「スープがたぷたぷ!」岐阜市で100年以上愛される“中華そば”と“わんたん”の魅力とは?関市で愛されるパンケーキも調査

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、岐阜県岐阜市の『丸デブ総本店の中華そばとわんたん』と、岐阜県関市の『CAFE Cota Chiot(カフェ コタシオ)のパンケーキ』です。
メニューは「中華そば」「わんたん」のみ!?圧倒的なスープの量に驚愕

岐阜市の柳ヶ瀬近くに佇む『丸デブ総本店』。メニューは「中華そば」「わんたん」の2つのみという潔さが印象的です。
「中華そば」が運ばれてくると、まず目を奪われるのが圧倒的なスープの量!器からあふれそうなほどたっぷりと注がれたスープは、器すれすれです。

(加藤愛アナウンサー)
「スープはやさしいあっさりした醤油味ですね」
中華そばは毎朝仕込む自家製麺で、1人前約200gとボリューム満点。スープは器に入れたたまり醤油ベースのチャーシューの煮汁に、あっさりとした鶏ガラスープをたっぷりと合わせています。そして、ゆで上げた麺を器すれすれいっぱいに盛り付けて完成です。
「おなかいっぱい食べてもらいたい」たっぷり注がれるスープに込めた想い

もう一つの名物「わんたん」も独特な逸品です。中華麺と同じ生地を薄く手で伸ばしたわんたんは、一枚の大きなわんたんに少しアクセントとなるひき肉が入っています。これを一枚一枚はがすように沸騰した湯の中へ投入。器にたっぷり注いだスープに、たっぷりのわんたんを入れて完成です。
(店主・神谷房昭さん)
「わんたんだけ入っています」

創業当時から変わらないという独特の「中華そば」と「わんたん」は、どちらも一杯600円。『丸デブ総本店』は大正6年創業で、もともと初代が東京の『来々軒』という中華そばの名店で修業していました。
地元の岐阜に帰って屋台の引き売りから始まった店は、たちまち評判に。そこから100年以上、変わらぬ味で愛され続けています。なぜ器すれすれのたっぷりスープなのでしょうか?

(店主・神谷房昭さん)
「戦後、皆さん食べるのも大変だったので、おなかいっぱい食べていただこうと思った」
あふれんばかりのスープは、お客さんにおなかいっぱい食べてもらいたいというサービス精神の表れでした。
絵本から飛び出たようなキュートなパンケーキ

続いて向かったのは岐阜県関市にある『CAFE Cota Chiot(カフェ コタシオ)』。浜田さん夫婦が営む地元で人気のカフェです。こちらの愛されフードは、絵本から飛び出たようなパンケーキ!一番人気の「キャラメルナッツパンケーキ」をいただきました。

(加藤愛アナウンサー)
「フワッともしているけど、モチッとしている。メープルシロップがなくても十分甘みがあって、このままでもおいしいですね」
『CAFE Cota Chiot』のパンケーキは、生地にヨーグルトを加えてモッチリとした食感に仕上げるのがポイントです。最後に蒸し焼きにすることで、生地に水分を閉じ込め、しっとり感もプラス。このままでも十分甘みがあります。

他にも「クッキー&クリーム」「チョコバナナ」、シンプルな「プレーン」と4種類の味が楽しめます。さらに、冬から春にかけて登場するいちご味も毎年人気です。
スイーツは浜田雪絵さんが担当し、モーニングやランチはご主人が担当。ドリンク代のみでしっかり食べられるたまご焼きサンドのモーニングや、彩りも美しい野菜たっぷりのヘルシーでボリューミーなランチも評判で、ランチからスイーツまでゆっくりと過ごす人も多いそう。
100年の歴史を持つ老舗ラーメン店も、パンケーキで幸せ気分になれるカフェも、それぞれの想いを込めた味で地元の人々に愛され続けています。
CBCテレビ「チャント!」2025年9月8日放送より
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