新業態というと時流に乗ったメニューやコンセプトで営業するところが多い中、なぜ古くからの名古屋めしである「どて煮」を店名に冠したのでしょうか。やぶやグループが展開する居酒屋「やぶ屋」は本店が今池にあります。古くから今池に根付いて営業してきた中で、今池にはどて煮をメインとしたお店がないことに気づき「今池に本来ならあるべき店が無かった」というコンセプトのもと開業。

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店内はエル字型のカウンター席と4人掛けのテーブル席合わせて40席。飾り気を排除した昔ながらの居酒屋風で、壁に張ってあるメニューがなんともレトロな雰囲気を醸し出しています。

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カウンターからは串焼き場やどて煮がぐつぐつと煮込まれている鍋が見えたりと、注文したものが出てくるまでの時間を目で楽しむことができます。卓上にもメニュー表があり、表面は昔ながらのTHE・居酒屋メニューがずらり。裏面にはドリンクメニューがビッシリと記載されています。

CBCテレビ:画像「デララバ」

どこか懐かしいメニュー名にあれこれと悩んでしまいましたが、せっかくなのでどて煮の今池5大名物をいただきました。

お酒がすすむ味付けがたまらない串物

まずは看板メニューの「どて串/1本 120円(税込)」(2023年9月時点)から。

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真っ黒に近い色合いにまで煮込まれたどて串。ほとんど力を入れなくても噛み切れてしまうほど柔らかく、甘辛く濃いめの味付けでついついお酒がすすみます。

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「串かつ・味噌/1本 120円(税込)」(2023年9月時点)。串かつは味噌、タレ、ソースの3種類から選べます。カラッと揚げられた串かつを、どて串を煮込んでいる鍋にドボンとつける。しばらく漬け込んで味噌をまとえばどて串かつの出来上がり。見た目ほど濃くはなく、しっとりした歯応えの衣の食感と味噌の優しい甘さを楽しめます。

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「串かつ・タレ/1本 120円(税込)」(2023年9月時点)。特製のタレをまとったタレ串かつは甘めの味付けで、フルーティーな風味が口の中に広がります。スタッフのおすすめは卓上のコショウをかけることだそう。たしかにコショウを一振りすると、スパイスが味を引き締めてより美味しくなります。

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「肝串揚/1本 120円(税込)」(2023年9月時点)。レバーを揚げた一品。レバー特有の臭みが抑えられており、苦手な方でも食べられる味わいです。一見硬そうに見えますが、じんわりと歯が入っていくような食感を楽しめます。

お酒にもご飯のお供にも。名古屋といえばやっぱりどて煮と味噌おでん

続いては一品料理。これもハズレがなく美味しい。

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「牛すじどて煮 350円(税込) 」(2023年9月時点)。味が中まで染み込んだ牛すじ。

CBCテレビ:画像「デララバ」

ほろっとほどけるような肉の食感と脂身のプリッとした歯応えが楽しめるだけでなく、じわーっと滲み出る甘みが味噌の甘辛と絶妙にマッチ。卓上の一味をかけるとこれはもうお酒がすぐになくなるほど美味しい。そしてなによりも価格。一皿350円でこれだけ美味しい牛すじどて煮はなかなかないでしょう。

CBCテレビ:画像「デララバ」

「味噌おでん/こんにゃく/赤棒/厚揚げ 各120円(税込)」(2023年9月時点)。名古屋のおでんといえばやはり味噌おでん。どれもまっ茶色!こんにゃくもしっかりと中まで味噌と出汁の味わいが染み込んでいて、プリンっと弾ける食感が楽しい一品。そして赤棒。実はこれも名古屋名物だということをご存じの方も少ない。魚のすり身でできた赤棒はふんわりとした食感と魚介の風味が感じられます。厚揚げは見た目通りガシッとしていて食べ応えも抜群。表面の凹凸が味噌をまとい、豆腐の水分と混ざってちょうどいい塩梅になります。

古くて新しい、ディープな飲み屋街にできた気軽に入れる名古屋居酒屋

今池の居酒屋といえばどのお店も常連さんが多く、どこか入りづらい印象を持つ方も多いですが、どて煮の今池は初めてでもサクッと入れる気軽な印象。コスパもよく、美味しい。そしてどこかほっとする味わいなのは、名古屋人として慣れ親しんだメニューが楽しめるからかもしれませんね。

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店舗名
どて煮の今池
住所
名古屋市千種区今池5-9-19
営業時間
16:00〜23:00
定休日
月曜日(祝日の場合は火曜日)

ライター名
南野 武

※記事内容は配信時点の情報となります。

#名古屋めしデララバ

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