CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

「名二環」沿いにある“謎の地下道”の正体とは?道マニアが気になる道を調査!

「名二環」沿いにある“謎の地下道”の正体とは?道マニアが気になる道を調査!
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、視聴者から番組に寄せられた“調査してほしい道”を徹底調査!高速道路の脇を走る側道“高側道”を愛してやまない道マニアの橋本貴志さんが、愛知県にある“謎の地下道”の解明に挑みます。

関連リンク

【動画】「人知れず忘れ去られているような感じになっちゃっている」“謎の地下道”はこちら【8分1秒~】

「名二環」の脇に佇む“謎の地下道”

CBCテレビ『道との遭遇』

橋本さんが訪れたのは、愛知県名古屋市を走る環状道路「名古屋第二環状自動車道」、通称「名二環(めいにかん)」。「清洲JCT近くに、閉鎖されている謎の地下道がある」とのこと。

名古屋市の外側をぐるりと結び、東名・名神などの主要高速をつなぐ名二環は、2021年に全線開通。多くの区間で国道302号と並行し、名古屋都市圏の物流と移動を支える大動脈として機能しています。

CBCテレビ『道との遭遇』

そんな名二環と川が交差する清洲JCTの近くに、“謎の地下道”が存在。入口は封鎖されており、地図にも載っていません。この謎に包まれた地下道を解明すべく、橋本さんは目的の場所へ行ってみることに。名二環の下を走る国道302号へ移動すると、道路脇に地下道へと続く構造物が姿を現します。

CBCテレビ『道との遭遇』

中を覗くと、看板には「平成10年6月25日以降閉鎖」と書かれており、閉鎖から約30年が経過しようとしていることが判明。

CBCテレビ『道との遭遇』

地図にはその存在すら記されておらず、どこへ繋がっているのかも不明のこの地下道は、鬱蒼とした木々の中にひっそりと佇み、異質な雰囲気を漂わせています。

地下道内での異常や危険を周囲に知らせるためのパトライトやスピーカーも設置されており、「浮野(うきの)地下横断歩道」と書かれた銘板も。しかし、看板に書かれている事務所に問い合わせてみるも、地下道の資料が残っていないようで詳しいことは分かりません。

(道マニア・橋本貴志さん)
「名二環の橋脚と地下道が繋がっていて高速道路の点検に使われているとか、近くを流れる川の管理に関係しているとか…?点検できるような歩廊があってもおかしくない」

名二環の点検用道路、あるいは川の管理用道路の可能性も捨てきれず、謎は深まるばかりです。

厳重に封鎖された北の地下道入口

CBCテレビ『道との遭遇』

国道302号に目を向けると、謎の地下道の目と鼻の先に怪しい構造物を発見!半透明の屋根で覆われており、格子状の窓も見えることから、謎の地下道の明かり取りや換気口と推測する橋本さん。

(道マニア・橋本貴志さん)
「地下道だけを後から造るのは大変なので、おそらく302号を造る都市計画の中に、この地下道まで入っていたと思う。302号ができた年から考えると、使われたのはたった10年」

CBCテレビ『道との遭遇』

この地下道は国道302号を安全に横断できるよう、本線と同時期の1988年頃に造られたものと橋本さんは推測。その建設時期から考えると、この地下道が機能していた期間はわずか10年。その後、何らかの理由で封鎖されたことになります。

続いては、謎の地下道が繋がっていると思われる国道302号を挟んだ北側へ行ってみることに。すると…

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・橋本貴志さん)
「地下道があるのに、近くに横断歩道がある。計画の段階では、地下道の方が危なくないと考えたかもしれないが、実際に使う人は地下道まで行くより横断歩道を使った方が便利と考えていたのかもしれない」

CBCテレビ『道との遭遇』

横断歩道が存在するのに、すぐ近くに地下道を建設した謎。新たな疑問も抱えつつ、国道302号を横断すると、先ほど見た南側と同じような地下道の入口らしき構造物が見えてきます。しかし、南に設置されたものとは若干雰囲気が異なり、より厳重に封鎖されています。

CBCテレビ『道との遭遇』

こちらの建造物にも「浮野 地下横断歩道」の銘板があり、南側と結ぶ地下道と繋がっている様子。なぜ北側は厳重に封鎖されており、さらに、100mほど東に横断歩道があるのに地下道が造られたのか、ますます謎が深まります。

危険な地下道に変貌!?子どもたちの安全を願って誕生した通学路

CBCテレビ『道との遭遇』

橋本さんは、様々な謎を解明するため聞き込みすることに。近隣の住民によると、地下道の正体は地域の子どもたちを学校へ通わせるために造られた通学用の地下道だったことが判明。地上の横断歩道は交通量が多く危険だったため、住民が建設省に要望し、国道302号と同時期に子どもたちの安全な通学路として造られました。

CBCテレビ『道との遭遇』

302号の真ん中に設置されている構造物は、橋本さんの推測通り、地下道の明かり取り兼換気口として機能していたとのこと。

CBCテレビ『道との遭遇』

しかし、地下道は中学生などの溜まり場になり、大人数で騒いだり防犯ブザーを鳴らしたりと騒音が絶えなかったよう。近くの工場で働いていた人の中には、防犯ブザーが鳴るたびに地下道に駆け付けていた人もいたそう。

CBCテレビ『道との遭遇』

また、夜間に女性や子どもが通るには危険だという声もあり、住民たちの要望によりたった10年で閉鎖されることに。南側にある中学校への通学路として使われるのを防止し、生徒による損壊を未然に防ぐため、北側はより厳重に封鎖されました。

子どもたちの安全を願う住民の声によって誕生した地下道。しかし、その目的はいつしか忘れられ、皮肉にも子どもたちの迷惑行為によって、わずか10年で役目を終えてしまった悲しい道だったのです。 

CBCテレビ「道との遭遇」2026年7月7日(火)午後11時56分放送より

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP