阿知波悟美【スジナシ】拒絶の連発に思わず鶴瓶「全部断るねんもん!」
【2009年2月22日放送】
今回のゲストは女優の阿知波悟美さん。舞台を中心に幅広く活躍している実力派の女優の登場だ。
設定は「渡船場」。スタジオには夜の渡船場が丁寧に作り込まれている。阿知波は渡船場というと、瀬戸内海の小さな島を連想するというが、果たしてどんなスジナシが展開されるのだろうか?阿知波が板付きで即興スタート。待合のソファに座っている阿知波。鶴瓶が登場するも、2人は見知らぬ間柄のようだ。そして、探りあいが始まった。
「さっきいませんでしたなあ」と声をかける鶴瓶に対して阿知波は少し警戒の色を見せる。阿知波の隣に座る鶴瓶。素早く立ち上がる阿知波。互いの素性を探る会話が続く中、阿知波は鶴瓶の設定をことごとく否定する展開になる。鶴瓶に対する警戒心からか、鶴瓶の設定を無意識に拒む阿知波。阿知波は嘗て島に住んでいたが、今は本土で生活をしてる。今日は島から来る人を迎えにこの渡船場へやって来たのだ。
すると鶴瓶は、嘗て自分も島に住んでいたことを告白する。今日鶴瓶は、久しぶりに住んでいた島を訪れたのだ。何故鶴瓶は久しぶりにこの島を訪れたのか?その理由は語られなかったが、いずれにしても2人は同じ島出身ということで、鶴瓶と阿知波の関係も一歩前進し、阿知波の警戒心も少し解けた。2人はお互いが住んでた家の場所を説明し始める。意外にも近所ということもわかり、鶴瓶は昔その辺りに住んでいた女の子の名前を口にする。「フミ子ちゃん・・・」
と、突然大笑いを始めた阿知波。実は阿知波こそが、その「フミ子」だったのだ。会わなくなって40年以上、時の流れがお互いの昔の面影を消し去っていた。気付かないのも無理ないか。ともあれ、2人は小さいときによく遊んだ仲だった。そのとき鶴瓶は小学生、阿知波はまだ2,3歳。阿知波の姉の「ノリ子」と3人でよく遊んでいたという。その「ノリ子」こそが、鶴瓶の初恋の女性だった。ファーストキスも彼女。鶴瓶にとって「ノリ子」は忘れられない女性だったのだ。
そして、ここから阿知波が展開していく。今日この渡船場に来たのは「ノリ子」の家族を待っているからで、実は「ノリ子」は余命幾ばくも無い体である。家族を「ノリ子」の入院している病院まで連れて行くために、渡船場へとやって来た。
初恋相手の悲しい運命に言葉を失う鶴瓶。動揺は隠し切れない。しかし、鶴瓶にも悲しい事実が隠されていた。鶴瓶がこの島を訪れた理由・・・・・・・・鶴瓶にも残された時間は僅かだった。奇しくも初恋相手と同じ運命・・・。
阿知波は残り少ない人生を、それでも笑って生きていくのが幸せじゃないかと励ます。悲しさの中に前向きな希望を見出して・・・。「OKです」