外れたらど素人?中日OB・中村武志が最後にルーキー登板を予言

韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが、9月29日の『ドラ魂キング』に電話出演。今シーズンのドラゴンズは巨人戦を残すのみで、セ・リーグの順位も4位で確定しましたが、中村さんはこれからのドラゴンズについて、リスナーからの質問に答えました。聞き手は大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈です。
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「中村さんに質問です。石伊捕手、この秋何を重点的にやるべきでしょうか?」(Aさん)
中村「まず身体のケアをしっかりしてほしいですね」
1年間の戦いは、自分が知らないうちに身体も心もかなり疲労するそうです。「身体のケアと同時に、精神的なケアとして野球を忘れる時間も作った方がいい」と中村さん。
石伊捕手はレギュラーとして大活躍しました。しかし先発陣が崩れてしまった試合も多々ありました。今後先発陣が崩れた場合、石伊捕手の課題は?
中村「今年はいいスタートを切ったという感じですよね。これから秋と春のキャップを利用して、どこまで成長するのか?期待が持てますよね」
周りが変えてしまう
大谷「石伊捕手のように1年間試合に出続けると全部変わるもんですか?」
中村「周りが選手を変えちゃうんですよね」
活躍したことで注目度が大きくなり、オフでの野球以外の仕事が多くなってくるという変化があるんだとか。中村さんの現役時代は?
中村「僕の時は3年間はメディアに出るなと全部ストップだったですね」
大谷「それは誰がストップするんですか?」
この辺はわかっていてもあえて聞く大谷と、中村さんのお約束のやり取り。
中村「誰ですかねえ。Hさんですかねえ」
当時、中村さんを抜擢したのはH野仙一監督でした。
結果的に野球に集中できたし、怪我のない身体も作れたんだとか。
終盤は勢いだけでは無理
今年のドラゴンズは9月の勝負どころで息切れしたような雰囲気でした。
大谷「これは選手の体力的な問題ですか?」
中村「体力は全然問題ないです。やっぱり目標のあるチームはオーラがあるんですよね」
ドラゴンズは今年のように息切れをしないためには、その時期に2~3位にいることが重要だそうです。
中村「そこにいれば黙ってても勝ちます。何もやらなくても勝ちます」
大谷「追い上げるだけじゃダメなんですね」
納得する大谷。
来年、ヘッドコーチは?
「来年のコーチ陣の体制なんですけど、ヘッドコーチに矢野燿大さんはいかがでしょうか?阪神時代のヘッドと監督で井上監督と相性がいいんじゃないでしょうか?」(Bさん)
矢野さんが阪神タイガースの監督をしていた時、2021年と2022年のヘッドコーチは井上一樹監督でした。現在のドラゴンズはヘッドコーチを置いていません。来年はどうなるのでしょう?
中村「個人的に置かない方がいいと思いますけど、僕は置くと思いますけどね」
「何の情報もない」と言う中村さんですが…
大谷「中村さん、ヘッドのオファー、チラッと来てるのかな?」
中村「僕は丁重にお断りしようと思ってます」
大谷「絶対断んねえだろ(笑)」
中村さんに毒づいて嬉しそうな大谷。
最後にルーキー登板?
今シーズン最後となる巨人戦について「いつも通りの戦い方でいい」と中村さん。
29日、柳裕也投手と大野雄大投手が一軍登録抹消。同日、今年の4月末に二軍でプロ初登板を果たした草加勝投手が一軍先発投手陣の練習に合流しました。
大谷「もし草加投手が上がってきた場合は先発で使った方がいいですか?」
中村「何言ってんですか。当たり前のことじゃないですか」
大谷「そうですか(笑)」
中村「そんなことじゃ素人の上に“ド”が付きますよ」
大谷「日本で待ってます。どうせ起亜タイガース、クビになるんだろうな(笑)」
中村「…」
捨て台詞を吐く大谷に、何か言おうとした中村さんでしたが、ちょうどコーナーはぶっつりと終わってしまいました。
(尾関)
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