開店前から大行列!?名古屋の隠れた名店「麺家 獅子丸」の白湯ラーメンとは?本格アメリカンドーナツも調査!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、名古屋市・中村区の『獅子丸のぱいたんらぁめん』と名東区の『HOLIDAY Donut(ホリデードーナツ)のベーコンチーズドーナツ』です。
3種のだしが織りなす絶品白湯スープ

名古屋駅の新幹線口から歩いて5分、白い建物の前には朝から長蛇の列が。「麺家 獅子丸」は、ほぼカウンター席のみの白湯ラーメン専門店で、連日開店前から大行列ができる人気のお店です。

この店の看板メニューが「獅子丸ぱいたんらぁめん」。真っ白な濃厚スープが印象的な一杯ですが、その味わいは意外にもあっさり系。その秘密は、動物、魚介、野菜という3種のだしを掛け合わせた特濃スープにあります。

まずは、豚の背骨や豚足、鶏ガラを圧力鍋で抽出した動物性のスープに、昆布、煮干し、アゴ、サバ節などの濃厚魚介だしを合わせます。このダブルスープに、キャベツ、ジャガイモ、チー油で作った野菜のポタージュと自家製醤油ダレを加えると、野菜のまろやかな甘味が溶け込み、こってりしがちな白湯スープがあっさり味に大変身!
(シェフ・沓名翔平さん)
「スープは豚と鶏が3対2ぐらいの割合で入っていて、ここに煮干しなどの魚介だしと野菜をポタージュにしたベジポタージュが入っている。いろんなうま味のだしが入っている分、比較的あっさりした味わい」
繊細なスープを活かすこだわりのチャーシュー

このだしが香る繊細なスープを壊さないため、トッピングのチャーシューにも特別なこだわりが。豚と鶏の2種類のチャーシューは、味をつけて真空にした後、スチームコンベクションオーブンという特殊な機械で蒸気調理されています。
(店長・東浩之さん)
「うま味も閉じ込められた状態でお客様に提供できるよう、真空にしています」
(加藤愛アナウンサー)
「鶏のチャーシューって珍しいですよね。しっとりして柔らかい」
複雑に重なるだしのうま味を活かしたこの一杯に魅了される人が続出で、店内は常に満席、オーダーストップ直前まで行列が続くこともあるといいます。
A5等級和牛使用の贅沢ラーメンも

さらに注目なのが、A5等級のブランド和牛を贅沢に使った「A5和牛ぱいたんらぁめん」。外国人旅行客に大人気というセレブな白湯ラーメンです。
全国各地からブランド和牛を取り寄せており、この日は長崎県を代表する「長崎和牛」を使用。太ももの柔らかい赤身にこんがりと焼き目をつけ、スチームオーブンで仕上げた大判のローストビーフが2枚も乗っています。
(シェフ・沓名翔平さん)
「ホテルも近いし、名古屋駅も近いので、インバウンドとか観光客の方も多い」
和牛のローストビーフと牛脂をスープに加えた特別バージョンながら、お値段は1500円とリーズナブル!わざわざ名古屋で途中下車してしまうほどおいしい、“食べなきゃ損”な激ウマ白湯ラーメンです。
現役会社員が副業で始めた本格ドーナツ店

続いて向かったのは、名古屋市名東区の西山商店街にある「HOLIDAY Donut」。現役のデンソー社員という古川拓真さんが会社に許可を得て、去年9月に副業でオープンしたお店です。
本場アメリカのふわふわ生地をベースに、チョコ、カシス、あんバターなど、アメリカの定番から名古屋らしいものまで16種類ほどが並んでいます。常連客にはアメリカ人の方も多く、本格的なアメリカンドーナツとして高い評価を得ているようです。

中でも人気ナンバーワンが「ベーコンチーズドーナツ」。カリカリベーコンと炙りチェダーチーズを挟んだ、世にも不思議な組み合わせの一品です。
(加藤愛アナウンサー)
「クセになる味。止まらないです!ドーナツの生地は甘いんですけど、ベーコンの塩気やチーズがあることで味に一体感が出ています」
(店主・古川拓真さん)
「本場のアメリカには、メープルシロップを使ったベーコンのドーナツは一般的にありますが、そこまですると、日本人には甘すぎるかなと思い、チーズとベーコンでバランスを取りました」

また、一般的にはバターや牛乳を使うところ、バターは使わず、牛乳の代わりに豆乳を使って植物性の油だけで作るというこだわりも。
朝から4個食べるお客さんもいるほどの人気ぶり!ぜひ本格アメリカンドーナツを味わいに、足を運んでみては?
CBCテレビ「チャント!」2025年11月3日放送より


