「300ヤード超えの飛ばし屋」幡地隆寛(31)に聞く!自称“ひねくれ者”がたどり着いた…まさかの中日クラウンズ攻略法とは?

去年のドライビングディスタンスは4位、平均飛距離300ヤード超えの飛ばし屋の幡地が中日クラウンズではまさかの決断をくだす。
「ドライバーを持っているとやっぱ打ちたくなっちゃうんで、もうその選択肢を一旦消してみよう」
自分の性格を「ひねくれている」と話す幡地。精神的にムラがあるという。昨シーズンはそこを見直した。その結果、1年間でツアー初優勝を含む3勝挙げた(国内ツアー2勝、海外ツアー1勝)。
それでもうまくいかないのが中日クラウンズだ。去年は予選落ち、2022年は63位に沈み、幡地は「日本ツアーのなかで、僕にとって一番難しい」と話す。

距離が短く、フェアウェイが狭い和合。ひねくれ者の幡地は去年、ある答えにたどり着く。
「ドライバーを入れなかったことによって、こっちの方が意外と正解なのかなっていうのは見えてきた」

ただ、そこは飛ばし屋。ドライバーを入れないことは「結構つらいですね」と笑う。幡地にとって「日本一難しい」和合を攻略し飛躍を遂げた去年の自分を超える。
「まずそこ(中日クラウンズ)をクリアすれば、去年の自分を越えられたってことになるので、そのシーズンがワクワクするかなって思います」

◆幡地 隆寛(はたぢ・たかひろ)
1993年6月30日生まれ 広島県出身 188センチ 98キロ 東北福祉大学卒
20-21年シーズン ドライビングディスタンス1位に輝くなど国内屈指の飛ばし屋
プロ10年目の昨シーズン、海外1勝、国内2勝を挙げる飛躍の年となった
趣味はダーツとカードゲーム