名古屋グランパスにも影響?来季からJリーグ規定が変更。
今季のサッカー界もあとわずか。J1リーグも各チームの残り試合はあと2、3試合となり、J2リーグは昇格プレーオフのみ。さらにJ3リーグも11月24日で終了します。天皇杯決勝も11月23日と迫り、今季総括の時期です。11月15日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが、来季のJリーグ変更点について解説しました。
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まず名古屋グランパスの戦いぶりについて。
9日はアウェイ・県立カシマサッカースタジアムで行われたJ1 第36節・鹿島アントラーズ戦を0₋0で引き分けました。
城所「数的優位だったんです。グランパス11人、鹿島は後半13分にFW鈴木優磨選手がレッドで退場して10人。だからこそ、もう少し圧倒していい結果を出したかった」
後半22分、グランパスのベテランMF稲垣祥選手が惜しいシュートを打つなど、チャンスはありましたが決めきれませんでした。
城所も「32歳のベテランがあんなにいいシュートを放てるのか」と驚くものの、決まらなかったことを残念がります。
さらにグランパスは37歳のFWパトリック選手も2人抜きでいいシーンを見せましたが、辿り着いたのが相手GK正面。
ルヴァン杯優勝直後の試合で、勢いに乗りたかったものの残念ながら引き分けに終わったのでした。
来季日程は通常より早い発表に
Jリーグは、来季2025シーズンからいくつかのルールを変更します。
まずは日程。来季の対戦カードはJ1~J3各20チームが残留争いや昇格プレーオフで確定していませんが、開幕は2月の予定、対戦については12月13日に発表される予定です。
そして12月27日には、2025年2~3月の各試合のキックオフ時間も発表予定。
城所「例年より早いんです。いつもならこれらの発表は年明けだったと思う。年内に発表してくれるとスケジュールも立てやすい」
城所はほぼすべてのアウェイで観戦するため、事務所に「この日はアウェイで試合なので休みにしてください」と全部オフにしてもらっているそう。
マネージャーにはいつも「困る」と言われているそうです。
戦い方が変わる?
他にも変更点があります。
試合でベンチ入りできる控え選手の数が増加。これまではスタメンが11人、ベンチ入り選手7人でしたが、来季からは9人に増加。
これによって、若手選手の出場機会増加やチームとしての戦術変化などが期待されています。
城所「チームとしては2人増える分の移動費、交通費や宿泊費の増加という懸念はありますけど、メリットもあるので楽しみです」
選手の数で言えば、来年からはレンタル移籍で出せる選手の数にも制限がかかります。
各クラブが他クラブへレンタルできる人数が、(レンタル移籍で)迎え入れる選手と合わせて最大10人ずつに。
ただし、21歳未満の選手、ホームグロウンの選手は対象外。ホームグロウンは、Jリーグが次のように定めています。
「12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種又は第4種チームに登録された期間の合計日数が990日(Jリーグの3シーズンに相当する期間))以上である選手」
要は、ユース出身者や高卒新人が一定期間クラブにいればホームグロウン選手となり、クラブは一定数のホームグロウン選手を抱えることでメリットも増えます。
現時点で、グランパスが属するJ1昇格を決めているのは清水エスパルスと横浜FC。もう1チームは昇格プレーオフの結果で確定です。
逆に降格が決まっているのはサガン鳥栖。あと2チームの行方も気になります。
グランパスの次の試合は、30日にホーム・岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われるJ1 第37節・サガン鳥栖戦です。
(葉月智世)