竜の地元にベイ山崎康晃がいた!ドラフト注目の帝京大可児高・加藤翼に赤星憲広氏が直撃
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
10月11日の放送で共有したいトピックスは、2週間後に迫ったドラフト会議に向けてサンドラが注目する2人の地元高校生投手を紹介したい。まずはつい先日、プロ志望届を提出したドラフト1位指名が濃厚とみられる最速154キロの高校No.1投手から・・・。
中京大中京高・高橋宏斗投手は“松坂・田中将・ダルッビシュ級”
愛知県尾張旭市出身の中京大中京高校・高橋宏斗投手は、最速154キロを誇る高校No.1投手。183センチの長身から繰り出す伸びのあるストレートと多彩な変化球を武器に昨年秋の明治神宮大会で優勝の原動力となり脚光を浴びると、今年の夏には自己最速154キロをマーク。甲子園交流試合では試合終盤でも150キロ台を連発。延長10回を投げ切る圧倒的なポテンシャルをみせた。ドラゴンズのアマスカウト顧問・中田宗男氏は「素晴らしいの一言。球速も出るしバランスも良い。どうしても欲しい投手」と最大級の評価を送る。高橋投手のプロ入り宣言が各球団のドラフト戦略を練り直すとまで言われる超大物の逸材だ。
★赤星憲広氏による高橋投手の評価★
「スケールの大きい選手ですよね。松坂大輔・田中将大・ダルビッシュ有に匹敵するピッチャーだと思っています」
★スタジオ解説・牛島和彦氏による高橋投手の印象★
「体もしっかりしていますし、ボールも力がありますから。将来有望だと思いますね」
帝京大可児高・加藤翼投手は“ベイスターズ・山崎康晃タイプ”
2人目のサンドラが注目する地元高校生投手は、岐阜県下呂市出身の帝京大可児高校・加藤翼投手。最速153キロのストレートを軸に4種類の変化球を操る本格派右腕。甲子園の出場経験がないにも関わらず、複数球団が注目する逸材である。一体どんなピッチャーなのか―。赤星憲広氏がプロの目線で加藤投手をチェックした。
★赤星憲広氏の直接視察による加藤投手の評価★
「いや、すごいね。すごい! (ボールが)指にかかったときのストレートはかなりいい球。ボールの回転、スピンが結構良いので、バッターからすると結構速く感じるのかなと。タイプ的に言うとベイスターズの山崎康晃投手。スピンの効いたいい球を投げるピッチャー。加藤投手は想像以上のピッチャーでびっくりしています」
★スタジオ解説・牛島和彦氏による加藤投手の印象★
「うまく左手で左肩が開かないように我慢をして上からボールを叩けていますから、ある程度安定していると思います」
加藤投手をプロ注目へと成長させた陰にあった“元プロ”の存在
高校入学時の加藤投手は最速120キロ台と平凡なピッチャー。「中学生のころは本当に体も細くて、とてもプロとか口にできるようなレベルではなかった」と振り返る。しかし、高校で出会ったコーチの田中祐貴さんの指導によって急成長を遂げた。田中コーチとは“ユウキ”の登録名でスワローズなどで活躍した元プロ野球選手。3年間で約25キロの球速アップを成功させた指導法について、田中コーチは次のように明かしている。
「肘を抜くくせがあってストライクゾーンに球がいかないことが多かった。(ボールを)たたけるように左手の使い方を意識させたりだとかの指導はしました」
田中コーチの指導法を実践した加藤投手は「回転数も増えましたし、伸びる球というのが(投げられた)。(体の使い方が)縦回転になった分、指にボールがかかったので。それができたのは2年生ぐらいですね。回転数だったり、スピードというのも右肩上がりで上がっていったので、そこは大きかったと思います」と自身の成長を説明した。
加藤投手は現在進行形の“ドラゴンズファン”
岐阜県下呂市出身の加藤投手は赤星さんとのインタビューの中でしっかりと“ドラゴンズファン”であることを公言してくれた。“実際にドラゴンズから指名された場合はどう?”との質問に答えた加藤投手のメッセージは、彼の“ドラゴンズ愛”が本物であることが伝わるものだった。
「地元ということで小さいころから試合とかも観に行ったりしているので、入りたいという気持ちも強いですし、今でも応援しているチームでもあるので。獲ってもらえたらいいかなと思います」
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「ドラゴンズのドラフト地元重視路線、大、大、大賛成ですっ!!」
今週のサンドラを観た感想・・・。筆者の居住地は帝京大可児高から車で10分と超地元なのですが、お恥ずかしながら今回のサンドラで加藤投手の存在を知りました。こんなに素晴らしい逸材が近くにいるなんて・・・感動。中京大中京高・高橋投手と加藤投手の地元快速右腕の両獲りが成功することを切に祈るばかりです。加えて、岐阜には岐阜県多治見市出身の中京学院大中京高校・元謙太選手という長距離砲もドラフト上位候補生として名前が挙がっている。元選手にはライオンズ・渡辺久信GMが直接視察するなど複数球団が注目しているこれまた逸材。ドラゴンズは根尾昂選手、石川昂弥選手など野手の若手有望株が揃ってはいるが、これで安泰などということはないはずなので、元選手獲得でさらなるチーム内の競争激化でレベルアップが成されればと思うわけで・・・。
地元に偏ったドラフト戦略を否定する声をなにかで目にしたことがあるのだが、素晴らしい選手を指名することの何がいけないというのか! いい選手がたまさか、嬉しい偶然にも地元にいたという解釈でよいではないか。地域密着、地元重視のドラフト戦略大賛成!! を高らかに宣言して、今回のコラムはしめくくります。あっ、でも、地元じゃない選手ももちろん大好きなドラゴンズの選手として応援させていただきます!!
(このコラムを書いたのは・・・、サンドラ視聴歴約30年のアラフォーな竜党おじさん)