名駅の再開発で何が変わる?変貌する名古屋の未来図

名古屋鉄道は名古屋駅の大規模な再開発計画を発表しました。この計画では南北400メートルにわたる高層ビル群が建設され、一部は空中回廊で結ばれる予定です。2025年3月26日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、名駅エリアの大規模な再開発計画について、ジャーナリストの北辻利寿さんが解説しました。
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名鉄が発表した再開発計画では5,400億円を投じ、現在の名鉄百貨店が入っているビルなど6棟すべてを建て直すとのことです。
笹島にある「名鉄レジャック」はすでに解体が完了。太閤通りを挟んで北側と南側にそれぞれビルが建ち、それらを空中で結ぶという未来的な構想です。
この再開発計画は2027年度に着工予定で、ホテルやオフィスなどが順次開業し、最終的な完成は2040年代前半の見込みです。
また、名鉄のホームも2線から4線に拡張される計画です。
宮部「奇跡のホームの整理。名鉄さんのDJぶりが見事な案内ですが」
北辻「迷駅(めいえき)と言われてたんですけど」
セントレアへの専用ホームもできることから、完成後は迷わずに済むようになりそうです。
名古屋の名物施設が姿を消す
そして、親しまれてきたものも姿を消します。「名鉄百貨店」が、外商の業務は継続となるものの来年2月いっぱいで閉店。
また、名鉄百貨店の並びにある「近鉄百貨店」は完全閉店となります。
安藤「私も青春の場所!お洋服買いに行くならパッセ。上ではライブを見たりとか」
宮部「CD買ってミニライブ、書店でも先生のサイン会がありましたね」
さらに、60年の歴史を持つ「名鉄グランドホテル」も来年3月22日に営業を終了します。
宮部「落合信子さんのトークショーで、『あんたよく喋るね』って言われたのはあそこですよ。ちょっと手握ってくださりそうになったぐらい、ちょっとドキッとした時もあったから」
安藤「伝説の場所だ」
それぞれに思い出深い場所のようです。
「ナナちゃん人形」はどうなる?
再開発で多くの施設が姿を消す中、名古屋駅の待ち合わせスポットとして親しまれてきた「ナナちゃん人形」の行方も気になるところ。1973年生まれの宮部は、ナナちゃん人形と同い年だそうです。
北辻「宮部さんも頑張るけど、ナナちゃんも頑張るということですね」
宮部「あんななも頑張るよ!」
安藤「同じ名前として(笑)」
場所は移動するかもしれないということですが、まだ発表にはなっていません。
宮部「『ナナちゃんの股の下で会おうぜ』とかね。大勢いるから、右足か左足か股の下かわからんくて」
名古屋駅のシンボルとして親しまれてきたナナちゃん人形は、残ることが明らかになりました。多くの名古屋市民にとっては安心のニュースとなりそうです。
(minto)
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