ドラゴンズが誇る絶対的守護神 ライデル・マルティネスがメジャー志向について本音を語る

ドラゴンズが誇る絶対的守護神 ライデル・マルティネスがメジャー志向について本音を語る 「サンデードラゴンズ」よりライデル・マルティネス投手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
5月26日の放送回で共有したいトピックスは、ドラゴンズが誇る絶対的守護神ことライデル・マルティネス投手の単独インタビュー。2017年に育成選手としてドラゴンズと契約し、翌18年に支配下登録(7試合の登板で1勝3敗、防御率6.65)。リリーフに専念してからはクローザーの地位を確固たるものとした。インタビューでは今季も開幕から21試合連続無失点と完ぺきな投球を披露した要因から、気になる契約最終年となるオフの動向について本音を隠すことなく語られた。

「9回の表 ライデル・マルティネスの攻撃」

「サンデードラゴンズ」よりライデル・マルティネス投手©CBCテレビ

「ライデルで負けたら仕方がない」―。そんな声が聞こえてくるほど、R.マルティネス投手は圧倒的なピッチングを披露している。

R.マルティネス投手:神様に感謝したいね。今まで練習してきた事ができているんじゃないのかな。

3月・4月は自身初となる月間MVPを受賞。12試合に登板して8セーブを挙げたのだが、特筆すべきは与四球0の数字である。160キロに迫るストレートと伝家の宝刀・スプリットを自在に操り、並み居る強打者をなぎ倒す。その暴力的ともいえるピッチングを称し、一部の野球ファンは次のように呼んでいる。「9回の表 ライデル・マルティネスの攻撃」―。この話題を聞かされたR.マルティネス投手は笑顔で謙遜する。

R.マルティネス投手:いや、マウンドに上がると、相手が全員良いバッターに見えるから集中して投げる事が出来ているんだ。ファームで練習をしてきて、こんなに良くなるとは正直、思わなかったよ。愛情を込めて教えてくださった投手コーチや監督のことを誇りに思っている。

2年連続防御率0点台もチーム成績は…

「サンデードラゴンズ」より立浪和義監督©CBCテレビ

R.マルティネス投手が唯一、もどかしさを感じるところを推察するならば低迷しているチーム成績だろうか。R.マルティネス投手の個人成績を振り返ると、2022年が39セーブを挙げ、防御率0.97。2023年は32セーブ、防御率0.39。2年連続で防御率0点台を記録しながら、チームは2年連続最下位に沈んだ。2024年も春先の勢いはすでに止まっている。そんなセーブシチュエーションに恵まれない状況でも我らの守護神は前を向いていた。

R.マルティネス投手:シーズンには良い時もあれば悪い時だってある。みんなが一生懸命やっているので、今年はチャンスがあると思っているよ。自分は先の事を考えずに目の前の試合でチームに貢献できるようにマウンドに上がっている。それだけさ。

契約最終年、最強右腕が見据える先を本音で語る

「サンデードラゴンズ」よりライデル・マルティネス投手©CBCテレビ

育成選手として入団し、いまや日本球界を代表するクローザーへと駆け上がった27歳は2024年が3年契約の3年目。NPBで無双状態を続ける中でファンの脳裏をよぎるのがメジャー挑戦というフレーズ。R.マルティネス投手はこの件について真っすぐに答えてくれた。

R.マルティネス投手:本当の事を言うけど・・・僕はドラゴンズにいたい。

20歳という若さで海を渡りドラゴンズを支え続けている球界最強右腕。ファンにとって特別な存在となっているライデル.マルティネスの心はドラゴンズにある。

R.マルティネス投手:先のことは分からないけど、キューバ人がメジャーに行くには亡命しないといけない。でも僕は亡命はしたくないんだ。ドラゴンズが僕にチャンスを与えてくれて、みんなの事を仲間というより家族だと思っている。ファンの皆さんの応援のおかげで良いピッチングが出来ているし、これは自分で決められる事ではないけど、僕はドラゴンズに残りたいよ。

今季初失点も心配無用!サンドラ解説・荒木雅博さん「たまにはあります」

21試合連続無失点と打たれる気配すら感じさせなかったR.マルティネス投手が今季初失点を記録したのが5月24日のスワローズ戦。同点の10回にマウンドに上がると、押し出しの四球とタイムリー内野安打で3点を失い敗戦投手に。しかし、翌25日に1点リードの9回表にマウンドに上がると、山田哲人選手と村上宗隆選手から連続三振を奪うなど見事三者凡退に切って取った。前夜の悔しさもあったのか、この試合のR.マルティネス投手はまさに「9回の表 ライデル・マルティネスの攻撃」。気迫を前面に押し出した圧巻のピッチングで試合を締めくくると雄たけびを上げていた。

この日のサンドラ解説者・荒木雅博さんは今季初失点も「心配無用」と次のように分析した。

荒木氏:(24日の試合は)あまり落ち着いていなかったのかなと思いますけど、たまにはありますよね、こういうことも。同点という状況も関係したか?これから打順によってはバンテリンドームでも10回や11回に投げることもあると思うので、そういうところでもしっかり準備をしてもらえれば心配ないと思います。

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 R.マルティネス投手の思いに感動!ドラゴンズ球団の頑張りに期待!!

今週のサンドラを観た感想・・・。R.マルティネス投手の「ドラゴンズ残留が一番」との発言は筆者も含めた多くの竜党を泣かせるものだったのではないでしょうか。ただ、R.マルティネス投手の一存では決められないことも明言されたので、NPBのライバルチームとの争奪戦になることは避けられないようです。この問題は竜党ではどうしようもできないことなので、ドラゴンズ球団の方々の頑張りに期待するしかありません。昨年のオフに中田翔選手の獲得で竜党を沸かせたように、今年のオフは「R.マルティネス残留」の吉報を届けてくれますように!!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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