みちょぱ「怖い怖い…」ロケで山道進む芸人に“不可解現象”頻発 既視感ある看板や人々 道端の真新しい手帳に『2015年』
11日午後に放送されたCBCテレビ『ちょい足し』に、お笑いコンビ・サバンナの八木真澄さんが出演。山道を進むロケの最中、時空の歪みに迷い込んだような不思議な感覚に度々襲われ、戸惑いまくるという一幕がありました。
八木さんは番組内の企画で、愛知県新城市の「本長篠駅前」というバス停から乗車して、静岡県との県境に近い終点の「向久保」というバス停へ。そこからさらに先の地域を旅のエリアとして『ちょい足し』することで、テレビなどで紹介されていない魅力的なスポットが見つかるかどうかを検証しました。
まず、終点すぐの酒屋さんに聞き込み。すると「自然歩道の奥に行くと、おそば食べさせてくれる所があります。歩いて3時間くらい」という情報が。所要時間に驚きの声をあげつつも、とりあえず向かってみる八木さん。しかしコレが不思議な体験の始まりだったとは、この時知る由もなかったのでした。
遊歩道の入口についた八木さん、都会ではあまり見かけない看板に気づきます。「『厳禁 地バチ捕獲』…ハチを捕まえるのが厳禁ってことか」つぶやきながら遊歩道に入っていくと、そこは完全に山の中。
「車行ける道にしません?せめて…」八木さんのボヤキも木々のざわめきにかき消されていきます。
長さ2mはあろうかという細長い折れ枝を持ち、クモの巣を払いながら進んでいく八木さん。「これ、1人では無理…(後方のスタッフに対して)ついてきてますよね!?“バス停の先の道”ってこれで合ってる?」あまりの道の細さに不安を覚えたのか、自らのだいぶ後ろで止まってクモの巣を撮影していたスタッフに呼びかけます。
「怖いねんってホンマに…めっちゃ怖いから、先頭」怯えながら山の中を歩くこと2時間。ようやく遊歩道を抜け、舗装された道路へ。しかし、一安心していた八木さんの前に、記憶に新しい物が…。「厳禁 地バチ捕獲」などと書かれた、2時間前に見た看板です。
「ちょっと待って…僕ら入っていったの、この道ちゃうでしょうね。1周回って帰って来ただけ?ちゃうよね?進んでますよね?」
実際には進んでいたものの、あまりにもそっくりな風景に不安を抱えながら先を急ぐ八木さん。すると今度は道端に、手にしている折れ枝とそっくりな細長い枝が…。「パラレルワールド迷い込んでない?コレ、さっきの僕が置いてったんちゃいますよね?同じ枝が2つあるんですけど」
不可解な現象の連続に、時空の歪みに迷い込んだのではないかと疑い始める八木さんでしたが、歩みを進めていると、ついに民家を発見。ニワトリの一種・烏骨鶏を飼っている女性に卵を見せてもらうなど、八木さんは地元の方との触れ合いを通して、今いる場所は現実世界なのだと改めて認識していました。
さらに先へと向かう八木さん、路上に目をやるとポツンと落とし物と思しき手帳が…。中にあった連絡先に電話してみたところ、落とし主の男性が出て「私、車の上に置いておいて、走っちゃったかもしれない」
感謝していた男性のもとへ届けるための段取りも無事終了。しかし電話を切った後に八木さんがふと、つぶやきます。「この手帳…、古いかもな」なんとその手帳には“2015年”と印刷されていたのです。「落としたの今日ですかね。2015年ちゃいます?それだったら、さすがにあの(綺麗な)状態はないか。なんで今日2015年の手帳が…」
疑心暗鬼のあまり、今度はタイムスリップを疑う八木さん。心を落ち着かせるように地元の方に声をかけますが、そこにはまた多くのニワトリが…。そして再び同じように生まれた卵を見せてくれる親切な住人の女性…。ここで今回のVTRは突然終了となりました。
八木さんの旅路をスタジオで見守っていたMCミキの亜生さんが「パラレルワールドちゃう?おかしい、タイムスリップしてるやん!これはヤバイ!…鳥肌立った」と怯えて見せると、ゲストのみちょぱこと池田美優さんも「卵のシーン、さっきも見たよ!どういう展開?怖い怖い怖い……すごい映像が撮れた」と亜生さんに同調し、呆然といった顔をしてみせます。しかし、すぐさま昴生さんが冷静に「なんでみちょぱものってくるの?」とツッコミ。
その後の取材で「2015年の手帳」を使っていた男性は、メモ帳代わりにしていて、ロケの当日に偶然落としてしまったと判明。八木さんはパラレルワールドに迷い込んだり、タイムスリップしたりすることなく、無事現実世界を旅していたのでした。
※今回の撮影は8月6日に行いました。現在、愛知・静岡の両県は緊急事態宣言の対象区域になっています。
(9月11日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)