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トラウマから性行為に進めないリスナーに、女性からアドバイス

トラウマから性行為に進めないリスナーに、女性からアドバイス

12月15日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』には、女性との性行為に罪悪感を持ってしまうリスナーから相談が寄せられました。いざという時に手が出せなくて「奥手な男」や「卑怯な男」などと思われてしまうのではないか、と悩むリスナーにパーソナリティの八木志芳が女性の立場からアドバイスします。

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大きすぎる過去のトラウマ

「私の性の悩みです。女性との性行為に罪悪感を持っています。 
きっかけは幼少期、母から元父による身勝手な性行為の強要による悩みを聞かされたことです」(Aさん)

Aさんの元父親は、母親が生理期間にも関わらず、前戯もなく性行為に及んで自分勝手に果ててしまっていたそう。 
そんな母親の悩みを聞いて以降、Aさんは「女性には誠実かつ大切に接しなくてはならない」と思うようになり、それを守って日々を過ごしてきました。 

「その戒律が自分を縛っているのか、今までの交際女性へ自ら性行為の同意を求める第一声がなかなか出ません。言葉が浮かんでこないんです」(Aさん)

相手に性行為を求められて、ようやく身体が動く受動的なAさん。
女性から見たら、よくて「奥手な男」悪くて「卑怯な男」に思われているのではないかと悩んでいるそう。 
キスなどのスキンシップは自然にできるそうなのですが、その先にいこうとすると動けなくなってしまうのです。

八木「トラウマがあるんですね」

悩むのは相手を大切に思っているから

最近では夫婦間にも「性的な暴力」があることが一般的に知られるようになりましたが、Aさんの親世代では、女性が男性の言いなりになる他ない時代だったのかもしれません。

八木「お母様はずっと辛い思いだけをしていた。それをAさんに話したのは、『あんたはこういう風になるんじゃないよ』と思っていたのかも」

一方で、このことに悩むAさんには「愛する女性に対して思いやりがある」と称える八木。
根本にAさんの優しさが見えると続けます。

八木「そこで思い悩んでいる自分、そこまでそんなに卑下する必要はないというか、責めなくてもいいなと思いました」

性行為ができないというわけではなく、相手が求めてきたら応えられるという現状には「いいんじゃないかな」と続けます。

八木「積極的に攻めてこない人っていうのは、全然私はありだと思います。なんか、無理やりする人よりは好感が持たれる気がする」

勇気を出して打ち明けてみる

それでも、どうにかしたいとAさんが思うなら…、

八木「病院とか行って、精神的なカウンセリングとかを受けてみるっていうのも、ありかもしれません」

もう一つは、なかなか話しづらい内容かもしれませんが、相手の女性の方、パートナーの方に「自分はこうこうこういう経験があって、なかなか性に対して積極的になれない」と素直に打ち明けること。 

相手を大切に思っているからこそ、性に対して真剣に考えているAさん。その思いが伝わるといいですね。
(野村)
 

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