例えられない新食感「パヴェ」って!?人気ベーカリー店主がうなる、絶品パンリレー!
多くのパン屋がひしめく中でも、人気店はほんの一握りです。人気ベーカリーの店主に「最近食べて感動したパン、ありますか?」と禁断の質問をしたらどんな答えが返ってくるでしょうか。プロが認めるパンって一体どんなパン?悔しいけどうまい!プロが認める極上のパンを数珠つなぎで2店紹介します。
地元民だけでなく遠方からも多くのファンが訪れる「カッタン」
前回の放送で推薦された、岐阜県中津川市のベーカリー「パパン」の鈴木隆志店主に、最近食べて感動したパンを聞きました。
(パパン・鈴木隆志店主)
「土岐市のカッタンというパン屋さん。米粉の食パン。僕も何度か作ったことがある。あれだけしっとり、もっちりシルキーに仕上げるのは難しい」
愛知県名古屋市から車でおよそ1時間半の場所にある岐阜県土岐市の大自然の中に佇むパンの店「カッタン」は、イートインスペースや眺めが良いテラス席などもある店です。 天気が良い週末は、地元民だけでなく名古屋市や豊田市などの遠方から来るお客さんで大賑わいになります。
わざわざ遠方から来るほど人気の理由は、どのパンにもファンが必ずいるほどのクオリティの高さ!シンプルなパンから見たこともないような斬新なパンまで、常に客を飽きさせないパンが約80種類あります。そんなパンを手掛けるのが、店主の保科雪彦さんです。
もっちりシルキーな食感の秘密は特別な“米粉”
以前、パンの専門学校で講師をしていたという保科店主は、独立を目指す卒業生たちを受け入れ、日々切磋琢磨しているといいます。「ヤモリパン」や「クワガタパン」など、美味しいのはもちろん、見た目まで楽しめるパンを生み出し続けています。
「カッタン」にある多くのパンの中で、今回「パパン」の鈴木店主が推薦したのが、「こめっ娘」です。
(カッタン・保科雪彦店主)
「米粉パンでこんなにおいしいんだ!とビックリされる。独特な製法で作ってます」
米粉100%で作る、見るからにキメ細やかなパン。鈴木シェフの感動したポイントは、しっとり、もっちりとしたシルクのような生地!その秘密は使用する米粉にありました。
(カッタン・保科雪彦店主)
「製パン用に改良した細かい米粉。生クリームを立てているような感じ」
独自に仕入れるキメの細かい米粉だから作れる滑らか食感は、これまでの米粉パンの常識を覆す、まさにシルクのような舌ざわりです。
フランス語で“石畳”、四角い小さいパン「パヴェ」
続いて、「カッタン」の保科店主が最近食べて感動したパンを聞きました。
(カッタン・保科雪彦店主)
「パン屋さんではなくパヴェ屋さん。(パヴェって何ですか?)お菓子というか、ザクッボロッみたいな。表現が難しい。スゴいパンが出てきた」
保科店主が推薦する名古屋市中川区にある「プチ・ポンレヴェックnoda」の看板には、確かに「パヴェ屋」の文字がありました。来ていたお客さんも「パヴェ」が何なのかわからず、来店したお客さんも多いようです。
さっそく店主の大山拓シェフに「パヴェ」がどんなパンなのかうかがうと…?
「(パヴェって何ですか?)パヴェはフランス語で石畳、四角い小さいパンをパヴェ」
四角い切りっぱなしのパン「パヴェ」は、一般的にソフトでしっとりとした食感のものが多いのですがこの店のパヴェは今までにない全く違う食感。そのコンセプトは「日本一食べやすいフランスパン」。
材料はフランスパンとほぼ同じなのに、体験したことが無い様な、「サクッ」という新食感を楽しめるのが、「プチ・ポンレヴェック」のパヴェの魅力です。実は、こちらのパヴェの開発者は三重県・桑名市にある「プチ・ポンレヴェック 本店」を営む大山シェフのお父さん。
(プチ・ポンレヴェックnoda・大山拓シェフ)
「父は、昔から食べやすいフランスパンを作りたいとずっと言っていて、長年試行錯誤してた。その生地を商品化したら、ものすごく売れた」
20年近くの試行錯誤を経て誕生した奇跡の生地!全く新しい食感のパヴェが、本店で爆発的にヒットしました。
新食感間違いなし!一押しの「チーズパヴェ」
海外から取り寄せた最新機器を駆使して生地を作り、そこに折り込むフレーバーはジャーマンポテトやショコラなど全6種類。
その中でも「カッタン」の保科店主が推薦するのが「チーズのパヴェ」。3種類の厳選チーズを生地に折り込んで焼き上げることでチーズの香ばしさと、ここでしか味わえないパヴェ生地が合わさり、新食感間違いなしの一品です。
ということで、パヴェの大ファン、保科店主に食リポしてもらいました。
(カッタン・保科雪彦店主)
「これを伝えるのは難しい。ザクザクッと、ホロッと。食べた人にしか分からない。例えになったか分からないですけど、本当においしいです!」
人気ベーカリー店主がうなる、絶品パンリレー!プロが認める味を、一度試してみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」4月25日放送より