中日ドラゴンズの沖縄春季キャンプ3日目。朝のミーティングで、突如として球場に誕生日の歌が響き渡った。その主役は、きょう33歳の誕生日を迎えたオルランド・カリステ選手だった。

監督の粋な計らいでサプライズ

朝の声出しで全選手が集まったところで、井上一樹監督が手を挙げて合図を送った。すると、バックスクリーンのビジョンに「HAPPY BIRTHDAY #4 ORLAND CALIXTE」の文字が映し出され、ハッピーバースデーの曲が流れ始めた。

選手たちやスタッフ、さらには北谷球場に集まったファンも加わり、大合唱となった。カリステ内野手も笑顔を見せ、チームメイトからの祝福を喜んでいる様子だった。

「全員が同じ方向を向いて戦う」

この粋な計らいについて、井上監督は「（誕生日の選手に向けて）何か無いの？と周り（球団関係者）に聞いた。（その上で）急遽（ビジョンを）作ってもらった」と説明した。

「全員が同じ方向を向いて戦う」をテーマに掲げる井上監督。このサプライズは、チームの団結をいっそう深めたに違いない。キャンプ序盤から、監督の提案がチームの雰囲気づくりに一役買っている。