フェイスシールドで化石掘りに!? 百均で買った商品の意外な使い方を大調査
岐阜県大垣市発、全国で1900店舗以上を展開する100円ショップの代表格「セリア」。2021年12月にオープンした愛知県あま市のセリア美和店には、約2万点の商品が並びます。お客さんは、何をどんな目的で買っているのでしょう。店内でリアルな声を調査しました。
ネイル用品は140種類 女子高校生にも大人気
まずはメイク用品のコーナーをのぞいてみると、女子高校生(18歳)の姿が。この夏休みにセルフネイルを始めたと言います。
現在20種類ほど持っているというセリアのネイル用品で、日々セルフネイルに挑戦中です。実はセリアでは、ネイル用品だけでも約140種類展開しているので女子高校生にも大人気。
一方、レジに並ぶ夫婦のカゴの中には、同じ商品がたくさん入っています。購入したのは「バスボール」。お風呂に入れると、球体のバスボムがシュワシュワ溶けて、中から様々なおもちゃが表れる人気商品です。ラインナップも約60種類と豊富です。
ドラッグストアなどでも売っていますが、セリアと比べると割高のため15個まとめ買い。
(レジに並んでいた夫婦)
「孫用。今日だよね、(孫の)2歳の誕生日。たくさんあったら楽しいかなって」
孫への誕生日プレゼントとして購入したということです。
さっそく孫のお風呂で「バスボール」を使ってみると、最初はシュワシュワする様子に驚いてまさかの号泣。その後、中からおもちゃが出てくると笑顔で遊んでいました。
商品をアレンジ!自由研究の工作や子どものおもちゃを自作
続いては、手芸コーナーを熱心に見る親子に声を掛けました。夏休みの工作課題の材料を探しに来たと言います。娘は小学校1年生。初めての夏休みの宿題、工作課題は「貯金箱」です。
ママと娘で段ボールやフェルト、カッターナイフなどの材料を購入。買った材料で、娘の好きなピアノをモチーフにした貯金箱を作ることになりました。
ママはさりげなくサポートに徹し、できるだけ娘の好きなようにさせてあげたいものの、ちょこちょこ手が出ます。そして見事世界にひとつだけの貯金箱が完成しました。
他にも店内には、ままごと道具を作ろうと木の枠・小皿・取っ手・コースターなど、本来の用途とは違うものを買おうとしている専業主婦の女性(33歳)も。
ままごと用の商品はマジックテープ部分を半分に切ることができる野菜やフルーツのおもちゃだけ。
(専業主婦の女性)
「(子どもが)女の子だったら立派なものを買おうと思ったんですけど、男の子なので」
軽く遊ぶ程度で、立派なセットはもったいないし場所を取るためと自作を決意。SNSを参考に、予算2000円ほどでコンロをイメージした可愛いままごとセットを作りました。ちなみに、包丁は「バター用のナイフ」で代用しました。
フェイスシールドで化石掘りへ ゴーグル代わりに使用!?
コロナ禍ならではのフェイスシールドを買っている会社員男性(38歳)がいました。しかし、感染対策以外の用途で使うと言います。
(会社員男性)
「明日化石掘りに行くので、(顔を)防護するための道具を買いに来た」
恐竜好きの息子たちと岐阜県瑞浪市にある瑞浪市化石博物館で、化石掘り体験に行くことになったものの、道具は持参と知ってゴーグルの代わりになるものを探しに来たのです。結果、セリアのフェイスシールドにたどり着きました。
化石掘り体験当日、フェイスシールドで飛沫と砂利をバッチリガード。恐竜の骨は出てこなかったものの、貝の化石を掘り当てました。
便利な日用品を買うお客さんはもちろんですが、夏休みならではの買い物をする親子の姿も多くみられる調査となりました。
CBCテレビ「チャント!」8月29日放送より