CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

大物間違いなし。WBC強化試合で口笛を吹きながらベンチにやって来た投手

大物間違いなし。WBC強化試合で口笛を吹きながらベンチにやって来た投手

11月22日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーに代わって加藤愛が登場。元中日ドラゴンズの吉見一起さんに聞いた話を披露しました。侍ジャパンでピッチングコーチを務めている吉見さんの評価はいかに?

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

常に前向き

中日ドラゴンズからは3人のピッチャーが侍ジャパン強化試合の韓国戦で投げました。16日の先発は金丸夢斗投手。5回には松山晋也投手。8回には髙橋宏斗投手が投げました。

金丸投手については、良い球を投げていて良かったと褒めていたそうです。

「勝てるピッチャーだ。来年はもしかしたら、一番手になれるかも知れない」太鼓判。

WBCで投げる際には、変化球の制度、150キロの速球でも簡単にはじき返されるという課題もあるそうです。
日本と違い、飛ぶボールですが、その対応はできていたとか。

吉見さんは、短期決戦なので、結果よりもピッチクロックにどう対応するかなど、はまるかはまらないかを見ていたそうです。

金丸投手は「楽しい楽しい」と常に前向きな発言をしていたので、すごく良い評価をしているとのことでした。

悩める守護神

5回に3番手として投げた松山投手は1イニング無失点。ヒット1本こそ許しましたが、きっちり役目を果たしていました。

松山投手は、侍ジャパン強化試合に向けての広島東洋カープ戦で打たれたこともあり、悩んでいる姿も多かったんだとか。

思ったようにフォークが落ちない、など自分の中で修正できなかった部分があったそうです。

しかし、やっぱりドラゴンズの守護神。ドラゴンズファンも楽しみ。

「WBCで投げるなら9回で見たいよね」と吉見さんも話していたそうです。

慣れるしかない

8回に投げた髙橋宏斗投手について。

「今年の宏斗はすごいな。去年のプレミアの時よりも状態は良いんじゃないかな。一球一球シーズン中よりも良かった」と吉見さん。

フォアボール、フォアボール、デッドボールで点こそ取られたものの、一球一球のボール自体が良かったし、アジャストはしていたという評価。

日本人投手が「ピッチクロック」に苦しんだと報道でありましたが、髙橋投手も同様。これは慣れるしかないそうです。
2023年から社会人野球ではピッチクロックが導入されています。

加藤によると、吉見さんがコーチをしているトヨタ自動車の投手は「慣れれば楽勝」と言っていたそうです。

「今回苦労した侍ジャパンの選手はこの経験を活かして、ぜひWBC本大会で頑張っていただきたいと思います」と加藤は期待していました。

必要なのは鈍感力

吉見さんは「短期決戦こそ鈍感力が大事」と話していたそうです。

ピッチクロックしかり、WBCルールにどれだけ対応できるかが短期決戦を自分の物にできるカギなんだとか。それには性格も少なからず影響するようです。

吉見さんは読売ジャイアンツの大勢投手。埼玉西武ライオンズの平良海馬投手の名前を挙げていました。

大勢投手は、普段から陽気な選手で、細かいことは気にしない性格。とにかく楽しんで投げられる。そんなところが良いそうです。

平良投手は、出身地、沖縄の土地柄もあるのか、普段からのほほんとしていて余裕がある感じは周りから見ていてもわかるとか。

「投げる時に楽しめる、余裕がある、ある意味の鈍感力が短期決戦では必要なのではないかと今回思った」と吉見さんは話していたそうです。

口笛を吹いてやって来る

鈍感力で名前が挙がったドラゴンズの選手が金丸投手でした。

MLBの基準に沿って行なわれるWBCでは、登板する投手はブルペンで投球練習後、出番が来るまで一度ベンチで待機します。

ブルペンからベンチまでの距離は30~40メートル。
吉見さんではなく能見篤史コーチの目撃談。この間を、口笛を吹いて歩いてくる金丸投手を目撃したそうです。

吉見さんが、投げ終わってベンチに戻ってきた金丸投手に、「どうだった?」と聞くと「とにかく楽しかった」と何回も口にしていたそうで、「この子は大物になるぞ」と思ったそうです。

実は繊細

最後に加藤が、吉見さんが現役時代にピッチクロックがあったら?を聞くと「繊細な性格だから、たぶんピッチクロックとかピッチコムはなかなか難しいんじゃないか」と話していたそうです。

どれくらい繊細かと言うと、コーチ期間はお腹が空かなかったとか。強化試合の最終日が終わってホッとして夜2時過ぎにステーキを食べたそうです。

「強化試合でそうだったら本戦ではどうなるの?」と話していたそうです。

加藤「先日、一緒にゴルフを回らせていただいたんですが、鉄板ナポリタンの大盛りをしっかりモリモリ食べていましたので、この辺りはご安心ください」

吉見さんの話から、短期決戦のプレッシャーは想像もつかないものだと感じたそうです。

加藤愛が吉見一起さんに聞いた話でした。WBCの本戦代表に、ドラゴンズの選手が何人選ばれるのか楽しみです。 
(尾関)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP