風邪で両鼻が詰まっても安心?「尻呼吸」の研究がイグ・ノーベル賞を受賞!
『共同通信』によると、人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の受賞者が発表され、「哺乳類がお尻からも呼吸できること」を発見した、東京医科歯科大学の武部貴則教授のチームが、生理学賞に選ばれました。日本人のイグ・ノーベル賞の受賞は18年連続です。9月13日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、この研究について、つボイノリオ、小高直子アナウンサー、瀧川幸樹アナが語りました。
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この研究は、ドジョウが泥の中などの酸素が少ない環境では、腸でも呼吸できるようになることから着想を得たもの。
呼吸不全の豚やマウスに対し、多量の酸素を溶かし込んだ液体をお尻から投与すると、血液内の酸素が増えることを発見し、2021年に発表していました。
肺の機能が低下した患者に腸を経由して酸素を補い、症状を緩和することを目指した臨床試験が始まっていて、武部教授は「呼吸に苦しむ患者さんの役に立つ日が早く来るよう、心を新たに邁進したい」と話しています。
おならと呼吸の違いは?
武部教授の話に、「イグ・ノーベル賞といいながらも、なんかすごくちゃんと役に立つ…って失礼だけど(笑)」とその研究の実用性に驚く小高。
そんな小高は「お尻からの呼吸」と聞いて、「おならと呼吸の違いは何だろう」と思ったようです。
同じことを思っていたというつボイは、このニュースを読みながら「ひとつ解決したぞ」と何やらひらめいた様子。
つボイ「おならって我慢したことありますよね?」
瀧川「あります!」
つボイ「我慢してしばらくするとね、収まってしまう。あれってどこ行ったんやろ?」
尻呼吸の話から、我慢したおならの行方に話が飛びました。
おならの毒素はどこへ行く
小高「医学的見地でそれが正しいのかわからないけど、『我慢すると腸に吸収されてしまうので、毒素が体に回っちゃうからよくないよ』って言われたり。要は酸素を吸収するのであれば、我慢してそのまま腸の中に置いておくことで、また吸収もしそうですよね」
つボイ「そう、あれは吸収されたんだ、ということ。呼吸ということで血液の方に混ざっていくので、あれはどこ行ったんだ?と探さなくていいんです。おならは吸収されて血液に溶け込んでいったんです」
我慢したおならは吸収されて血液に混ざる?
小高「だから『毒素がまた血液中に戻ってしまう』という、割とそっちに寄って行ってる感じはしますけど」
つボイ「一概におならといってもいろいろありまして。小高さんのように“くっさい”おならは毒素の塊ですけど、私のように爽やかなやつは、毒素ではなくて。おならの成分がすっと血液の中に…」
瀧川「ああー爽やかなのは」
つボイの謎理論に、なぜか納得してしまう瀧川アナ。
すべて封じられても「お尻」がある!
そして小高は、この研究にとんでもない光を見出したようです。
小高「冬に鼻風邪をひいたときに、大抵鼻が詰まるときって片っぽしか詰まらないんだけど、たまにあまりにもひどいと両方詰まっちゃって」
不幸にも両方の鼻が詰まってしまった経験がある小高は、「口で息ができることは、なんて素晴らしいんだろう。ここが封じられていたら私は死んでた」と思ったことがあるといいます。
小高「もう1個、緊急法(笑)。補助器官があるんだということ」
つボイ「鼻もダメ、口もダメになったときには」
瀧川「確かに!下から」
鼻も口も詰まっても、尻呼吸で生き長らえることができる?
つボイ「呼吸ですから、吸うだけではないよね。酸素だけ取って、あとのモノはまたおならとして出てくるんですよ」
瀧川「ああー!そっか…」
小高「酸素もちゃんと腸から吸収できるよ、という研究でしょ」
つボイはどうしてもこの研究におならを絡ませたいようです。
スポーツ選手に応用?
そしてこの研究は、こんな分野でも応用できそうです。
つボイ「肺のガス交換の代謝を鍛えるというスポーツ選手もそうですけども。この理論からすると、おならからも吸気して、さらにいいガス交換をしながら、成績に繋がっていくということで。スポーツ選手は『おならから酸素吸収』という、こういうトレーニングもこれからするであろうということです」
小高「こういう話題に発展していくのが、イグ・ノーベル賞の話題のいいところだと思いますけど(笑)。実際のところはどうなんでしょう」
瀧川「これからは我慢しないで…はい」
小高「あはは!アナウンス部でするのはやめてね!」
瀧川「あーすみません!気を付けます」
つボイ「アナウンス部は小高さんひとりでいいんです」
小高「しないんですからやめてください!」
やっぱりおならの話に戻ってきてしまう、イグ・ノーベル賞の話題でした。
(minto)