中日・藤嶋健人投手、1億円プレーヤーへの決意とヴィンテージデニム愛が炸裂!
12月12日、中日ドラゴンズの藤嶋健人投手がCBCラジオ「ドラ魂キング」に出演しました。番組では、チームでの役割や1億円プレイヤーを目指す意気込み、大好きなヴィンテージデニムについてなど、リスナーから寄せられた多彩な質問に丁寧に答えてくれました。聞き手を務めたのは高田寛之アナウンサーと三浦優奈。藤嶋投手の熱い思いと人柄が伝わる放送となりました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くシビアな場面も冷静に
「必要な火消しなど、イニング途中で登板することが多いですが、その場面でどのような心境でマウンドに上がっているんでしょうか」(Aさん)
藤嶋「僕、序盤からブルペンにずっといるんで。試合の流れをつかむのがわかるようになってきて『そろそろあるな』と思ってるんで。なんか急にポンって行ってる風に思いますけど、自分の中では別にそんなことなくて」
シビアなシーンで登板することが多い藤嶋投手ですが、「マウンド上がったら、1人ずつ抑えればいいかなって思ってやってます」と、意外にも冷静な心持ちで臨んでいるそうです。
急なアクシデントでピッチャー交代の必要がある時も、連絡が来る前に「勝手に立ち上がりますもん」と藤嶋投手。
藤嶋「本能かもわかんないですけど」
驚異!3年連続50試合登板を達成
3年連続の50試合登板を果たした藤嶋投手。
高田「これ、どれだけすごいかってことですよ!」
藤嶋「続けるのが難しいっすね、確かに」
毎年どこかしらの故障を抱えながらも、この記録を3年連続で達成するのは驚異的なことです。
藤嶋「継続して結果が出ていることは、自分の中ではうれしいです」
そうなると、気になるのはやはり契約更改です。
高田「記事によりますと、推定年俸8500万円!」
藤嶋「あー恥ずかしい」
年俸が全国民にバレているという状況に「こんなプライバシーがない職業はなかなかないですよ」と、ぼやく藤嶋投手。
契約更改への本音とライバル心
高田「あと一息のところまで来ましたね」
藤嶋「コツコツがんばって、まあいつかはって思ってますけどね」
入団した頃、「1億円プレーヤーになりたい」と語っていたという藤嶋投手。「1億」という数字は、プロ野球選手としての大きな目標だと話します。
この流れで、こんな質問も飛び出しました。
「他の選手の契約更改は気になりますか?」(Bさん)
藤嶋「めちゃくちゃ気になりますよ!『うぇい!(清水)達也めちゃくちゃ上がっとるやんけー!』と思いますよ。昨日、すっごいなーこれと思って」
1歳違いの清水投手へのライバル心も燃やしながら、さらなる飛躍を目指している藤嶋投手です。
フレンドリーなブルペン陣の絆
高田「伝統的にドラゴンズって、ブルペン陣がもう本当に先輩後輩なくみんな仲いいっていうね」
藤嶋「みんなフレンドリーですね。リリーフって特に助け合いなんで。誰かのランナーを返さないとか、ふたりで1イニング投げ切るとか。みんなで繋いでいくっていうので、団結力はあると思いますね」
試合を全員で完結させることに、大きな達成感があると藤嶋投手は話します。
ここで三浦が禁断の質問を投げかけます。
「めちゃくちゃ生々しい話!」
三浦「契約更改の時に、『この選手、これだけ上がったんだな。じゃあ俺もさぁ…』みたいな」
藤嶋「めちゃくちゃ生々しい話するじゃないですか!そんなん言えるわけないでしょ!」
それでも、「あると思いますよ」とぼやかしつつ慎重に答える藤嶋投手。
高田が「昨今では契約更改で粘って実際に年俸が上がるという話はあまり聞かない」と指摘すると、藤嶋投手は「しっかり査定側の方もね、仕事で数字をバンって出してもらってるわけですから。それはでも交渉次第じゃないですか」と、冷静に語りました。
ヴィンテージデニムを買いたい!
高田「大台を超えたときに、『これ絶対買ってやる』ってモチベーションになってるものはありますか?」
藤嶋「ヴィンテージのデニムのセットアップ」
古着好きで知られる藤嶋投手ならではの、納得の答えです。
藤嶋「今やばいじゃないすか。めっちゃくちゃ高いじゃないすか。好きじゃない人からしたら『なんでこんな大昔の人が穿いたボロボロのやつがこんな高ぇんだ』って思いますけど」
ちなみに藤嶋家には、その価値をわかる人は他にいないそうです。
藤嶋「『何をお前、こんなくせぇ服買ってくるんだ』って怒られたことは1回あります。『それはごめん、本当にごめん』って」
古着愛が伝わる、印象的なエピソードです。
試合への冷静な心構えや契約更改への思い、そして大好きなヴィンテージデニムへのこだわり。藤嶋投手の熱い思いと飾らない人柄が感じられる放送でした。
(minto)