コロナの現状とは?感染したCBC光山雄一朗アナが実体験を語る。

CBCの光山雄一朗アナウンサーは、先日新型コロナウイルスに感染しました。流行は落ち着きつつあるものの、新種の「ニンバス株」や病院の様子など、現状は一体どうなっているのでしょうか?9月29日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、光山が自身の感染体験を語り、医師への取材をもとに、現在の流行状況や家庭でできる対策、ワクチン情報などが紹介されました。聞き手は三浦優奈です。
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光山が新型コロナウイルスに感染し、発症したのは先週。
38度台の高熱と咳、激しい寒気に襲われ、5日間ベッドから動けないほどの状態だったと振り返ります。
光山「熱が上がったり下がったりを繰り返して、咳も出るし、寒気もずっとしていて。薬で少し楽になる時間もあったんですけど、基本的にはずっと熱が出ていて、かなりしんどかったですね」
自宅では一部屋に隔離され、家族との接触も最小限に。
病院を受診した際には、陽性と診断されたものの、隔離用の部屋が満室で、車で待機するよう求められたとのことです。
光山 「『いま隔離部屋が空いてないので、車で待っていてください』って言われて。あ、まだコロナ流行ってるんだなって、ちょっと実感しました」
夏のコロナのピークは9月中旬
光山はコロナ事情の現状を知るため、名古屋大学医学部附属病院 救急科長・山本尚範医師を取材しました。
新型コロナは冬だけでなく「夏にもピークがある」のが特徴。
今年の夏のピークは9月中旬だったとのこと。
現在主流となっているのは「二ンバス株」と呼ばれる変異株で、強い喉の痛みが特徴です。
光山 「唾を飲み込むのもつらいほどの喉の激痛。これが今の株の特徴です」
また山本医師は、コロナに対する免疫が下がっている人が多く、以前よりも症状が重く感じられるケースが増えているとも語ります。
これは、定期的なワクチン接種が途絶えていたり、感染が数年ぶりであったりすることが理由のひとつです。
光山「前にかかったときの免疫がもうなくなってしまっているんですね。だから感染したときの反応が強く出てしまうんです」
三浦は「少し前よりコロナへの警戒感が薄れてきていた」と実感を込めてコメント。
続けて光山も「熱が出て病院に行って、陽性とわかったときは少し慌てた」と振り返ります。
感染対策は基本的なこと
家庭での感染対策について、山本医師が特に強調したのが「換気の重要性」でした。
空気中に漂うウイルスは室内にとどまらせず、外に逃がす。換気が何よりも大切です。
光山は、自宅療養中も家族と距離を保ち、マスクを着用し、会話も最小限にとどめるよう努めたと話します。
光山「マスクをして、手洗い・うがいをして、会話もなるべく控えて。基本的なことだけど、やっぱり必要ですね」
三浦「コロナ禍のときに“換気が大事”ってずっと言われてましたよね。寒い中、何時間おきかに窓を開けてってやっていたのを思い出しました」
また、10月からは高齢者向けのワクチン定期接種がスタートします。
光山「不安を感じる方は、ワクチン接種も選択肢のひとつとして検討してほしい」
新型コロナウイルスの流行の波は落ち着きつつあるものの、冬には再びピークが訪れる可能性もあります。
換気や手洗いといった基本的な感染対策を、もう一度見直す時期に来ているのかもしれません。
(ランチョンマット先輩)
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