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ふたつの香りと濃い色が特徴。山形県の櫛引温泉「ゆ~Town」

ふたつの香りと濃い色が特徴。山形県の櫛引温泉「ゆ~Town」

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。10月31日の放送で紹介したのは、山形県鶴岡市の櫛引温泉「ゆ~Town」。浴槽を見ただけで舌なめずりするほど、温泉マニアにはたまらない温泉だそうです。いったいどんな温泉?

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櫛引温泉への道

高田「今回は『ゆ~Town』という日帰り入浴施設に行きました。温泉の歴史は結構新しいんですよ。掘り当てたのが平成3年です。なので温泉街がなくて、そこに1カ所温浴施設があるというイメージです」

櫛引温泉へはCBCのある名古屋市中心部から632キロ。

車では7時間36分で到着。
公共交通機関だと、東京経由で上越新幹線新潟駅から在来線特急に乗り換え、鶴岡駅で下車。さらにバスに乗り換えて、最寄りバス停から徒歩で40分で、名古屋駅からは延べ6時間半ほどで到着するそうです。

地元野菜がいっぱい

建物は新しくてきれい。入場券(450円)を券売機で購入してフロントへ。

高田「フロント前には道の駅にあるような感じで、地元のお土産とか食べ物とか野菜とかが並んでいて、これが楽しいんですよね」

フロントの奥には食堂、広い休憩スペースもあったそうです。

2階建ての施設で、浴場は1階と2階にあるそうです。
1階の脱衣場は広めで、450円という銭湯価格にもかかわらずドライヤー完備。服を脱いで浴場へ。

舌なめずりするほどの温泉

1階の浴場に入ると中央に15人ぐらいは軽く入れそうな大きい源泉かけ流し浴槽がひとつ。
壁に沿って洗い場が10個ほどあります。

高田「洗い場にはシャンプー、ボディソープ完備です。450円ですごいでしょ?」

お湯は茶褐色。別の言い方だと茶色に近い濃いウグイス色。流し口は透明なお湯が出ているのに、浴槽の中は色がついているそうです。底が見えないほど色が濃いので入る際には要注意。

おそらく空気に触れることで酸化して色がつくと推測する高田アナ。

岩風呂の浴槽の一部が赤く染まっていて、石質物という温泉の効能が固まったものも岩にこびりついていたそうです。

高田「期待大。これは舌なめずりの温泉です。かけ流しの量が多くてダーッと流れていく感じもいいですねえ」

浴槽の中央部分はバブルバスになっている珍しい作りだったそうです。

東日本ならでは

泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。入るとまず鼻に来るのが油の香りです。東日本特有の温泉ですね。

油の香りの中に鉄の香りも漂う、ふたつの香りが楽しめてお得感があります。
岩が赤く染まるというのは鉄っ気が多い証拠です。

高田「油の香りがすると、どうしても感覚として『油=ヌルヌル』のイメージがあるでしょ?肌にはキシキシの感じですので鉄っ気の方が強いんですよ」

温度は42度ぐらいとやや熱め。源泉温度が高くて加水はしていますが、加水あり、加温なし、消毒なしというかけ流しです。

高田「特徴ある温泉にそのままの湯の状態で入れるって良いですよねえ」

2階の浴場

浴場の隅の方に螺旋階段を上って2階の浴場へ。

2階はサウナがあったり、洗い場もすごくゆったり作られていて、「同じお金ですか?」というぐらい作りは全く違うそうです。

1階は温泉好きが、2階はサウナ好きのサウナーが2階に来る感じなんだとか。なのでお客さんは少な目。

2階にも浴槽がひとつ。その浴槽は1階の温泉の茶色い色だけを抜いた温泉。薄っすら白く濁っている感じはありますがほぼ透明だそうです。

高田「びっくりするのが油と鉄の香りがちゃんと残ってる。色がついた温泉は苦手という方や静かに過ごしたい方は2階がいいかなと思います」

体を拭いてびっくり

高田「湯から上がってそろそろ出るかとタオルで身体を拭くと、タオルが茶色に染まってます。そのぐらい色のすごい温泉です」

鉄の香りと油の香りが混在するのが東日本ならではの特徴だそうです。西の方にはなかなかない温泉。

高田「風呂から上がっても入り口の周囲でお土産物や地元の野菜が楽しめます。長時間過ごせそうです。450円でお値打ち。地元の方が羨ましいです」

山形に行った際は茶色い温泉にぜひ入ってみて下さい。
山形県鶴岡市の櫛引温泉「ゆ~Town」の紹介でした。 
(尾関)
 

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