せいろ・麺つゆ・酒だけで作れる!?ふっくらやさしい“簡単ブリ大根”の作り方

スーパーで買い物を終えたお客さんの“カゴの中身”を見せてもらい、自宅での調理風景を撮影する企画「カゴ中 大調査」。購入した食材から生まれる、アイデア満載のレシピや調理風景には、それぞれの家庭ならではの"我が家流"がたくさん詰まっています。
今回は、名古屋市瑞穂区にある「サポーレ瑞穂店」と、熱田区の「サポーレ熱田伏見通り店」で調査しました!
電子レンジなし生活!?“せいろの達人”が作る我が家流「ブリ大根」

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会ったのは、ブリ・豚ロース肉・ネギなどを購入ていたご家族。話を伺うと、奥さんががブリ大根を作るための食材とのこと。
(由加利さん)
「せいろを使って料理するのがすごく好きで。今週は、せいろでブリ大根を作ろうかなと」
せいろを使いこなす達人のブリ大根を撮影をするため、ご自宅へお邪魔しました。
ご夫婦と娘さん2人の4人暮らし。キッチンを見渡すと、存在感のあるせいろが2つ並んでいます。
(由加利さん)
「メイン(で使うせいろ)は、21センチと24センチ。私一人のときは、小さいサイズを使って調理している」

ほかにも18センチ・13センチのせいろもあり、4つのサイズを使い分ける“せいろの達人”ぶり。さらに驚いたのは、一般家庭では必ずと言っていいほどある“あの調理家電”が見当たりません。
(由加利さん)
「電子レンジ、我が家にはないんです。レンチンしたいものも、全部せいろ」
せいろでの調理にこだわり、100種類以上のオリジナルレシピを考案。SNSにも日々アップしているのだとか。
調味料は麺つゆと酒だけ!?せいろで作る、ふっくら我が家のブリ大根

せいろにハマったきっかけは、長女の肌がの弱さでした。「何とか体調を良くしてあげたい」という思いから、由加利さんはせいろ料理を始めたと話してくれました。
油や調味料を減らせて、素材本来の栄養素がしっかり摂れる。そんな理由から、せいろは子どもにも体にもやさしい調理法なのではと思うようになったそうです。
特に、今回のような魚料理をせいろで作ると…。
(由加利さん)
「魚がフワフワになるんです。パサパサしないので」
ブリ大根の“我が家流”レシピも教えてくれました。調味料は料理酒と麺つゆだけ。砂糖やみりん、しょうゆは一切使わないそうです。
(由加利さん)
「麺つゆだけでも十分おいしくなる。私はこの作り方をよくやっています」
さらに片栗粉を加えることで、とろみがつき、味がブリに早く染み込みやすくなるメリットもあるのだとか。

続いて大根の準備。ここにも我が家流のこだわりが…。
(由加利さん)
「大根はできるだけ薄く切ります。短時間で味がしみて、柔らかくなるので」
薄切りの大根をせいろに敷き詰め、その上にブリを乗せて準備完了。
せいろのデメリットは「お湯を沸かすのに時間がかかること」「食材によっては蒸し時間が必要なこと」だといいますが、たっぷりのお湯を用意することが、ふっくら仕上げるポイントなのだそうです。
そして蒸すこと10分。せいろを開けると、湯気の中からふっくらジューシーな「せいろ蒸しのブリ大根」が完成!家族にも大好評の、おいしくて体にもやさしい蒸し料理が完成しました。
ごま油でカリッと!食べ盛り3兄妹に大好評「ちりめんじゃこご飯」

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会ったのは、サワラ・サケ・ちりめんじゃこなどを購入していた女性。たくさん食べるお子さんたちが大満足できる工夫があると聞き、ご自宅を訪ねました。
迎えてくれたのは、ピラティスインストラクターの秋田さん。ご主人と長男・次男・長女の5人家族です。
(秋田理絵さん)
「私自身、体を整える仕事をしているので、家族にも手軽にたんぱく質を摂れる食材を意識しています」
そのまま食べがちな“ちりめんじゃこ”。おいしさをさらにグレードアップさせる方法があると言います。
(秋田理絵さん)
「我が家では、ごま油で炒めて水分を飛ばす。カリッと(焼いて)食べたほうが、生臭さがなくなる。子どもたちも私自身もすごく食べやすい」
炒める際は、水分を含んだじゃこがはねやすいので注意が必要。また、焦げやすいので火加減も大切とのことです。
香ばしい焼き色がついたら火を止めてすりごまを加え、ごはんにのせます。さらに、刻んだ大葉とカツオ節をトッピングして「ちりめんじゃこご飯」が完成!
ほかにも、納豆に混ぜて食べるアレンジもあるとのことでした。
家庭ごとに工夫が光る“我が家流”、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年5月12日放送より
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