あき竹城【スジナシ】校長室がまさかの空間に!?鶴瓶「この芝居、ギリギリよ!」
【2001年1月12日初回放送】
ゲストは個性派ベテラン女優、あき竹城。そして即興ドラマの設定は「校長室」である。いつも同様、登場する2人の役柄や何の学校の校長室になるのか?もしかしたら、理事長になるかもしれない、いやPTA会長と刑事でもあり得るかも・・・など様々な予測につつまれながら始まったわけだが、スタート直後のあき竹城のセリフがその全てを吹き飛ばした。
鶴瓶がドアを開け、顔をのぞかせた瞬間、「いらっしゃいませー、ようこそバー校長室へ!」。
鶴瓶、「・・・・。」。確かに番組冒頭の企画説明のナレーションでは「これらの状況をどう解釈するかは出演者の自由です」とうたっているのだが、ここまで飛躍した役者は初めてである。一瞬なにが何だかわからない状態になった鶴瓶。「どうもすみません・・。」と訳のわからない台詞・・・。しかし、先制攻撃に専念するあき竹城は、「あら、トン子(豚子?)ちゃん。きょうは何でスカートじゃないの?!」と鶴瓶をさっさとのオカマにすべく口撃を繰り出す。鶴瓶は仕方なくオカマに変身・・。シチュエーションが確定した所であき竹城は鶴瓶を相手に相談を持ちかける。「うちの娘が結婚するから『おとうちゃん帰って来て!』って言うんだけど手術で女の体にしてしまったから帰れない・・・。」と言う。鶴瓶は娘のために再手術を進めるが、あき竹城は応じない。それどころか「あんた、売れないんだから!」と鶴瓶にも手術を進めるのである。しかし鶴瓶は、「私はこれでもオナベ専門でやってるのよ!内緒だけどこのお店が終わった後にもスナックをまかされてるのよ!」と跳ね返す。結局は、オカマ同士の喧嘩に発展するのだった・・・。あき竹城は、今回のスジナシで『売れない東北出身の寂しいオカマ』というテーマの『哀愁物』を演じたかったそうである。