看護師さんの服装が変わってきた理由

『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)で不定期に放送されているのが、「パンツのコーナー」。パンツや下着にまつわるエピソードを募集し、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しています。5月24日のオンエアでは医療分野にまで話が及びました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く女性のファッションの移り変わり
下着の中でも年齢層が高い方が使うのがズロース。つボイは興味を失ってしまいましたが、ズロースに関するおたよりを紹介しました。
「私の祖母は夏はムームーを着ており、夏以外はずっと着物を着る人でした。寒くなれば腰巻き、寒いとズロースを穿いていたのを思い出しました。
ズロースはちょうちんブルマのような形式で、へそから下、太ももの真ん中近くまである短パン上の下着で温かそうでした。
1964年(昭和39年)東京オリンピックで東洋の魔女たちが穿いていたちょうちんブルマも、1970年(昭和45年)大阪万博の頃には、おしりにピッタリした化繊の物とファッション感覚が変わり、身体のラインが出る服が多くなるとパンティラインを気にするようになり、ズロースも姿を消して、防寒下着へと移行したように思います。
思春期の私には良い刺激を与えてくれましたが、市内にいくつもあった大きな紡績会社もこの頃から衰退していったと記憶しております。
つボイさんの故郷一宮も紡績で有名な地域なので、同じようなことが起きていたのではないでしょうかね」(Aさん)
看護師さんの制服も変わっている
ズロースの話から日本の産業の栄枯盛衰にまで話が及びましたが、70年代に入り、つボイにとってはどんどん良い傾向になっていくと思いきや、女性のファッションは違う方向に行きました。
ここでつボイはファッションの流れについて、看護師さんへの話へと展開しました。
つボイ「看護師さんは非常に機能性のある動きやすい形に変わっていきましたね」
小高「添え物、お人形さん的役割を担うっていうような仕事を与えられてるっていうのも、ちょっと違うんじゃないってなってきてるのが今の時代の流れなので、あまり華美な服装でニコニコと立ってるみたいな感じではなくなりましたよね」
この流れに関しても、つボイは思う方向といかんようになってきたとボヤきました。
デザインが変わった理由
つボイはあらためて看護師さんの昔の服装について力説しました。
つボイ「戦前の看護師さんの格好はかわいいですね。ナースキャップもあって袖がプクッとなったスリーブ、ちょっと長くなったスカート、どうでしょうか」
見た目は良いのですが、実際に仕事着として機能しているかどうかはまた、別問題です。
つボイ「ナースキャップも衛生上毎日洗うわけにはいかんから、感染性の患者さんに来てる時もキャップを被ったりどうのこうのと。
普通のやつなら毎日洗える、白衣なら毎日洗えるけど、ナースキャップは毎日洗えないのでこれは止めときましょうと」
小高は機能面だけではなく、デザイン面でも昔の制服は廃止したほうが良いと語りました。
小高「歳を取ってきて、これちょっと私着るんですか?っていうデザイン。どの年代も普通に着られるデザインにしてほしいんです、要するに!」
つボイは即座に「婦長さんの立場で言ってるんですか(笑)」とつっこみました。
(岡本)
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