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「盗塁王を目指したい」ドラゴンズ岡林選手に赤星氏が盗塁の極意を伝授!「球場によってスパイクを変えていた」

「盗塁王を目指したい」ドラゴンズ岡林選手に赤星氏が盗塁の極意を伝授!「球場によってスパイクを変えていた」

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。2月19日の放送回は3人のレジェンド解説者がドラゴンズの春季キャンプを徹底チェック。谷繁元信さんが話題のルーキーにスポットを当てて一軍の捕手陣を、井端弘和さんは独自の見解を踏まえてスタメンの布陣を予想した。また赤星憲広さんは岡林勇希選手との対談で盗塁の極意を伝授。見ごたえいっぱいだった内容を共有したい。

谷繁氏が捕手の布陣を大予想 ルーキー山浅の評価は?

「サンデードラゴンズ」より山浅龍之介選手(C)CBCテレビ

高卒1年目の捕手として一軍のキャンプに抜擢された山浅龍之介選手の評価が高い。打撃と守備の両面で結果を残し立浪和義監督から第2クールのMVPに名前を挙げられた。特に実戦では堂々としたリードによって、バッテリーを組んだ藤嶋投手を「インコースをガンガンいくなっていうのが印象的。おっ、て感じで一瞬刺されました」と驚かせた。

ここまでのキャンプの仕上がり具合から谷繁さんが一軍の捕手陣を予想。木下拓哉選手を正捕手に、二番手に挙げたのは山浅選手。高卒ルーキーを一軍で育成させる利点と条件を次のように明かした。

「サンデードラゴンズ」より(C)CBCテレビ

谷繁氏:木下はかなり経験も積みましたし、ある程度結果も残していますから、これはもうエースキャッチャーで変わりはないと思います。本当はもっと長打が打てるバッターですから数字を上げてくれれば最高。山浅を二番手とするのは条件つきなんですよ。メインの木下が首脳陣の期待や信頼が薄れた時に、山浅に試合の経験を積ませるということもあるんじゃないのかなと。キャッチャーはどこで経験を積ませるのが一番良いのかというと、やっぱり一軍だと思うんですよね。

井端氏による新生ドラゴンズのスタメン予想

「サンデードラゴンズ」より(C)CBCテレビ

ドラゴンズの一軍、二軍を徹底取材した井端さんが現状でベストのスタメンを予想した。まずは外野の布陣を「レフト・大島」、「センター・岡林」、「ライト・アキーノ」とした理由から。

井端氏:(センターは)岡林選手でいくと思うんですよね、間違いなく。大島選手は年齢的なもの、あとは肩(の強さ)もあるので。そういう意味では(大島は)レフトがいいのかなと。(ライトは)期待されて入ってきたアキーノがいるので。まずは長打力と肩の強さに期待したいと思いますね。

阿部選手と京田選手が抜けた注目の二遊間について、井端さんは「セカンド・村松」、「ショート・龍空」としたのだが、あくまで現時点であることを強調。田中幹也選手を含めた競争は開幕まで続くと予想した。

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

井端氏:一番悩んだのがセカンドですよね。田中選手も非常に良い。ここは競って勝負だと思うんですけど、一応ドラフトが上位ということでセカンドは村松選手にしました。(開幕までに)打った方が試合に出る可能性があると思う。2人で競争をして、打率とか盗塁とか、そういう結果にこだわってやってもらえればいい。

正遊撃手は龍空選手で決まりかと思いきや、井端さんは別の選択肢を挙げた。新外国人選手・カリステ選手を“楽しみな存在”として可能性を感じている。

井端氏:ショートも決まっていないようなものですよね。去年(シーズン途中に)龍空選手が出てきましたけど、まだ完全に「任せた」というところまでは来ていないと思う。今年真価が問われるんじゃないのかなと。(龍空選手の対抗馬として)カリステ選手がいいんですよね。打ち方とかが非常に良いですし、思ったよりスイングスピードがある。的確に右中間、左中間を抜けていく打球は打てるので(レギュラー)メンバーに入っても面白いのかなと思います。

血の入れ替えとして20人近くの顔ぶれが変わった立浪ドラゴンズ。熾烈な競争が好影響となっていると井端さんは評価する。

井端氏:選択肢が去年はそんなに無かった。ファーストのビシエド選手が駄目でも誰か(代わり)がいる。ちょっとのケガや不調があればとって代わる選手がどのポジションにも出てきた。上位に浮上する可能性は十分にありますよね。

「赤星憲広×岡林勇希」SP対談 ~盗塁の極意伝授~

サンデードラゴンズ」より岡林勇希選手(C)CBCテレビ

ドラゴンズの新リードオフマンとして期待される岡林選手と通算381盗塁のスピードスター・赤星憲広さんのスペシャル対談が実現。岡林選手が2023年のシーズンに狙うタイトル獲得に向けて、赤星さんがとっておきの“極意”を伝授した。対談の全貌を以下に。

赤星氏:キャンプはここまでどうですか?順調ですか?

岡林選手:そうですね、すべてにおいてだいぶ順調にバッティングも守備も、走ることに関してもすごく順調に過ごせています。

赤星氏:今年一番大きな変化といえば、ポジションがセンターに変わることだと思うんですけど。ライトからセンターへ変わることに関してどうですか?

岡林選手:ライトだと左側がフェンスなので、あまり気にすることは無かったんですけど、今だとアキーノさんがライトを守る予定なので。どうしても体がでかいので、ぶつかったらどうしても僕が負けてしまうので、積極的に声をかけてやっていこうかなと思っています。

赤星氏:攻撃の部分に関して、今年打率3割や最多安打を獲る上で、どこをどうすればクリアできると思っていますか?

岡林選手:タイミングの取り方で少しバリエーションを増やしました。疲れた時にどうしても左足で粘れないので、その時に足をあげるのではなくてすり足の状態で打ちに行くと、疲れた時でも凄くいいバッティングが出来たので。そういった所をこのキャンプで取り組んでいます。

赤星氏:去年、最多安打のタイトルを獲りましたけど、今年獲りたいタイトルはありますか?

「サンデードラゴンズ」より岡林勇希選手(C)CBCテレビ

岡林選手:盗塁王を目指したいなと思っていて。去年は1位と6個差だったので、正直狙える位置にいるなと思った。去年の前半戦はどうしても躊躇して走れなかった。今年は前半戦からどんどん走っていけば、盗塁王は狙えるんじゃないかと思っています。

赤星氏:どういったことをすれば盗塁数が増えていくと思います?

岡林選手:帰塁に自信を持てば良いのかなと。牽制が来た時にいつでも戻れる状態にできればもっと数も増やせると思います。盗塁の中でスタートが一番大事だと思っているので、スタートさえ切れればセーフになるという自信を持ちながら、今は構えからいつでも戻れる状態を考えて探しています。

赤星氏:それはすごくいい考えだなと思います。僕は基本的に「9:1」の割合で盗塁できる位置にリードをとっていたんですね。もうとにかく行く、でも逆をつかれても「9:1」の1があるから戻れる。スタートでいかに迷いを消すかというのを考えた時のリードの位置を考えた方が一番良いのかなと思う。

「サンデードラゴンズ」より岡林勇希選手(C)CBCテレビ

岡林選手:走るときにバンテリンドームだと人工芝でスピードが出るんですけど、どうしても土になると遅くなるので。そこはどういった工夫を(赤星さんは)していたのかなと。

赤星氏:僕は球場によって全部スパイクを変えていて、甲子園だけスパイクの歯がめちゃくちゃ長かったんですよ。甲子園とマツダスタジアムでやる時だけ、ちょっとだけいつものスパイクの歯よりも長くするだけで、全然引っ掛かりが変わってくる。どんどん走る姿を今年は見たいと思うので。たぶんですけど40盗塁すれば間違いなく今のセ・リーグだったら盗塁王獲れると思いますし。ぜひ盗塁王のタイトル狙ってください。

岡林選手:頑張ります(笑)

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ ルーキー田中選手には開幕ショートを狙ってほしい!!

今回のサンドラを観た感想・・・。井端さんが控えめに評価をしていたルーキー田中選手。筆者は個人的に田中選手の開幕ショートスタメンが見たい! あのトップスピードに乗ったまま捕球をする守備は驚異的かつ芸術的なまさにプロの技(と勝手な素人の感想)。セカンドもいいけど、あの守備はショートでより活きるのでは! そのためには開幕までの実戦で田中選手がライバルを凌ぐ結果を残すこと。ハイレベルな競争がチーム力を上げるのは間違いなし! 田中選手も、村松選手も、カリステ選手も、龍空選手も一歩も退かない強烈なアピールを期待しています。

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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