来場〇人目の客に「ひとりのおじさん」が選ばれない件。

大阪・関西万博が開幕から78日目となった6月29日、関係者を含めた来場者が1,000万人を突破しました。記念すべき1,000万人目の来場となったのは、山形県山形市から来場していた浅野さん一家。記念品などが贈られ盛大に祝われる一幕があったようです。6月30日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオがとある疑問を呈しました。「それって本当に、厳密に1,000万人目なの?」小高直子アナウンサーとともに、ある説を考察します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く予想よりも速い1,000万人到達
来場者1,000万人(パビリオンのスタッフ含む)を記念して、日本国際博覧会協会は会場内でセレモニーを行ないました。
節目の来場者となった家族には記念品が贈られましたが、やや賛否ある内容となっているようです。
1,000万人目の浅野さん一家には、記念品として7月19日から8月末まで何度でも入場可能な『夏パス』や、日傘や帽子などの暑さ対策グッズが贈られたそうです。
「山形からだとそうは来れないですよね。もっと違う記念品をあげたらよかったのになと思います」(Aさん)
小高「あのー…交通費…」
つボイ「それなんですよ。来て来て言う割に交通費かかるんですよね」
万博の通期パスを持っているつボイも、購入する際に交通費が嵩むことをさんざん悩んでいたようです。何度でも入場可能な通期パスは有効に活用できる人とそうでない人がいるので、記念品に関しては少々意見が分かれそうです。
家族連れを選んでいる?
そしてこのニュース、こんな見方をするリスナーも。
「1,000万人突破、おめでたいです。でもこういう時って、だいたい家族連れが当たりますよね。私のようなおじさんひとりが選ばれることはあまりないような気がします」(Bさん)
つボイ「これ選んでるんじゃないか?という話ですね(笑)」
1,000万人目を記念して盛大にお祝いするシチュエーションを考えると、その空気の中を家族で和気あいあいとしているのと、おじさんがひとりでいるのとでは雰囲気が全然違うと語り、Bさんに同意するつボイ。
つボイ「『ワシか?』ってぼーっとしてるおじさんには、絶対当たらへん」
小高「そんなことない!(笑)ちょっと愚痴入ってません?ちゃんと数えてると思いますよ」
家族連れに当たりやすい理由
小高「家族連れだとほら、人数分のカウントがあるから。その中の誰かに節目が当たる可能性が高いから。確率はひとりの人よりも高くなるんですよ」
理路整然と家族連れに当たりやすい理由を説明する小高ですが、つボイは釈然としない様子。
つボイ「でもこれ、記念品は何人分なの?ちゃんと家族分あるの?揉めるでしょうが!ひとりのおじさんでいいでしょうが!」
「ひとりのおじさん」に感情移入しています。「絶対に省かれている」と疑心暗鬼になっている様子です。
つボイ「今回は家族連れ4人でしたけど、例えばこれが修学旅行の団体やったらどうするの」
小高「先生とかに当たっちゃったりしてね(笑)」
修学旅行先を万博にという学校も多いので、その可能性は大いにありました。
つボイ「やっぱり考えてるんじゃないの?『修学旅行はやめとこ』とか『おじさんひとりはやめとこ』って(笑)」
実際どうだったかは、万博協会のみぞ知るところです。
ニアミスだった人たち
そしてつボイと小高の興味は当選家族の前後の人達へ。
つボイ「私や小高さんの説が正しいとするならば、浅野さん一家の前と後ろには必ずひとりできたおじさんが立ってたはず」
小高「そんなことない!(笑)でも浅野さんの前後の人達は、悔しいやろうなぁ」
来場者がひとりでも違っていたら、自分たちが記念すべき1,000万人目になっていたかもしれない。そう思うと前後の人達は歯がゆかったかもしれません。
小高「友達ですって顔してスッと入って行ったりしてね(笑)」
つボイ「頼む、今だけ家族にしてって(笑)」
そして実は1,000万人突破の前日、つボイも万博を訪れていたとか。
つボイ「惜しかったなー」
小高「つボイさんが行ってなかったら、この人たちじゃない人たちに当たってましたからね」
そう考えると、もしかしたらひとりのおじさんに当たっていた可能性もあったかもしれません。来場者記念は意図的に選んでいる説、あなたはどう思いますか?
(吉村)
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