さいたま市のラジオ局・NACK5でレギュラー番組を担当している酒井直斗。拠点である名古屋市からさいたま市に向かっていた長距離バスが大渋滞に巻き込まれてしまいました。パニックになりそうな中、慣れない電車移動に切り替えたものの、さらなる悲劇が襲います。11月27日放送のＣＢＣラジオ『酒井直斗のラジノート』より。

仕事に間に合わない

毎週月曜18時の放送開始に合わせ、さいたま市へは名古屋を朝出発する長距離バスで東京を経由し、電車に乗り換えている酒井。

この日、バスの中で渋滞による到着遅れの見込みを聞いたのは、出発して間もない伊勢湾岸自動車道の上でした。

途中2カ所で休憩するも、到着予測は遅くなる一方。
念のため番組スタッフへ連絡していたものの、到着予測は予想以上に遅れ続けます。
いつもなら17時にスタジオ入りの予定が、神奈川のあたりですでに16時を回っていました。

酒井「そのまま順調にいけば東京駅に16時40分くらい。でも、そこから電車でも絶対に17時は超えるのよ。そこで一つ分岐点があった」

用賀パーキングエリアで降車して大宮へ向かうバスに乗り換えようと考えた酒井ですが、乗車時間が1時間を超えると知り断念。霞が関で降りるか、終点の東京駅まで行くか迷います。

ところが霞が関でバスにトラブル発生し、霞が関で降りることに。
ここからが地獄の始まりでした。

焦り過ぎてやらかした

バスを降りて地下鉄の霞が関駅に行った酒井。
東京駅へ行く路線を探すものの、初めての駅で勝手がわからずホームを見つけられず、目的とは逆のホームに降りるトラブルも、
なんとか東京駅に辿り着いた時点で17時10分でした。

放送開始まで1時間を切っているため、大宮まで新幹線に乗ろうと考えた酒井。

酒井「『えきねっと』に登録して、新幹線のチケットを買った。いざ乗ろうとしたら、改札前で『モバイルSuicaに登録してください』ってあるわけ。
Suicaの登録の仕方を俺は知らない。モバイルSuicaの裏面の番号をご覧くださいって書いてあるけど、スマホの中だ。俺は一度スマホの裏面を見たよ…」

何とかモバイルSuicaの番号を見つけ、登録に進めたものの、そこには悲しい通知が。

「出発時間が迫っているので、こちらのICカードは登録できません」

この時点で出発2分前。泣きそうになりながら改札で事情を説明し「登録は後回しでいいから乗ってください」と言われて新幹線に飛び乗ります。

結局モバイルSuicaに登録することなく出場証で改札から出してもらい、スタジオに駆け込んだのが数分前。なんとか放送に間に合いました。

帰りも改札に引っかかって散々な一日に

NACK5での仕事を終え、帰りに大宮から池袋に向かおうとすると、またもやモバイルSuicaがエラー。
その理由は行きに大宮駅を出る際、出場証で改札を出たため入場記録が残ったままだったのです。

酒井「『出場記録がない』って出るわけ。ヤバいと思ったら、大宮駅すごいんだよ。窓口にAIがあるんだ」

「お困りの方はこちら」というボタンを押すと、画面上のキャラクターが動き、画面越しに事情を説明し、何とか事なきを得たのでした。

この一連の出来事を「バスにもてあそばれ、東京メトロとモバイルSuicaにももてあそばれた俺…」と振り返った酒井。

「先日、まったく同じ経路の長距離バスで、酒井さんと同じ目に遭いました。彼女と会う約束をしていたのですが、幸い彼女も用事で遅れたので事なきを得ました」（Aさん）

同じように渋滞に巻き込まれた人は他にもいたようです。
（葉月智世）