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キュートな目にギャップ萌え?東山動植物園のコモドドラゴン「タロウ」

キュートな目にギャップ萌え?東山動植物園のコモドドラゴン「タロウ」

9月16日放送の『CBCラジオ #プラス!』では「秋の動物祭り」と題して、東山動物園の元園長で東山公園協会の黒邉雅実さんから、話題となっている動物の生態について話を伺いました。こちらでは、8月23日に東山動植物園で一般公開となり、話題となった世界最大級の大トカゲ「コモドドラゴン」について取り上げます。

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恐竜ではなく「爬虫類」の仲間

コモドドラゴン・タロウの公開当日には、その姿を一目見ようと多くのお客さんが動物園に列を作りました。

コモドドラゴンは「恐竜の生き残り」といわれることもありますが、実際にはインドネシア共和国のコモド国立公園に生息する「爬虫類」の仲間です。

タロウの体長は現在2.7m。

光山雄一朗アナウンサーが見た時にはゆったり、のっそのっそと歩く感じだったと言いますが、走ると時速20キロのスピードが出るそうです。

シンガポール生まれのタロウ

正式名称は「コモドオオトカゲ」ですが、世界的には「コモドドラゴン」と呼ばれています。

コモド島に住む野生のコモドドラゴンは現在3,000頭ほど。共存のため、コモド島の家は高床になっているそうです。

タロウが東山動植物園に来園したのは、今年の7月18日。
シンガポールからやってきたタロウの環境対応などもあり、公開まで1か月ほどを要しました。

タロウの母・ヨーコは、元々上野動物園で飼育されていましたが、繁殖促進のためにシンガポールへと渡りました。そこで生まれたのがタロウです。

意外な食事スタイル

タロウは現在13歳。コモドドラゴンの寿命は30~40年といわれているそうです。

体重は50キロほどですが、コモドドラゴンは体重の6割の量を一気に食べるため、量るタイミングによってかなり増減があるのだそう。

野生のコモドドラゴンは水牛やイノシシ、ネズミを食べますが、タロウは馬肉や鶏肉を食べているそうです。

食事は1週間に一度のみ。

東山動植物園では9月の毎週日曜日にタロウの「アニマルトーク(エサやり)」を設けていますが、人気のため抽選になっているそうです。

タロウの食事のシーンはホームページ上で公開されています。タロウは丸々一羽の鶏をなんと2~3口で食べてしまうそうです。

目は「きゅるん」でも油断は禁物

やんちゃな性格と聞いていたそうですが、実際のタロウは聞き分けがよく、言うことをよく聞いてくれるそうです。

いかつくて怖いイメージがあるコモドドラゴンですが、近くで見ると「目」がかわいいんだそう。

目の前で見たという三浦優奈も、「結構きゅるんとしてました」と黒邉さんのこの意見に同意。ギャップ萌えを感じたといいます。

コモドドラゴンは歯と歯の間に毒を出す線があり、ギザギザの歯で獲物に毒をしみ込ませ、ゆっくり仕留めるそうです。

キュートな目とは裏腹に凶暴さも持ち合わせているので、飼育員さんも油断はできません。

東山動植物園のニューフェイス、コモドドラゴンのタロウの知られざる生態でした。
(minto)

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