エメラルドグリーンで油の香り。意外な秘湯「那須塩原駅前温泉」
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。8月15日の放送で紹介したのは、栃木県那須塩原市の「那須塩原駅前温泉」。那須塩原駅でレンタカーを借りて、温泉巡りを楽しみ、最後にさっぱりしようと何気なく立ち寄って衝撃を受けたという高田アナ。一体どんな温泉なのでしょうか?
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那須塩原駅前温泉へは、CBCラジオのある名古屋市中心部から516キロ。
クルマで行くなら新東名高速道路、東北自動車道を経由して、所要時間は5時間ほど。
公共交通機関では、名古屋駅から東海道新幹線に乗り、東北新幹線に乗り換えて那須塩原駅下車、現地まで3時間30分ほどで到着します。
高田「那須塩原駅前温泉と言いながら、駅から歩くと30分かかりますからクルマの方がいいと思います」
掘削会社の中にある
那須塩原駅前温泉は2020年にオープンしたばかりの新しい施設です。
実は掘削会社の敷地に湧いた温泉を使っている施設で、道路沿いの「白川井戸ボーリング(株)」の看板が目印。
高田「会社の敷地にお邪魔しますと言う感じ。会社員の方もその辺にいらっしゃる。そんなところに車を止めさせてもらって入る温泉です」
建屋は比較的こぢんまりとしており、券売機で1000円払って入場します。
脱衣場はそれほど広くはありませんが、鍵付きの100円コインロッカーがあるそうです(帰りに100円が返却されるタイプ)。
風呂、脱衣場、サウナという作りのため、風呂に入ってサウナに行く場合は一旦脱衣場を抜けて行くことになるんだとか。
高田「私はサウナに入ることはなかったんですが、ちゃんと水風呂もあるみたいですよ」
適温・加水なし・かけ流しで嬉しい限り
洗い場には備え付けのシャンプーがあります。
内風呂は5人ぐらい入れる広さの浴槽が一つ。タイル張りの浴槽で内側には木の枠が使ってあり、木造りの印象だそうです。
お湯は白い濁り湯。日光の当たり具合でエメラルドグリーンに見える時もあるとか。風呂の底が見えないので入る時は注意が必要だそうです。
高田「想像してたよりも、内風呂は深いなあという感じですので、恐る恐る足を入れてみて下さい」
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、源泉は72.1度。
高田「加水することなくちゃんと冷まして利用していて、かけ流しですので嬉しい限りでございますよ」
東日本特有の油の香り
高田「白く濁った温泉のイメージだとゆで卵の匂いを想像しがちですが、ここは違うんです。油の匂いです」
高田アナ曰く、木や土のモール臭という匂いをベースにした油の匂いがしたそうです。
関東方面の温泉は油の匂いがする温泉があるそうで、とはいえぬとぬとした感覚はないそうです。こういう温泉は西日本にはあんまりないとか。
ここの温泉は肌にはキシキシした印象だったそうです。浴槽は41~42度ぐらいとちょっと熱め。出たり入ったりして長湯も可能。
高田「本当に特徴があります。こういう温泉はなかなか入れないと思います」
露天でも強い匂い
露天風呂には扇を半分にしたような形の浴槽があり、3~4人入ればいっぱいになりそうな大きさだそうです。
こちらの浴槽も105センチと深く、立って入るタイプ。注意書きはありますが、白く濁っていてそこが見えないため、入る際はやはり注意が必要です。
「注意書きを見なかったらエライ目に遭います。ちゃんと階段のある方から入る方がよいかと思います」
ちなみに露天の温度は内湯よりもぬるく感じたそうです。
高田「露天でも油の香りが強く、東日本に来てるなと感じました。当初は荷物整理するためだけのつもりで寄ったんですが、思いがけず特徴ある温泉に入れるのが嬉しいですねえ」
エメラルドグリーンで油の香りのする栃木県那須塩原市の「那須塩原駅前温泉」温泉。みなさんもぜひ行ってみて下さい。
(尾関)