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~だるさ・不眠・頭痛の原因!?~緊急警報!夏のさぼり神経

~だるさ・不眠・頭痛の原因!?~緊急警報!夏のさぼり神経

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:西野未姫
ゲンキリサーチャー:コカドケンタロウ
ドクター:佐藤純
春から初夏にかけての外出自粛が、身体のだるさ・不眠・頭痛などの不調を招いているかもしれません。その原因は、自律神経が正しく働かない「さぼり神経」。そこで今回は「さぼり神経」について徹底リサーチ。対策法もご紹介します。

自律神経とさぼり神経について

・自律神経とは
自律神経とは、内臓や血管などの機能を自動的に調節する神経の事。興奮・緊張している時に優位になる交感神経と、安静・リラックスしている時に優位になる副交感神経の2つからなります。自律神経がしっかり働く事で体温を調節。暑い時には交感神経が弱まって血管が拡張し、汗をかいて体温を下げてくれています。

・さぼり神経とは
自律神経が十分に働かない事をさぼり神経といいます。さぼり神経になると血流が悪化し、夏のだるさや不眠、頭痛などにつながる恐れがあります。

さぼり神経の原因

・暑熱順化ができていない
暑熱順化とは、身体が暑さに慣れる事。本来、気温が上昇してくる5月~6月になると身体中まんべんなく汗をかき、体温を一定に保ちます。しかし、外出自粛などによって体が暑い環境に慣れていないと自律神経の働きが不十分になり、汗をかけなくなってしまいます。
<対策法>
暑熱順化をするためには、運動や入浴で汗をかく訓練をする事が大切です。

・冷え過ぎ
エアコンの効いた部屋など寒い環境に長くいると、体温を維持しようと交感神経が優位になり過ぎて自律神経が乱れてしまいます。すると、血流が悪化し不調の引き金になります。
<対策法>
カーディガンを羽織ったり、エアコンの風向きを変えたりして冷えを予防しましょう。

・低気圧
低気圧は、内耳に影響を与えます。内耳とは、鼓膜の奥にある三半規管などの事。視界と連動し身体のバランスをとる働きがあり、気圧を感知し脳に伝えています。ところが、脳にとってはそれがストレスとなり、自律神経のバランスが崩れてさぼり神経の原因になります。
<対策法>
雨の日など低気圧の時には、普段よりもペースを落として行動しましょう。落ち着いて生活する事でストレスを感じにくくなります。

あなたは大丈夫?さぼり神経セルフチェック

下記の項目に1つ以上当てはまるとさぼり神経の疑いがあります。当てはまる数が多いほど重症の可能性が高いので注意が必要です。

<さぼり神経セルフチェック>
・常にエアコンの効いた部屋にいる
・入浴はほとんどシャワー
・汗をかかないorベタベタした汗をかく
・身体がむくみやすい
・雨の日は頭痛がする

朝晩で使い分け!さぼり神経を鍛え直す方法

さまざまな不調の原因になるさぼり神経を鍛え直すには、朝晩で自律神経を使い分ける事が大切です。朝は交感神経を優位にして身体を活発にし、夜は副交感神経を優位にして身体を落ち着かせましょう。

<朝 ~交感神経優位で身体を活動的に~>
・朝日を浴びる
15分程度目安に朝日を浴びましょう。セロトニンが分泌して交感神経が優位になり、脳や身体が目覚めます。

・朝食を食べる
食事をする事によって、眠っている間に優位だった副交感神経が交感神経優位に切り替わります。特に青魚・ホウレン草・アサリなどに含まれるビタミンB群には交感神経を高める効果があります。

<夜 ~副交感神経優位で身体をリラックス~>
・深呼吸ストレッチ
首から肩にかけての筋肉をほぐす事で深呼吸がしやすくなり、副交感神経が優位になります。猫背の解消にもおすすめです。
≪深呼吸ストレッチのやり方≫
▼左手を腰にあて、右手を左胸にあてる
▼首を右に傾けて深呼吸を3回行う
※右手で胸を押し下げるのがポイントです。
▼反対も同様に行う

・間接照明だけにする
光の量を抑えると副交感神経への切り替えがスムーズに行えます。

・ホットミルクを飲む
牛乳に含まれるカルシウムが交感神経の高ぶりを抑えてくれます。

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