あの大人気ドラマのアジト風!?モンゴル式の「ゲル」に泊まれる岐阜県民の穴場スポットを探してみた!
街ゆく人から、心に残る東海三県へ行った思い出旅を教えてもらい、CBCアナウンサー松本道弥(以下、松本アナ)が行程を再現する「教えて!アナタの東海3県思い出旅!」。今回は、岐阜県民もあまり知らないモンゴル民族の移動式住居「ゲル」に泊まった旅を再現しました。
日本でモンゴル民族を体験できる?!岐阜県民も知らなかった穴場スポット
街の人に「○○で○○しました」と思い出旅を教えてもらった中から、松本アナが再現するのがルールです。
大須にゲームをしに来た大学生3人組の男性が教えてくれた旅は「岐阜県で、ゲルに泊まりました」です。“ゲル”とは、モンゴル民族の移動式テントのこと。15年前、幼稚園の頃に家族で行った岐阜県のキャンプ場で、初めて触れた異文化のゲルが衝撃的だったそう。旅の行程は、まず近くのダムを見学し、その後近くの道の駅でソフトクリームを食べ、吊り橋のような橋を渡ってゲルに宿泊。そして最後は…星空!
(男性)
「(ゲルの)周りに光がない、星を一望」
一緒にいた岐阜県在住の男性は、県内にゲルがあることを知りませんでした。岐阜県民でも知らないということは、どうやら穴場スポットのようです。
大須を街ブラしていた会社の同僚女性2人組が教えてくれたのは、9年前の思い出旅「中津川市で、栗きんとんを食べました」というものです。お昼は馬籠宿でうどんを食べ、ご当地限定のお土産も購入!鮮明に覚えている理由を尋ねました。
(女性)
「娘が栗きんとんを食べられるようになった」
この旅を機に、娘さんが栗きんとんを食べられるようになったことが思い出深かったと話してくれました。
イチかバチかの賭け!一つの情報だけを頼りに恵那市へ突撃
今回、街ゆく人が教えてくれた思い出旅の中から、松本アナが再現したいと選んだのは「岐阜県で、ゲルに泊まりました」です。撮影日の9月29日は中秋の名月。星がきれいに見えるなら、月もきれいに見えるだろうと考えたからです。
岐阜県へ移動し、人が集まる岐阜駅前で聞き込みを開始。しかし、松本アナには少し不安がありました。思い出旅を伺った時、岐阜県民の男性がゲルを知らなかったからです。不安は的中し、情報が得られないまま時間が過ぎていきます。気合を入れ直し、3人組に聞き込みしたところで、有力情報が!
(3人組)
「(Qゲルに泊まれる場所を探しているが?)恵那。あの辺(恵那の周辺)でゴルフをしている。その辺りにあった記憶がある」
ついに、具体的な地名が!松本アナは、たった一つの情報で恵那市行きを決断。イチかバチか賭けに出ることにしました。恵那市に着き、情報が得られる確率が高い駅前の本屋さんで調査します。
(女性)
「恵那市で…ゲル?奥のほうにキャンプ場はある。(Q道の駅?)道の駅はある。ここから行くと、阿木川沿いにダムがある、阿木川ダム」
大須で男性に聞いたキーワードが全て揃っています。女性が、地図を出して詳しい場所を教えてくれました。そこには「モンゴル村」という文字が!ついにゲルで泊まれる施設の名前が判明しました。
雄大なダム湖に濃厚ソフトクリーム!ゲルはあの人気ドラマ風のしつらえ
確かな情報を得た松本アナは、さっそく道の駅とモンゴル村がある恵那市上矢作町へ向かいます。モンゴル村へ向かう途中、行程にあった阿木川ダムを見学しました。東濃地方の水がめ、阿木川ダムは桜や紅葉だけでなく、釣りスポットとしても人気です。
2つ目の行程、「道の駅上矢作ラ・フォーレ福寿の里」に到着。取材許可を得て、ソフトクリームを買います。この時期はイチゴのソフトクリームが推しとのことですが、そのお味は…?
(松本アナ)
「超濃厚。口の中がキュッてなるくらい甘い」
旅の行程もいよいよ大詰め。道の駅へ向かう道中、川の向こう岸に見えたモンゴル村へ向かいます。
(副駅長・丸山千晴さん)
「うちが経営している宿泊施設」
道の駅とゲルの施設は同じ会社ということで、もちろん撮影もOK!ゲルに向かう途中には、大学生の男性が吊り橋と思っていた橋もありました。無事、「福寿の里モンゴル村」に到着。移動式テント「ゲル」は、草原を移動して生活する遊牧民の住居。大きさは約4~6mで、一つのゲルに一家族が暮らします。
中を見せてもらうと、家具もすべてモンゴル風。人気ドラマ『VIVANT』のような机もありました。後日、大学生の男性が送ってくれた写真とも一致。
最後の行程は、星を見ること。中秋の名月とともに、きれいな星空を見ることができ、大学生の15年前の思い出旅をコンプリートできました。
CBCテレビ「チャント!」10月6日放送より