「おじさんの家はお菓子の家」函館市でこどもが声をかけられる
北海道警察防犯情報発信室のXによれば、10月6日午後2時頃、函館市で30歳位の男が児童に対して「おじさんの家がお菓子の家だからついてきて」などと声を掛ける事案が発生し、警戒を呼び掛けています。17日放送のCBCラジオ『戸井康成の木曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースについて語り合います。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く今どき「お菓子の家」について行く?
函館市で発生した「おじさんの家がお菓子の家だからついて来て」という声かけ事案。
リスナーからは「『甘いささやき』で児童を誘い出そうとする不審な男が出没」とのコメントが寄せられています。
戸井「まだ事件は発生していない。警察が注意を呼びかけている段階」
小林「事案が発生したというだけですね」
そもそも、今どきお菓子の家に惹かれるこどもはいるんだろうか?と素朴な疑問を抱く戸井。
「どんな家ならついて行く?」と戸井に尋ねられた小林は「新紙幣の家」夢のない回答。
戸井「こどものハートつかむなら…『おじさんの家、ゲームの家だから。太鼓の達人もクレーンゲームもあるよ』とか」
その例えに「それ、ゲームセンター」と冷静に突っ込む小林。
タイトルは知ってるけど
「お菓子の家」といえば、どんな童話に登場するかを尋ねる戸井。
小林「ヘンゼルとグレーテル」
戸井「それはグリム童話?アンデルセン童話?イソップ童話?」
小林「グリム童話」
見事に正解した小林ですが、その細かいストーリーとなると…?
小林「こども二人がちょっとずつパンを落としていく話」
戸井「アホの子やないか(笑)」
小林「あんまり詳しく覚えていないですね」
童話の細かい部分となると、よく覚えていないもの。
ちょっとずつパンを落としていく話
ネットでストーリーを調べた戸井が詳細を語り始めます。
貧しい家庭に育った兄妹のヘンゼルとグレーテル。口減らしのため、両親に暗い森に置き去りにされた二人は、道に撒いておいた光る小石を目印に家に帰りました。
すると母は「もっと深い森に連れていきなさい」と父に指示します。
戸井「どこの世界もお父さんは言いなりだなあ、こわいお母さんの」
小林「本当だねぇ…」
今度は小石の代わりに固いパンを持参し、砕いたパンくずを道に撒いたヘンゼル。
小林のおぼろげな記憶は合っていたようです。
戸井「2回あったわけ、その行動が。1回は未遂に終わっているわけよ」
ところが翌朝起きると、撒いたパンは森の小鳥たちにみな食べられていました。
小林「なんで白い石にせんかったんや、2回目も。なんで変えたんや?手段を」
関西弁で突っ込む小林。
戸井「そんな中、森の深くで『お菓子の家』を発見します」
小林「やっと出てきましたね!」
実は残酷だったお菓子の家
「お菓子の家」に喜んでいたところへ現れたのは魔女。
戸井「たいがい童話では魔女登場だね」
小林「マストですよ」
「かまどに火を起こしてきなさい」と魔女がグレーテルに命令すると、「火のつけ方がわからないから、お手本を見せて」と頼み込むグレーテル。
魔女がかまどに入るとグレーテルはここぞとばかり、鍵を締めて魔女を燃やしてしまいます。
小林「こどもがそんなことするの!?」
今なら表現規制に確実に引っかかりそうな残酷な表現です。
兄妹が宝を持ち帰ると、母はすでに亡くなっており、父と裕福に暮らしたというハッピーエンドに。
「話のオチが投げやり」だとツッコむ小林に「お菓子なおじさんがお伝えしました」と締める戸井でした。
(nachtm)