ナイフとフォークで?バナナの正しい食べ方とは

こどもから大人までみんな大好きな果物、バナナ。度重なる物価高で消費の減ったフルーツ類の中でも、安定して買える価格と美味しさが魅力的です。6月21日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛、ゲストのオレンジ田中が、身近なバナナの意外な一面を話題にします。
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石塚「バナナってどうやって食べますか?」
加藤「バナナですか?皮を剥いて食べます。丸ごと食べますか?」
石塚「誰がサルやねん(笑)」
サルやゴリラはバナナを皮ごと食べることもあります。ただやはり美味しくはないのでしょうか、器用に剥いて食べる個体もいるようです。
田中「バナナは栄養価が高いので、マラソンのエイド(休憩所)には必ずバナナが置いてありますよ」
田中さんが参加している長距離マラソンでは、途中の休憩所に水分や飴などの他にも、栄養補給のためのバナナが置かれていたりもするのだとか。栄養豊富ですぐにエネルギーになるので、ランナー達がこぞってバナナを取っていくようです。
道具を使わなくても手で皮を剥けばすぐに食べられる手軽さと栄養価の高さが、私たちの食卓でバナナが重宝されている理由のひとつでもあります。
正しい食べ方とは
なぜ石塚がバナナの話を持ち出したかというと、イギリスでバナナの専門家が発信したことが話題になっているからだとか。
石塚「SNSで『バナナの正しい唯一の食べ方』として、ナイフとフォークを使った食べ方を紹介していたんです」
投稿された動画ではナイフとフォークでバナナを食べる様子が説明されていたそうですが、問題はそれを「唯一の正しい食べ方」だとしたこと。
石塚「『ナイフとフォークでも食べられますよ』っていう紹介だったらわかるんですけど」
加藤「『これだけが正しい』って言い切っちゃったんだ」
その専門家のSNSにはフォロワーが多く、動画の再生数は20万回以上。かなり拡散されて、行き過ぎた発言として炎上騒動にも発展したようです。
マナーとは?
石塚「さらに動画の中では『サルのように手で皮を剥くのはダメ』って説明までしていて」
投稿に対するコメントでは「このマナー専門家は全人類を敵に回した」とまで言われており、意見の押し付けに反発する様子がうかがえます。バナナくらいかしこまらないで、気楽に好きなように食べたいという気持ちはもっともです。
石塚「バナナはやっぱり手で持って皮を剥いて食べるのが、一番オーソドックスなんじゃないですか?」
加藤「何でもよくない?って思っちゃいますけどね」
近年SNSでは、いわゆる「マナー講師」が炎上するケースがたびたび見受けられます。時代にそぐわないものであったり、価値観の押し付けになってしまっていたりするパターンもあるようです。
加藤「ものによっては本当にその通りにした方がいいようなものもありますけどね」
石塚「守った方が間違いなく上手くいくよねっていうものと、それって別にただ決めただけであんまり意味ないじゃんっていうものがありますね」
今回のケースは後者のような気がします。
海外では
そんな話題を受けて、リスナーからこんな投稿が届きました。
「25年くらい前にモロッコに旅行に行った時、レストランで出てきたデザートのバナナを食べていたら、ウエイターさんたちがクスクス笑い始めました。
なぜ笑っているのか聞いたら『手で皮を剥いて食べるのはサルみたいですよ』と言いながら、ナイフとフォークを使うジェスチャーで正しいとされる食べ方を説明してくれました。文化の違いを感じました」(Aさん)
石塚「ナイフとフォークを使って食べるのが正式だとされているところもあるんですね!」
加藤「さっきはどっちでもいいじゃんって話してたけど!」
場所や国が違えば文化や価値観も違い、なにが良しとされるかは異なってくるようです。
郷に入っては郷に従え。旅行に行った際は少し頭の隅に置いておくといいかもしれませんね。
(吉村)
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