子どもでもムダ毛処理をしていいの? 正しい処理方法&肌のケア
暑くなり、肌の露出が増えるとどうしても気になるのが“ムダ毛”。腕や足など出ている部分のムダ毛が気になり、自分で処理をしている方も多いのではないでしょうか。最近は大人だけでなく、子どもでもムダ毛処理も身近になってきたようです。子どもでもムダ毛処理をしてもよいのか?専門家に正しい処理方法や肌のケアを紹介しました。CBCテレビ「チャント!」6月16日放送から
ムダ毛って必要ないの?
体毛は体を守る役割がありますが、脱毛したり、剃ったりしてもいいのでしょうか。リブラささしまメディカルクリニック・木下裕美医師によると、「まつ毛や鼻毛は外部からのほこりなどから目や咽頭を守っているので必要ですが、それ以外の毛は特に必要ありません」とのこと。しかし、ムダ毛の脱毛やカミソリ処理は皮膚に負担をかけるので、正しい知識とケア方法を理解してから行うことが重要です。
脱毛する子どもが急増
小・中学生の女の子に聞いた体毛についてのアンケートでは、9割も「自分の体毛が気になる」と答えています。また、「体毛の処理をしたことがある」と答えた人は8割以上。中でもここ5年、医療脱毛を希望した15歳以下の子どもが8.3倍に急増しています。その背景には、若い人の美意識が高くなっていることや、親世代が脱毛を経験していて脱毛自体が身近になっていることがあります。
子どもの脱毛は大丈夫?
木下医師は、成長期の子どもの脱毛は特に問題ないと言います。ただしどの方法でも肌に負担はかかるので、正しい知識・ケア方法を子どもにも教えて十分に理解した上で行うことが重要です、と言います。また、思春期の子どもは体毛にコンプレックスを持つことも多いため、脱毛をすることで心の負担が軽くなるのもメリットのひとつ。子どもが脱毛する意思が本当にあるのかを、ご家庭で十分話し合って決める必要があります。
大人も意外と知らない!正しいカミソリ処理と肌のケア
脱毛を希望する子どもが増えている一方で、小・中学生の女の子で圧倒的に多いのがカミソリ処理。お手軽で、金銭的に負担が少ないのもポイントです。しかし、カミソリは直接肌に刃が当たり、カミソリ負けなどのトラブルも少なくありません。そこで重要なのが、肌を保護したり、ムダ毛を柔らかくする成分が配合されている「シェービング剤」。肌に負担をかけないよう、ムダ毛を剃る前にシェービング剤を使用するのが好ましいです。また、「ついでだから」とお風呂で剃るのは厳禁! 入浴中は角質が柔らかくなり、肌へのダメージが大きくなるため、お風呂上りの清潔な肌がベストタイミングです。剃った後は、角層が傷つきバリア機能が低下しているので、低刺激な化粧水やクリームで保湿を心がけましょう。
脱毛や自己処理による肌ダメージは、大人と子どもに大差ありません。ムダ毛処理はどんな方法であっても肌トラブルのリスクがあるので、正しい処理方法と肌のケアでスベスベ肌を手に入れてみてはいかがでしょうか。
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月~金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。