加藤愛が行く!三重・大紀町の愛されフード『ウニパスタ』を調査! シメにリゾットまで楽しめる大満足の贅沢パスタ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフードを加藤愛が全力で調査します。今回は、山と海に囲まれる『三重・大紀町』の『ウニパスタ』です。
クリームスープがあっさりの秘密は? 濃厚ウニとマッチした逸品
聞き込みによると、『ウニパスタ』は、真ん中にウニがトッピングされているスープパスタ。さらに、残ったスープでリゾットを作ってくれるというサービスもあるとか。ログハウス造りの『まるたんぼう』という店で食べられるそう。
建物がひときわ目を引く『まるたんぼう』は、ハンバーグやエビフライなどボリュームたっぷりの洋食が楽しめ、週末には県外からのお客さんも多く訪れる人気のレストラン。
お目当ての『ウニパスタ』は、なみなみのクリームスープにウニがたっぷり! 実はスープは“和風だし”がベースになっているためアッサリと味わえ、そこにウニの濃厚さも感じられる逸品。愛ちゃんも「最高においしいです!」と堪能しました。
“パスタ+リゾット”両方味わってこその愛されフード
そもそもこのパスタの始まりは、20年程前のこと。たまたまウニが手に入り、期間限定でメニューに加えたところ、お客さんから大好評! その後、チリ産のものが定期的に仕入れられるルートができ、レギュラーメニューとして出せるようになったそう。そして、このウニパスタのあとの楽しみは、地元の人からの情報通り、残りのスープで作ってくれるリゾット。「残しておいたウニも一緒に! 残しておいてよかったです」と、新たな器に盛られて登場したリゾットに愛ちゃんも感激。ウニパスタ+リゾット…、ここまで味わってこその愛されフードなのです。
5年前に急きょ店を継いだ2代目の挑戦とは?
『まるたんぼう』の創業は1988年。現店主の2代目が小学生の頃で、両親が土木関係の家業をたたみ、父と共に家族みんなでログハウスを建て、母が初代店主となってオープン。家族自慢の店は、いつしか地元の人にとっても自慢となり、馴染み深い存在となっていきました。しかし、5年前に初代が急逝。長年勤めてくれているスタッフに支えられ、2代目はその後を乗り切ってきました。
「とにかく必死。準備もないまま継いだので…」と、経験値を増やすためにまず食べ歩きをしたとか。そして気づいたことは、「うちのウニのパスタは、ここにしかない味だと確認できた。それを作った母のセンスは凄いなと改めて実感した」と語ります。「まだまだ全然、先代を越えられていない」と感じつつも、2代目は新作にも挑戦。2年ほど前にはカキパスタを出し、さらにはウニとカキの両方のせパスタもメニューに。
そして、今年になってから誕生させたのが、ウニパスタをベースに三重県が生産量日本一を誇る“アオサ”を加えたパスタ。アオサの香りを最大限に生かす調理法を試行錯誤しながら、ようやく地元・三重ならではのパスタを完成させました。
(CBCテレビ「チャント!」1月24日(金)放送より)