杉谷拳士断言“中田翔復活なしに竜の上位進出はありえない! ” ファイターズ要注意選手も徹底解説

杉谷拳士断言“中田翔復活なしに竜の上位進出はありえない! ” ファイターズ要注意選手も徹底解説 「サンデードラゴンズ」より中田翔選手と杉谷拳士氏(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

借金4、ここが踏ん張りどころ

「サンデードラゴンズ」より立浪和義監督©CBCテレビ

うっ!うーん!あぁー…。怒りからのあきらめの連続。打てん!打てん!打てん!の連続。投手陣の頑張りに打線がなかなかというか、今季も機能しないドラゴンズ。

交流戦も7日(金)から後半戦に突入。ここまで4カードを消化し5勝7敗と、借金も更にかさんで4まで膨らんだ。残るカードはすべてロードの6試合だけに今シーズンの正念場を迎えた感は強い。これからの2カードを最低4勝2敗で乗り切り、5割復帰へメドをつけてのリーグ戦再開を迎えようじゃないか!まだまだシーズンは終わらない!そんな強き姿を見せてもらいたいものだ。

さて今週のサンドラ、今ではバラエティ番組で活躍が目立つ野球評論家・杉谷拳士さんがゲストコメンテーターとして初登場!ファイターズ時代から仲が良かった中田翔選手へ直撃インタビュー、そして11日から始まるファイターズ戦の対策を聞いた。

すごい疲れてますねぇ

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手と杉谷拳士氏©CBCテレビ

“大将!すごい疲れてますねぇ”

中田選手を見るなり、仲の良い杉谷さんだからこそ言える言葉から始まった直撃インタビュー。中田選手もどことなくリラックスした面持ちで後輩を迎えた。

右太もも裏を痛めたり、左足首に自打球が当たったり、満身創痍の現状になかなか上がってこないバッティングにストレスも溜まっているはず。調子を上げるために、今までの打ち方も見直しながらトライしているようだ。

杉谷氏「何故打ち方を変えようとしているのでしょうか?」

中田選手「色々と考える中、立浪監督と試行錯誤しながら進めていて、今は(バッティングフォームが)合う、合わない、打てる、打てないじゃなくて、とにかく今やっていることをすり合わせて、自分のものにしていこうと」

新しい境地に挑もうとしている中田選手に感心する杉谷さん。

中田選手「難しいよ、本当に」

大将復活なしにチーム常勝なし

「サンデードラゴンズ」より中田翔選手©CBCテレビ

借金が膨らみ続けているチームを今一度シーズン初めのような勢いに戻すためにも中田選手のバッティングは必要不可欠。現役時代から間近で何度もチームの危機を救ってきた中田選手の活躍を見てきただけに杉谷さんもついつい檄が飛ぶ。

杉谷氏「大将が復活しないとドラゴンズは絶対上がってこないですよ!」

中田選手「そうやな。まあ、オレだけじゃないけどね、もちろん。チームがひとつにならないといけないけどね」

ここまでドラゴンズの戦いぶりを見て、杉谷さんは中田翔というひとりの選手が加入したことによって、チームの雰囲気がかなり変わったという。だが、そんな嬉しい言葉を聞いても中田選手は納得いかない顔。

中田選手「まだまだ変わりきれていないよ。この(打撃)メンバーがいて、このピッチャー陣がいて、変わりきれていたら、もっと勝てているよ」

自身の調子が上がっていないのと同じように、チームも期待通りの結果が出ていないことが、中田選手の表情を曇らせているに違いない。

早く身体を治し、チーム勝利のための力になりたい。短い言葉の交わしではあったが、そんな意志が強烈に伝わってきた中田選手のインタビューだった。

注意すべき北の戦士たち

さて6月11日火曜日から敵地エスコンフィールドで始まるファイターズ3連戦。ここ2年間1勝もしていない苦手チームだけにしっかり対策をしておきたいところ。杉谷さんが注意すべき選手として3選手を挙げた。

まず1人目は12日水曜日に先発が予想される伊藤大海投手。今季も4勝1敗と先発投手陣をけん引。2023年に行われたワールドベースボールクラシックの世界一にも貢献するピッチングを見せ、ドラファンも強烈に印象が残っている右腕である。

2人目は河野竜生投手。2019年ドラフト1位で入団した左のリリーバー。独特なテイクバックから速い腕の振りで打者のタイミングを狂わせる投球フォームが特徴。

そして3人目に挙げたのは田宮裕涼捕手。現在売り出し中のキャッチャーで、勝負強いバッティングと“ゆあビーム”と呼ばれる爆肩を持ち合わせる、現在売り出し中の若手だ。彼が起点となってファイターズが躍進していると杉谷さんは話す。またファイターズにはドラゴンズから移籍した、サードで活躍中の郡司裕也、アリエル・マルティネス両捕手、そして山本拓実投手が一軍で活躍中なだけになかなか一筋縄ではいかない様子だ。

とはいえ、ここで黙ってやられるようでは今季も終戦を感じさせる雰囲気に陥ってしまう。最低2勝1敗、3連勝を目指し、しっかり勝ち切って交流戦最終カードとなるマリーンズが待つ千葉へ移動してもらいたい。

がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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